四月八日は花まつり。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

四月八日は花まつり。

お釈迦様の誕生日です。

花祭窯の「花祭」は、創業地佐賀県江北町にある地域名からいただきました。この地名がお釈迦様の誕生日と関係あるかどうかはよくわからないのですが、響きが同じだけに「四月八日は花まつり」と言われると、なんだか勝手に嬉しくなります。

創業から間もないころ、祐徳稲荷神社(佐賀県鹿島市)にお花見がてらお参りに行き、花で飾られたゾウの人形を先頭にした稚児行列に出会いました。子どもたちはキラキラとした衣装を身につけ、手に手に花を持って参道を進み、参道の両脇では甜茶がふるまわれていました。

なぜ祐徳稲荷神社で花まつりの稚児行列が行われていたのかは定かではありませんでしたが、わたしが「花まつり」のお祝い行事を目にしたのはこの時が生まれて初めてで、屋号の「花祭窯」との合致の不思議に、とても嬉しくなったのでした。

 

「花まつり」について、お友だちのお花屋さんが素敵な解説をしているのを見つけました⇒花以想の記

 

 

 

博多・御供所(ごくしょ)散歩。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

博多・御供所(ごくしょ)散歩。

博多駅から歩いて10分ほど、寺社が集まった「御供所町」があります。わたしがお茶を習っている円覚寺も御供所町にあります。通い慣れてすっかり当たり前になっていましたが、近代的なビルが立ち並ぶ大通りからすぐのところにたくさんの寺社が残っている風景は、この土地の歴史を感じさせます。

お天気が良かったので、ちょっとお散歩してみました。

東長寺

聖福寺

御供所町

東長寺

博多の御供所町についての情報源が無いかしらと探してみたら、その名も御供所ドットコム http://www.gokusho.info/ がありました(^^)

 

千軒やさんで「地域」を思った。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

千軒やさんで「地域」を思った。

とってもローカルな話題ですが。

千軒やさんというのは、現在福岡市東区にある、スパイスチキンカレーのお店。千軒やさんのスタートは、うちのすぐご近所、福津市のチャレンジショップでした。福津市が津屋崎千軒内に古民家を改修してつくったチャレンジショップ。そこで千軒やさんは2年間経験を積んでから、東区にカレーショップをオープンさせたのでした。

ご近所にあったのはたったの2年。ランチとカフェで夕方までの営業でしたが、地域に溶け込み、なにかと地域の人たちが使っていました。安心して行けるお店で、近所の小学生がお小遣いを握ってうどんを食べに行ったり、かき氷を食べに行ったり。

先日、津屋崎千軒から東区に移転なさった千軒やさんを初訪問。久しぶりに会ったオーナーさんと、笑顔で気さくにおしゃべり。今ある場所の地域性やご来店なさるお客さまの顔をみながらメニューを増やしたり変更したり、少しづつお店をつくりあげて行かれている様子が伝わってきました。

お昼は混雑することがあるというので、お忙しいランチタイムを外して伺ったところ、同じ時間帯に、津屋崎のご近所さんがご夫妻で来店。偶然のことにお互い顔を見合わせびっくり&にっこり。「なんだか津屋崎にいるみたいね」と笑いました。

津屋崎千軒にちなんだ「千軒や」の名前を新しいお店に使ってくださっているのも、とっても嬉しいのでした。

 

BBC Radio 2。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

BBC Radio 2。

英国BBC放送の「Radio 2」。今もまさに、パソコンでこのチャンネルを聴きながらブログ書き。つくづく便利な時代になりましたね(^^)

先日の「BOSEが来た!」にも書きましたが、そもそもは英語に耳を慣らそうと聴きはじめたBBCラジオ。ところがチャンネル2の選曲がツボにはまり過ぎて、音楽ばかりかけ流しで聴いているという次第です。

英会話の先生曰く「BBCはイギリスの国営放送だけれど、自由度の高さが素晴らしい」と。ニュースなど時事的なものをもっと聞くようになると(聞き取れるようになると)、そのあたりも自分で実感できるようになるのだろうな、と思います。

チャンネル数が多く、多種多様な好みに対応しているのもすごいです。ときどき聴くチャンネル3は、クラシックやジャズ。ちなみにチャンネル2のなかでも気に入っているのが、現地時間では早朝に放送されている The Chris Evans Breakfast Show。ニワトリの鳴き声とともにはじまるテンション高めのこの番組、子ども向けにもつくられていて、ほのぼのと楽しく元気が出ます。

皆さんも気が向いたら、BBCで自分のベストチャンネル探してみてはいかがでしょうか(^^)

 

BOSEが来た!

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

BOSEが来た!

20年以上パソコン用で使っていたスピーカーの調子が悪くなったので、買い替えにBOSEのパソコン用をゲット。30年以上「BOSEが欲しい」と言い続けながら、なかなか手を出せずにいたワタクシ。

パソコン用の、手にとりやすい価格帯のモデルとはいえ、思い焦がれたBOSE。さっそく繋いだところ、わたしには十分満足な音質で、すっかりテンションが上がっています。

週1日の「ノーパソコンデー」を除いて、ほぼ毎日朝起きてから夕食の準備まで、BGM代わりにパソコンでラジオを流しっぱなしにしているので、この音はとても嬉しいです。パソコンに向かって仕事をしつつ、思わずニヤニヤしています。

ちなみにこのところ流しているのは、英国BBC放送の「Radio 2」。そもそもは英語に耳を慣らそうと聴きはじめたBBCラジオ。その実、チャンネル2は音楽が流れている時間がほとんどで、しかも選曲がばっちりわたしのツボにはまっているのです。

そんなわけで、英語の聞き取りは二の次になっていますが、BOSEは音楽を聴いてこそとも思うので、これで良しということで(^^)

 

九州EC勉強会;「こんなもの誰が買うの?」がブランドになる

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

九州EC勉強会;「こんなもの誰が買うの?」がブランドになる

九州EC(九州ECミーティング)平成29年度ラストの勉強会は、ブランドクリエイター阪本啓一さんをお招きしての勉強会でした。

「九州ECミーティング」は、2005年1月、EC事業に関する情報過疎地であった九州でも「大阪東京並みの情報を得られる場」を作る目的で結成されました。運営はボランティアによって成り立っています。

今回は、坂本啓一さんの新著『「こんなもの誰が買うの?」がブランドになる』で展開されている話を中心に、中小企業・個人事業主サイズのこれからの商売を考える勉強会となりました。

以下、勉強会備忘。


  • 非再現性
  • 自社にとって最適なサイズ
  • 宣伝ではなく広報
  • 手段=モノ+α
  • ユーザーエクスペリエンス
  • リポジション
  • 熱量
  • 狭く濃く
  • クライアントの意図
  • エコシステム
  • 強みだけに集中
  • 経験と知識
  • 安心ベース

 

ひさびさ京都(3)清水寺

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

ひさびさ京都(3)清水寺

前回清水寺に上ったのはいつだったか…思い出せないくらい前のことです。が、やはり「ザ・京都」ですね。あいにくの雨にもかかわらず、大勢の方が傘を片手に訪れていました。上の画像のように、雨もやのむこうに景色を楽しむという感じで、これはこれで美しかったです。

約50年ぶりの本堂の檜皮屋根の葺き替え工事中ということで、見慣れた清水寺とは趣が少々異なっていましたが、個人的には、その工事のために組まれた木の足場のすごさに感嘆。文化財を維持し、後世に受け継いでいくためには、お金がかかるだけでなく、高度な技術と志とが求められることを、ひしひしと感じました。

五条坂を下り、途中河井寛次郎記念館を横目に見ながら、五条大橋へ。欄干から見下ろす鴨川沿いの柳が美しかったです。あと1週間あとだったら、桜が満開だっただろうな、と思いつつ。

河井寛次郎記念館は、また次回の愉しみに持ち越しです。

 

ひさびさ京都(2)東寺(教王護国寺)

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

ひさびさ京都(2)東寺(教王護国寺)

映画「空海」をつい先日観てきたところでもあり、教王護国寺へ。

当初のお目当ては、講堂におられる仏像の数々でしたが、幸運なことに春季特別公開がちょうどこの日からスタート。講堂と宝物館と観智院の通しチケットで回ってまいりました。

宝物館の展示も素晴らしかったのですが、やはり講堂に居並ぶ仏像の迫力に圧倒されました。文化財について「本来あるべき場所にあってこそ、その素晴らしさがもっとも伝わってくる」と、以前どなたかがおっしゃっていましたが、ほんとうにそのとおりですね。

観智院では、宮本武蔵が描いたという襖画などがありましたが、個人的には、奥にある茶室に描かれていた襖画が素晴らしく感じました。上の写真は、観智院の庭から五重塔を眺めたところ。

東寺内で三カ所。ゆっくり時間をかけて観覧することができ、大満足でした。

ひさびさ京都(1)京都鉄道博物館

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

ひさびさ京都(1)京都鉄道博物館

1泊2日で京都に研修旅行に行ってきました。

まずは、梅小路の京都鉄道博物館からスタート。京都駅からバスに乗った人たちの顔ぶれから察するに、観光客よりは地元のお客さまが多いように感じました。世間が春休みに入る前、平日朝一番でしたが、オープンを待つ列ができていました。入場してすぐに新幹線ゼロ系との記念撮影スポットがあり、お姉さんがテンション高めで写真を撮ってくれるサービス。否応なしに気分が盛り上がります。

本館の建物に入る前に、プロムナードで並んだホームに実物列車の展示。このあたりの構成は、規模は違えど門司港にある九州鉄道記念館と同様です。いよいよ本館に入ると、まずその広大なスペースにびっくり。展示もロンドンの鉄道博物館をほうふつとさせる、あるいはそれ以上の充実度合。大規模で手の込んだ鉄道ジオラマも素晴らしかったです。

館内では機関車トーマスのスタンプラリーをはじめ、幾つものイベントが同時並行的に開催されていました。展示物やコーナー間のスペースが十分に広く確保されているので、子どもたちがはしゃいでもゆとりをもって眺めることができます。空間の取り方がとてもよく考えられている博物館だなぁ、と思いました。

そしてやはり梅小路といえば、扇型車庫と転車台。蒸気機関車がずらりと半円形に並ぶ景色は、圧巻で感動的でした。扇型車庫は国指定の重要文化財だったのですね。大人も子どもも楽しめる、テーマパーク的な博物館でした。

最後におまけのサプライズがありました。帰りの移動で京阪電車の交野線に乗ったところ、思いがけず車両が「トーマス列車」。鉄道博物館で「トーマスのスタンプラリー」を見てきた直後だっただけに、嬉しい驚きでした。

 

読書『西洋美術史 世界のビジネスエリートが身につける教養』(ダイヤモンド社)

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

読書『西洋美術史 世界のビジネスエリートが身につける教養』(ダイヤモンド社)

先日手に入れた2冊の『西洋美術史』。の、2冊目。

表紙をめくるとまず「美術とは“見る”ものではなく“読む”ものである」という、著者がこの本で伝えたい内容の象徴的なメッセージが目に飛び込んできます。文章が少々固いのが気になりましたが、たしかに「読む美術」の本でした。

以下、備忘。


  • 政治的にはギリシャを征服し植民地化したローマでしたが、文明的には逆に征服されてしまったのです。
  • ローマの古代美術は美の「規範(個展)」と見なされ現代にまで至ります。
  • 「目で見る聖書」としての宗教美術
  • 色彩は富の象徴でもあった
  • その人物の精神や知性が反映された作品が、「商品」ではなく「芸術品」と見なされるように
  • 経済の繁栄すなわち美術市場の活性化
  • フィレンツェ派の「デッサン(ディセーニョ)」に対して、ヴェネツィア派の「色彩(コロリート)」
  • いわゆるブルーカラーは、生活のために手を用いて仕事をする人々と考えられていたため、職人階級に属する画家や彫刻家はエリートとはかけ離れた存在
  • アカデミー的価値観に束縛されない自由な作風
  • 美術品が持つ「力」
  • 建築や美術のイメージの力を自分の政権と権力に結びつけ、自分の帝位と帝国のイメージつくりに利用する
  • 「理性」対「感性」
  • デッサンと理性(中略)色彩と感性
  • 「何を描くのか」ではなく「どう描くのか」
  • より物語性の強いものや、畏怖すべきものに美を見出すイギリス発祥の美の概念「崇高(sublime)」
  • ただ純粋に視覚的な喜びをもたらす審美性
  • 自分たちの原風景
  • 自分の審美眼に自信がなく、美術品に対しても美術アカデミーという「ブランド」を求め
  • 背景にあったのは、純粋な芸術・文化に対する憧憬
  • 伝統的に美術コレクションは個人(君主の場合は国家も)のステータスを高め、社会的に認知されるためのツール
  • アートと芸術家の大衆化は、(中略)市民社会ならではの産物
  • 芸術を庇護することは、(中略)「ノブレス・オブリージュ(高貴な人にとっての義務)」

『西洋美術史 世界のビジネスエリートが身につける教養』(ダイヤモンド社)より