津屋崎の冬の風物詩。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

津屋崎の冬の風物詩。

といえば、そう、ソデイカです。上はアホな写真でスミマセン。そのソデイカがどれほど大きいのか!?を分かりやすく示すために、記念撮影してもらいました。この冬は4杯目ですが、今回取れたのが、今のところ一番大きいです。身長(!?)1メートル越え。

あまりにも大きかったので、ご近所コミュニティスペースで「ソデイカ解体ショー」を急遽開催したダンナ。アホですが、皆さんに楽しんでいただくことが出来て、おすそ分けもできて、ソデイカ・コミュニケーションに花が咲いています。

お友だちが「ソデイカ解体ショー」を動画に撮ったようなので、アップされたらこちらでもあらためてご紹介いたしますね。

↓ちなみにこちらは2シーズン前のもの↓

ただ、実のところ津屋崎の冬の風物詩はソデイカだけではないのです。ヒジキも今が採り時ですし、カワハギの一種が大量に砂浜に打ち上がってくるのも、この季節。イカにしてもカワハギにしても、なぜ浜辺に打ち上がってくるのか謎が多いのですが、おかげさまで美味しい海の幸にありついております。

この冬も津屋崎を満喫中^^

基礎研修最終日:JETRO「中小企業海外ビジネス人材育成塾」

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

基礎研修最終日:JETRO「中小企業海外ビジネス人材育成塾」

昨年11月21日からスタートしたJETRO「中小企業海外ビジネス人材育成塾」。

あっという間に年が明け、昨日は基礎研修の最終日でした。前回までのようなワークショップ中心の研修ではなく、久しぶりにみっちり座学の5時間半。とはいえ、パリ・ミラノからの現地情報など、机上ではない内容もかなり充実し、終了の頃には、心はワクワク、頭はパンパンになりました。以下備忘。


【デジタル商談】

バイヤーからよく出る、事前に答えを準備しておくべき(即答できるようにしておくべき)質問7。

  1. 商品開発ストーリーは?
    →なぜその商品を売りたいのか、なぜ海外(対象国)に出したいのか、ポジティブな理由。
  2. 他とのどんな違いがありますか?
    →5つ以上。3つまでならどの会社も出してくる。
  3. お客さまはどんな方たちですか?
    →そのお客様たちがどのように評価しているか=お客さまの声。
  4. どこで、どのような環境で作られていますか?どこで、どんな場所で売られていますか?
    →必然性。ブランディング。
  5. 創業何年ですか?会社の歴史は?
    →たとえ2~3年短くても、語れるものを用意する。
  6. どのように作られていますか?どのように使われていますか?
    →写真、動画によるビジュアル的な解説の重要性。
  7. 価格は?発注ロットは?
【現地事情 イタリア】
  • 売り手(小売店・専門店)のコンセプトが明確。
  • 装飾品市場規模60億ユーロ。
  • 居住環境(インテリア)を充実させたい願望。
  • 購入場所は45%以上がデザイン・家具の専門店。
  • オンラインショップと実店舗、両方チェックして購入する人が70%以上。
  • 商流として現実的に有望なのは「現地代理人」方式。
    →言葉の問題が解決でき、現地にすぐに問合せできる人がいることは、取引先の安心につながり、大きな価値。通常(月額基本料+コミッション)で契約。
  • インスタ・フェイスブックのショッピング機能SHOP NOWの活用、利用が急激に伸びている。
  • ハイレベルの伝統工芸品、高価格帯の一点ものの取り扱い先(=ギャラリー)は極めて狭くなる。
  • ミラネーゼは「ストーリー」よりも、直感的に「美しい」「格好いい」に反応する。
  • イタリアの従来のライフスタイルに取り入れることで、ちょっと豊かになるものが好まれる=生活空間での商品イメージの可視化が必要。
    →写真やショート動画。
  • ハイエンドギャラリーへのアプローチは、あきらめず何度も手を変え品を変えトライ!
  • サステナビリティは、今や欧州全体で外せないテーマ。
    →自社の考え方や取り組み、貢献について語れるようにしておく必要性。

この研修を受講しているメンバー15社のなかには、1月19日~23日パリで開催される見本市「メゾン・エ・オブジェ」に出展なさる方も数名あります。直前のあわただしい時期であろうなか、きっちりと受講なさっている意欲的な姿勢に、とても刺激を受けました。中小企業海外ビジネス人材育成塾は、このあと実践に向けて3月まで、現地専門家による個別指導、仕上げ研修、事後評価、フォローアップ研修と続きます。学んできた内容を自分のものにできるよう、ひとつひとつ落とし込んで参ります。

花祭窯2023経営指針書と、展覧会予定など。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

花祭窯2023経営指針書と、展覧会予定など。

年の初めの恒例行事「経営指針書」の作成は、自分のための整理整頓です。年の初めから10日ほど経って、ようやく固まってきました。これから1年間、この指針書をもとに、適宜修正変更しながら進んでまいります。

今年のテーマは「表現の多角化」「奥行きのある仕事」。

テーマはダンナ・藤吉憲典のその一年に向けての思いを文字にしています。そのときどきにより、精神論的になることもあれば、具体的になることもあり。今年は思いがけず具体的なテーマが飛び出し、「おお!」と思ったのでした。やるべきこと、やりたいことがとても明確になっているようです。わたしはそのサポートに徹するのみ。

そんな2023年も、各地で藤吉憲典作品をご覧いただくことが出来そうです。機会をご用意くださるギャラリーのオーナーさんに、心より感謝申し上げます。

現在のところ、確定している展覧会は下記の通りです。


  • 6月21日(水)~6月26日(月)桃居(東京西麻布) 藤吉憲典 陶展

隔年で開催してくださる桃居さんでの個展は、作家にとって毎回新しいチャレンジの機会です。今回は器を中心とした磁器作品をメインに、書画による壁面作品もお楽しみいただく予定です。
http://www.toukyo.com/

  • 7月19日(水)~7月25日(火)博多阪急(福岡博多) ふくつのね 藤吉憲典 展

昨年に引き続き博多阪急さんで、花祭窯のある福津市の地域イベント開催が決まりました。前回はアート作品数点での参加でしたが、今回はもう少しボリュームアップしてご覧いただくことが出来そうです。
https://www.hankyu-dept.co.jp/hakata/

  • 10月28日(土)~11月7日(火)暮らし用品(大阪阿倍野) 藤吉憲典 展

関西方面の皆さま、たいへんたいへんお待たせいたしました。何年ぶりになるでしょうか、大阪での個展開催です。阿倍野にある暮らし用品さんでは初の個展となります。今からとてもワクワクしています。
http://www.kurashi-yohin.com/

  • 12月 SLADMORE(ロンドン) クリスマス・ショウ

ロンドンでは、今年は個展ではなく、SLADMORE12月恒例のクリスマス・ショウに参加いたします。SLADMOREではほかにもテーマに基づいた展覧会に、いくつか作品を発表予定です。
https://sladmore.com/


それぞれの詳細が決定次第、あらためてご案内いたします。今年も一人でも多くのお客さまとお会いできる機会があることと、ダンナともども楽しみにしています。

読書『すずりくん 書道具のおはなし』(あかね書房)青柳貴史 作/中川学 絵

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『すずりくん 書道具のおはなし』(あかね書房)青柳貴史 作/中川学 絵

友人がお年始に送ってくれた一冊です。出版元のあかね書房さんは、サイトに「子どもの本のあかね書房」と書いてある通り、児童書の専門出版社。1949年創立だそうです。

作者は硯(すずり)をつくる職人「整硯師(せいけんし)」。我が家には、ダンナのお父さんが遺してくださったたくさんの硯がありますが、わたしは整硯師という言葉を初めて知りました。「墨を磨って書く」ことがどんどん「昔のこと」となり、学校教育での書道の時間も「墨液とプラスチック硯」にすっかり変わっている昨今の状況を危惧して本書を制作したそうです。あとがきで『「道具たちの本来の姿」にふれる機会がなくなってしまっていいのでしょうか?』と問いかけています。

そういえば息子が小学校低学年の時だったと思います、書道の授業が始まる際に「書道具セット」購入案内が学校から届いたのでした。その時に初めて「プラスチック硯」なるものが存在することを知り、ダンナともども「いやいや、硯がプラスチックではイカンでしょう」と思ったのでした。結果、息子はダンナのお父さんが遺してくれた硯と、筆と文鎮をセットにして箱に入れ、学校に持って行って使いました。どれも昔ながらのものでしたので(筆は未使用のものでしたが)新品のぴかぴかではありませんし、持ち運びも重かっただろうな、と思います。それでも「じいじが遺してくれた本物だからね、上等だからね」という親の言葉を素直に受け入れ、嬉々として使ってくれたことを、あらためて嬉しく思います。

さて『すずりくん 書道具のおはなし』。文房具の四つの宝物「筆・墨・硯・紙」を「文房四宝」とし、文字のなりたちや道具の歴史を絵と文でやさしく紐解いています。子ども向けに制作されていますので、平易にコンパクトにまとまっていますし、文章には「かな」が付いて読みやすいです。でもその中身は、大人が読んでも知的好奇心がくすぐられるもの。わたしは書道には比較的親しんでいる方だと思いますが、知らないことがたくさんで、「ほぉ~!」と言いながら読みました。

毎年恒例の花祭窯での書き初めや書道部では、硯も墨も用意しますが、わたしもふくめ墨液を使うことがほとんどであるのも確か。上の写真は2年前2021年の書き初めのもの。たまにはゆっくり墨をすってみようかな、と思いました。

『すずりくん 書道具のおはなし』(あかね書房)青柳貴史 作/中川学 絵

読書『100万円で家を買い、週3日働く』(光文社新書)三浦展著

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『100万円で家を買い、週3日働く』(光文社新書)三浦展著

新年最初の読書は光文社新書。先日『おとなのOFF 2023年 絶対に見逃せない美術展』を読書記録に上げていましたが、文章を読んだという意味ではこちらが初読書ということで。

お正月をはさんで1月5日にご近所カメリアステージ図書館が開きましたので、冬休み中に借りていたたくさんの本を返却しに足を運びました。今年もたくさんお世話になります♪

さて『100万円で家を買い、週3日働く』。社会デザイン研究者・三浦展(あつし)氏による著書です。2012年に刊行された同著者による『第四の消費』の実例集と称されている本書では、現代を生きる世代の価値観が体現された、いくつもの生き方・生活を垣間見ることが出来ます。わたしは『第四の消費』を読んでいませんでしたので、これから遡って読んでみようと思いました。

第四の消費とは、「1.物の豊かさ志向から人間関係の豊かさ志向へ 2.私有志向からシェア志向へ 3.ゴージャス・ブランド志向からシンプル・ナチュラル・手作り志向へ 4.欧米・都会志向から日本・地方志向へ」という4つ特徴を持ち、「高度経済成長期以前の日本人の一般的な暮らし、生活を、もう一度見直し、再評価し、部分的にではあってもそれを現代の生活に取り入れようとする動き」である「再・生活化」という共通の軸がある(『100万円で家を買い、週3日働く』「序」より引用)ものだそうです。

窯を開くために佐賀の山里に移住して生活をスタートしたときのことを思い出しました。近所のおばちゃんたちに教えてもらいながら、梅を摘み梅干を漬け、味噌を手作りし、山菜を採りに行き、白菜や高菜の漬物を仕込み、小さな畑を作り…と、まさに田舎ではあたりまえに続いてきた生活のあれやこれやを、生まれて初めて自分の生活に取り入れたのでした。

2018年初版でしたので、5年ほど前ですね。いくつか知っている事例が載っていて、この流れが大きくなりつつあることを感じます。本書で描かれているさまざまな生き方を読んで、とても心強い気持ちになりました。実践している当事者の一人が「生活実験」と言っているように、手探りで取り組み進んでいる様子は、「より自分達らしい生き方」を求めていく道の途中を思わせましたが、そこには先々への不安よりも期待が満ちているように感じました。

花祭窯の創業地・花祭は、自然豊かな里山。この場所が、わたしたちにとって心のセイフティゾーンになることを、その可能性とともに嬉しく実感した読書でした。

『100万円で家を買い、週3日働く』(光文社新書)三浦展著

花祭窯は「江北発。」です。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

花祭窯は「江北発。」です。

町の名前で「こうほく」と読みます。花祭窯の創業地。住所は佐賀県杵島郡江北町山口花祭…と続きます。ポスターの写真は、JR長崎本線と佐世保線との分岐点である「肥前山口駅」あらため「江北駅」を象徴したものだろうと思われます。「花祭窯さんはもともとこちらにいらしたんですよね」と、思いがけずお友だちが江北町のポスターを持ってきてくださいました。電車好き、肥前山口駅好きのわたしたちにとって、嬉しいお年始です。

江北町のポスター

このところ江北町は町制70周年を記念したテーマソングをつくったり、西九州新幹線開業に伴って駅名を変更したりと、どうやら活発に動いているようです。このポスターも、そんなイメージ戦略のひとつなのでしょうね。

「江北発。未来はつづくよ、どこまでも。」

文字通り江北発のわたしたちにとって、なかなか、いえ、かなり響くフレーズです。これを持ってきてくださったお友だちに感謝。さあ、がんばります!

読書『おとなのOFF 2023年 絶対見逃せない美術展』(日経トレンディ)

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『おとなのOFF 2023年 絶対見逃せない美術展』(日経トレンディ)

年初の恒例となりました、美術展チェック。今年もいくつもの出版社から、2023年の美術展を特集する特集号が出ています。それぞれに特徴があって面白く、昨年は『美術展ぴあ2022』を使いましたが、今年はまた『おとなのOFF』に戻ってきました。上の写真は福岡市美術館。

例年、実際に足を運んでいる展覧会は年間で両手におさまる程度ですから、美術展をチェックしたからと言って、観に行けていないものの方が圧倒的に多いのですが、「こんな展覧会があるんだ」と知るだけでも嬉しいのです。チャンスがあれば観に行こう!という楽しみがあります。

さっそく、掲載されていたもののなかから「これは観たい!」ベスト5。

  1. 没後190年 木米(サントリー美術館)
  2. ルーヴル美術館展 愛を描く(国立新美術館)
  3. 古代エジプト美術館展(福岡アジア美術館)
  4. 幕末土佐の天才絵師 絵金(あべのハルカス美術館)
  5. 特別展「古代メキシコ-マヤ、アステカ、テオティワカン」(九州国立博物館)

木米とルーヴル美術館は、東京出張のタイミングで観に行けるかも、と期待しているところです。また古代エジプトと古代メキシコは、それぞれ福岡アジア美術館、九州国立博物館と、地元福岡での開催になりますので、必ず行きたいですね。あべのハルカス美術館は、オープン後まだ一度も足を運べていませんので、こちらも気になります。

今年も「これを観ることが出来て良かった!」という場面に出会えることを愉しみに、仕事に励みます!

2023年もよろしくお願い申し上げます。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

2023年もよろしくお願い申し上げます。

元旦は西九州新幹線かもめ初乗りでスタート。新幹線を使うほどもない距離の旅。新しい車両の乗り心地は快適でした。新幹線車窓からの武雄温泉~嬉野温泉~新大村の景色は、大村湾に浮かぶ長崎空港に駐機している飛行機が見えたのがグッドポイントでしたが、長崎本線からの有明海と雲仙普賢岳の景色が拝めなくなったのは寂しい限りでした。

かもめ
かもめデッキにて。

二日は恒例の書き初め。今年も混みあわないよう時間帯ごとに区切ってお越しいただきました。わたしの書き初めは上の通り「無限大」。無限大と書きつつ、禅の「無」を意識しました。ダンナの書き初めは、まさにこの通りのことを、あらためて昨年末に感じていたのでした。確かに少しづつ進み登ってはいるはずだと思いますが、上るたびにまた別の頂が見えて参ります。

書き初め
恒例の書き初め。

おせちは、黒豆、ごまめ、たたきごぼう、紅白なます、豚の角煮…と「我が家的必要最低限」の顔ぶれを手作りしました。紅白の蒲鉾と昆布巻きに彩を助けてもらいつつ。おせちとお雑煮で、我が家の新年事始めです。

おせち。

三日はご近所の波折神社さんに初参り。歩いてすぐのところに神社のあるありがたさ。波折神社には波乗兎の彫像があります。今年は兎年ですから、ますます縁起が良いですね。

波折神社の波乗兎
波折神社の波乗り兎。

本年もどうぞよろしくお願いいたします!

読書『その昔、N市では』(東京創元社)マリー・ルイーゼ・カシュニッツ著/酒寄進一編訳

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『その昔、N市では』(東京創元社)マリー・ルイーゼ・カシュニッツ著/酒寄進一編訳

2022年末の読書はドイツ人作家による短編集。サブタイトルに「カシュニッツ短編傑作選」とあります。いつものカメリアステージ図書館新刊棚でゲットしました。海外作家による短編集といえば、少し前に読んだのが英国生まれの著者による短編集、原題『The People in the Castle:Selected Strange Stories』でした。

本書『その昔、N市では』もまた、ホラーではないものの、ちょっとゾッとするところのあるストーリーが多く、出版元のサイトで「日常に忍びこむ奇妙な幻想と背筋を震わせる人間心理の闇」の紹介文を見て、ぴったり!と思ったのでした。かなり短い物語もありましたが、どれを読んでも、とにかく不思議な読後感が続きました。上の写真は目次=短編集のタイトル。なんとなく雰囲気が伝わるでしょうか。

戦後ドイツを代表する作家のひとりということで、戦中(ナチスの時代)を思わせる物語もいくつか。短編集として選び並べたのは、翻訳者である酒寄進一氏であり、編者の思いも感じられる一冊となっていました。現代ものの海外書籍を読むときは、翻訳者の作家への思いを強く感じることが多いのですが、本書も例に洩れずでした。

図書館の新刊棚のおかげで、読むジャンルの幅が広がってきたように思います。タイトルと表紙の雰囲気だけで選ぶと、思いがけない出会いがあっておもろいですね。

『その昔、N市では』(東京創元社)マリー・ルイーゼ・カシュニッツ著/酒寄進一編訳

何回目かの「経営革新計画」策定。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

何回目かの「経営革新計画」策定。

つくづくわたしは「計画を立てる」のが好きなのかも知れません。とはいえ、「経営革新計画」の承認を目指して計画を立てることが、これまでの事業継続を後押ししてくれたのも、事実です。というわけで、佐賀時代から数えて5回目の経営革新計画策定。佐賀県で最初の承認を受け、福岡県移転後に3つの計画を推進してきました。最初の経営革新計画で、佐賀から現在の津屋崎への工房移転を実現する道筋がついたのでした。上の写真は、その一番最初の認定書。

今回は、コロナ禍下で計画した前回の内容が数字的にも行動計画的にも伴わなかったことを反省しつつ、そのなかで生まれた「良かった要素」をピックアップして伸ばしたいと考えています。来年はさらに世の中の変化のスピードが速くなりそうな気がするので、そのなかで足元をしっかり安定させるための事業展開が出来たらよいな、と。

頭のなかには「協業」や「パートナーシップ」といったキーワードが浮かんでいます。これまでもたくさんの方々に助けていただきながら、ここまで参りました。新しい年はさらに、「藤吉憲典と仕事をしてよかった!」と感じていただける体制を、よりしっかり作っていきたいと思います。

まずは年明けに、最初の商工会の経営相談アポを確保しました。他力本願。いろいろな方の話を聴き、力をお借りしながら、進めて参ります。