商工会の専門家相談。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

商工会の専門家相談。

専門的・具体的に調べたいことがあると、まず商工会に問合せ。その道の専門家の方を派遣していただけるかをたずねます。いわば駆け込み寺(笑)わたしの場合、IT関連でお世話になることもありますが、圧倒的に依頼頻度が高いのが仕業の先生方。

わからないことが出てくるとまずネットで検索な昨今ですが、商工会の専門家相談を利用すれば、無料でその道の専門家に調べていただくことができるのですから、素人の自分が四苦八苦するよりは、依頼してお任せしたほうがずっと良いのです(^^)

で、昨日は「弁理士」さんにお世話になってまいりました。1時間程度の相談時間ですが、あらかじめお聞きしたい内容を具体的に送っておけば、ピンポイントで必要な情報を提供してくださいます。おかげさまで知財関係の気になるところを一気に解決。いやほんとうに、ありがたいことです。

そういえば、学芸員研修で知財について勉強してきたのはいつだったかしら?と思ったら、もう1年以上前のことでした。定期的に学びなおしをしておくと、いざというときの対応であわてなくて済みますね(^^)

学芸員研修-著作権の基礎を勉強してきました。

まだまだ足りないわよ。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

まだまだ足りないわよ。

先日、ある人生の先輩から言われてギクリとした言葉です。

「難しい世界だとは思うし、あなただからここまでやって来れたのだろうとも分かる、でも」とちょっぴり持ち上げられたあとに続いた言葉でした。ギクリとしたのは、無意識のうちに自分のなかに生まれていた「そこそこ頑張ってるよね、わたし」という気分を見透かされたからなのだと思います。

思わず苦笑いしました。そうしたらその方もニヤッと笑って「ぜんぜん足りない。自分のキャリアもう一度見直してごらんなさい。恵まれてるのよ。まーだまだ!」と追い打ち。

年を重ねるにつれ、こんなふうにはっきりとダメ出しをしてもらえることが少なくなっていくというのが一般論。でもありがたいことに、忘れた頃にこんなふうに言ってくださる方が、わたしの目の前に現れるのです。ほんとうに有難いし、嬉しいし、恵まれていると思います。

だからこそ、次に会ったときには「まだまだ足りない」と言われないようにしたい。

写真は、昨年初めて登った、仙台・伊達政宗公の青葉城跡(^^)

 

最近お気に入りの本屋さん。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

最近お気に入りの本屋さん。

郊外型の暮らしで悩ましいのが、「本屋さん」が近くにあるかどうか。欲しい本が決まっていて指名買いするときはネットショップを利用すればよいのですが、やはり「本屋さん」という空間に身を置いて本を探す楽しさには代えられません。

花祭窯のある津屋崎も、いわゆる「町の本屋さん」は厳しい状況。博多まで出れば、紀伊國屋書店や丸善などがあり、最初は「博多まで行こう」という感じでした。でも最近、我が家から車で15分ほどのイオンモール内にある「未来屋書店」が、なかなか楽しいことに気づいたのです。

上の写真は、伝統文化や美術関係の書籍が並んでいる場所なのですが、明るくこじんまりとした空間の中央にソファとグリーンがあり、書籍の種類や量は多くはないものの、マニアックで興味深いものがならんでいるので、かなり楽しめます。

書架と書架の間も比較的ゆとりがあって、圧迫感がありません。新刊やおススメの書籍を紹介しているコーナーも、什器の高さがいいのでしょうか、とっても見やすいのです。大きな書店にありがちな、すごく楽しいけれど気がついたらぐったり疲れている、というようなことが無い広さと密度なのです。

徒歩圏内に居心地のいい図書館があって、車で15分行けば楽しい本屋さんがある。贅沢です(^^)

 

お雛さまの手元が気になる季節。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

お雛さまの手元が気になる季節。

フェイスブックを見ていたら、「お雛さまを出したよ」とアップしているお友だちがちらほら増えてきました。豆まきが終わったので、次はお雛さまですね(^^)

というわけで、我が家のお雛さまを出してみました。藤吉憲典のつくった雛香合。もともと我が家用に作る意図はなかったのですが、お雛さまの手に「扇」を持たせるのを忘れてしまったため、このお内裏様とお雛さまは、藤吉家にずっと滞在してくれることになったのでした。お内裏さまはちゃんと笏(しゃく)を持っているのですが‥(笑)

お客さまが「お雛さまが檜扇(ひおうぎ)を持っていないよ!」とご指摘くださるまでは、わたしも、つくったダンナも気づかなかったという失敗話。お客さまのもとに嫁ぐ前でよかったです。気づいてからは、お雛さまの手元がなんとも手持無沙汰に見えて仕方無いのですが、そのおかげでずっと家にいてくれるので、これもご愛敬ということで(^^)

 

花祭窯で、新春展示やります(^^)

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

花祭窯で、新春展示やります(^^)

春節(旧正月)は2月16日。その週末2月17日(土)18日(日)に開催します。

津屋崎の花祭窯で、Ceramic Artist 藤吉憲典の現在の作品をご覧いただくことができます。毎年末に開催する「暖の器展」を、昨年は在庫が少なすぎて急遽取りやめてしまったので、あらためて遠慮なくお越しいただける機会をつくれたら、と。

最新作を含む器の数々と、ロンドンから里帰り中のアート作品。手に取って間近でじっくりご覧いただくことができる二日間です。もちろん、その場でのお買い上げも大歓迎。普段の生活に取り入れる楽しさを感じていただけると嬉しいです。

ささやかながらお茶もご用意しております。
皆さまのお越しを楽しみにお待ちいたしております。


花祭窯新春展示

花祭窯・藤吉憲典の器と、里帰り中のアート作品数点を展示いたします。この機会にぜひ見にいらしてください。お買い上げも可能です(^^)
お時間のある方には、ささやかながらお茶を差し上げます
ぜひお気軽に遊びにいらしてくださいね。

会期:2月17日(土)~2月18日(日)
時間:11時~17時
場所:花祭窯
(←クリックすると地図が開きます)

※入場無料

上記日程でご都合が合わない方は、あらかじめご連絡いただきましたら2月16日(金)もご来場可能です。ご希望の方はお電話(0940-52-2752)にてご連絡くださいませ

当日、寒くないことを祈りつつ。
皆さまのご来場をお待ちいたしておりますm(_ _)m

 

あなたがご存知の素敵な場所を教えてください!

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

あなたがご存知の素敵な場所を教えてください!

器・アートの企画展示ができそうな場所で、あなたのお気に入りの場所を教えていただけませんか?自薦他薦問いません。

「もっと自由な企画展」をスタート。

2018年から、ギャラリーさんが主催してくださる個展と並列して、新しい展開をしていこうと思っています。

ひとつには、創業から20年を過ぎ、Ceramic Artist藤吉憲典の表現の幅が広がり続けているため、器とかアートとか、枠にとらわれずに展示してご覧いただく機会をつくりたいな、と。

そしてもうひとつには、今まで個展の開催場所が比較的限られていたため、これまでまったく個展をしたことのない地域、機会の少なかった地域にもお伺いして、お客さまにお会いしたいね、という気持ち。

これまでにも熊本のビストロ&バーSUNNYさんで毎年機会をいただいている周年展「藤吉憲典 蕎麦猪口と小皿豆皿展」や、藤吉の器を使ってくださっている料理屋さんでの企画展お客さまが所有するゲストハウスでの個展など、ギャラリー以外の場所で企画展をしてきています。それを広げていこうという試みです。

これまで思いつかなかったような場所でも、展示を楽しんでいただけるかもしれないと、いろいろな可能性を考えています。まずは年に1回からでも。

あなたのご近所の「こんな場所があるよ!」をぜひ教えてください。

熊本SUNNYで蕎麦猪口と小皿豆皿展。

 

 

 

あらためて、大切なことを整理整頓。その2。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

あらためて、大切なことを整理整頓。その2。

「その1。」では、研修や講義を通して再確認できたことを整理整頓しました。「その2。」は、実際の体験から確認できたことを整理整頓。


  • 同じ空間にあっても、目に留まるものは人により異なる。ひとつの作品を前にしても、人によって見えているものは異なる。それらはあたり前のことで、だからこそ面白い。
  • 日本人であることを作為的に強調する必要はない。つくるものにすべて現れる。
  • まずは「そのもの」がすべてであり、言葉による情報は後回し。求められるまで、作品の説明をする必要はない。
  • 美しい!楽しい!驚いた!。感情の動きを引き出すのがアートの力であり、ギャラリー、ミュージアムの空間の価値につながる。
  • 無理やり意味づけをした作品は、少しも心に響かない。奇をてらったもの、質の悪いコピー作品は、必要ない。
  • 歴史も空間もつながっている。政治的に断絶されることがあっても、モノは受け継がれ、遺っている。だからこそアートやミュージアムは個人のルーツを確認する作業に使える。
  • ミュージアムは、気軽に何度も繰り返し足を運んでいい場所であり、何度も繰り返し足を運ぶべき場所。だからこそ、それができるような仕組みと意識が大切。
  • 作品との距離を近づけることが、鑑賞者にとっても、コレクターにとっても大切。心理的距離を取り除くには、物理的な工夫も必要。
  • アートを取り巻く環境において、日本/日本人に足りないのは、個人個人の自由さ。

ロンドンでの藤吉憲典の個展を通して、あるいは滞在中に訪問した美術館・博物館で、日頃頭で考えたり心で思ったりしていることを体感的に確認できたことが、わたしにとって最も大きかったです。

こうして文字にすることもほんとうに大切ですね。次は行動です(^^)

 

国際物流個別相談会@福岡アジアビジネスセンター

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

国際物流個別相談会@福岡アジアビジネスセンター

福岡県の出先機関「福岡アジアビジネスセンター」に、またまたお世話になって参りました。

今回は国際物流。アートの物流は一般的な輸出入とは少々異なるため、セミナー形式の講座だと当てはまらないことが多々あると想定できて、足が向きませんでした。結果として「実際にやりながら学ぶ」ということになっていたのは、これまでにも記事にした通りなのですが…

今回の個別相談会では、これまでの経験で得た「うちの場合の方法」を、あらためて専門家目線で確認・アドバイスしてもらい、今後より安心して手続きができるよう、自分のためにきちんと手順化(マニュアル化)しておこうという意図をもって臨みました。

アドバイザーの松浦遼さんが、スムーズな輸出入のための書類の揃え方と、それぞれの根拠となる法律条文の確認など、今まで「これで大丈夫よね!?」と思っていた部分をがっつり説明してくださり、とてもクリアになりました。とくに根拠となる関税関連の法律条文を確認できたことが良かったです。

それにしても、福岡アジアビジネスセンターさんには、各種セミナー、個別相談会、アドバイザー個別コンサルティングと有意義な機会をたくさんいただいています。福岡県内で事業をする方に向けて「福岡アジアビジネスセンター活用術」のレクチャーができるかも(笑)と思うくらい。うちのような事業規模の小さい事業者に対しても、しっかりと向き合って対応してくださるのが、なによりありがたいです。

いつもありがとうございます<(_ _)>

 

創作活動を40年続けたら。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

創作活動を40年続けたら。

その先に何が見えてくるのか、はからずもそのひとつの在り方を拝見する機会をいただきました。

あらためて、2018年は台湾とのご縁でスタート。台北への出張のあとすぐに、陶芸家・藤吉憲典だけ今度は台南に飛んできました。

財団法人翡翠青磁文化芸術基金会の理事長・李壮源さんから、ぜひにとお誘いをいただき、台南にある蓮想・白荷陶坊で創作活動をなさっている台湾の芸術家・林文嶽さんの創作活動40周年発表会に同席の機会をいただきました。

絵を描いてもまったく値段がつかなかったという初期のころのお話から、創作活動の源「蓮」を中心に据えた創作環境を少しづつ整えていけるようになった現在までの感謝をご自身の口から聞き、また周りで応援してきた方々のお話で聞くことができたそうです。発表会のあとは蓮想・白荷陶坊に滞在し、環境と作品を体感。

国は違えど、同じ「芸術を生業とする者」として、少し前を歩く方の姿を実感する機会をいただくことができたのは、とても有難いことです。またつくり手にとってさらに心に響いたのは、そこで出会った「純粋に芸術を愛し、育み、伝えていくことを使命と感じている方々の存在」だったようです。

有難い機会をつくってくださった李壮源さんに心より感謝。近いうちにご恩返しできるよう頑張ろうと、決意も新たです(^^)

 

 

福岡のアート市場事情。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

福岡のアート市場事情。

昨年から、藤吉憲典のアート系作品を日本国内で観ることはできないかというお問い合わせを数件いただき、そうよね、と考えているところです。

ここ数年、アート系の作品は出来上がってすぐにロンドンに行ってしまうことがほとんどだったので、手元にないことが多く。工房の花祭窯に来ていただいてもご覧いただけないという状況が続いていました。

そこに、うえのようなお問い合わせ。「地元(日本というか福岡というか)の方々にも見ていただく機会をつくりたいな」という思いはほんのりとあるため、年末から少し下調べをしているところです。

そんななか、福岡・赤坂けやき通りにあるGallery MORYTAさんを訪問してきました。福岡県内のアート情報を発信するプラスフクオカを主催する村上さんが、MORYTAのオーナーさんはとてもフラットにものを見てくださる方だと教えてくださったので、お会いしてみたいな、と。

アポ無しでの訪問にもかかわらず、気さくに対応してくださり、気がつけば約2時間おしゃべり(笑)福岡のアートシーンの潜在力、日本のアートビジネスの方向性、各ギャラリーの取り組みなどについて話題が広がり、いろいろと教えていただきました。

正直なところ、日本のアートギャラリーのオーナーさんと、このように話が弾むとは思っていなかった(失礼しました<(_ _)>)ので驚きも少し。ともあれとっても楽しいおしゃべりでした。ありがとうございました。

というわけで、具体的にはまだ何も動いていませんが、これから「地元(日本というか福岡というか)の方々にも見ていただく機会」つくる方向でも動いてまいります(^^)