鹿児島・壺中楽さんでの藤吉憲典 磁器展、本日初日です。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

鹿児島・壺中楽さんでの藤吉憲典 磁器展、本日初日です。

写真は今回の個展に向けてできた新作のひとつ、染付幾何学文フリーカップ

フリーカップはこれまで赤絵のものが藤吉憲典オリジナルの定番になっています。今回、使いやすい同様の形で染付ができました。文様は古伊万里の古典文様にも多用されている、四角の組み合わせの市松文様や、三角の組み合わせの鱗(ウロコ)文様などの幾何学文様。

ヨーロッパのカフェオレボウルの形をお手本に、両手で包み込むカタチとサイズを意識して作った藤吉憲典のフリーカップ。我が家でも普段の食卓でフル活用の器のひとつです。

冬の鹿児島、温泉を楽しむ旅行がてら、ぜひお立ち寄りくださいませ(^^)


藤吉憲典 磁器展
2017年12月14日(木)~12月28日(木)
会期中無休
11時-19時

壺中楽(こちゅうらく)
鹿児島市吉野町2433-17
TEL099-243-2555

花農家さんのお仕事。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

花農家さんのお仕事。

週末に近所で小さな地域イベントがあって、花農家さんが出店をしていました。花祭窯のある福津市は、品質の高い花を生産する花農家さんが多く、業界内では有名なのだそうです。普段の生活の中ではなかなか目にしないような立派な花を間近に見ることができて嬉しくなりました。

そういえば福津市では「福津の花学校」として、福津産の花のPRを定期的に行っており、花祭窯でも花器を提供して活けるお手伝いをしたことがありました。

さて、野花など近所に咲いている花を生けることが多い花祭窯の一輪挿し。いただいてきたダリアを挿してみたところ、凄い存在感!すっかり贅沢な雰囲気になりました。

花農家さんのプロの仕事ぶりを感じた一輪でした。

 

鹿児島個展、出荷完了。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

鹿児島個展、出荷完了。

作品がギャラリーさんに無事到着するまでは、毎回緊張します。出来上がった器のリストを作成して、梱包して、発送して。

写真は梱包作業途中の風景。これからさらに段ボールの壁面につけるクッションをつくったりします。やきものは割れものなので、「割れないように」が一番気を遣うところです。

創業から最初のころは、破損が発生するたびに、運送業者さんにお願いして、理由の解明とどのようにすればそれを防ぐことができるかを、実際に破損が起こった箱を見ながら一緒に考えてアドバイスしていただいていました。

破損が金銭的に保証されればよいというものでもありません。個展会場に、作った器がきちんと届いて、ギャラリーさんから連絡があるまではドキドキです。

お客さまに見ていただいて、お買い上げいただいて、使っていただいてこその器なのです(^^)


藤吉憲典 磁器展
2017年12月14日(木)~12月28日(木)
会期中無休
11時-19時

壺中楽(こちゅうらく)
鹿児島市吉野町2433-17
TEL099-243-2555

読書『英文ビジネスライティング大全』

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

読書『英文ビジネスライティング大全』(桐原書店)

正式書名は『英文ビジネスライティング大全 レター、Eメール、見積書、催促状から履歴書まで』(第7版)。シャーリー・テイラー著、細井京子翻訳・監修。

英語関連の書籍が山のように発行されているなかで「第7版」ってすごい!と驚いてしまいました。初版が1971年、第7版は2014年の発行になっています。時代の変化に合わせて「今の方法」が大量に加筆修正されているようです。前書きでも「現代的な文章が書けるようになるための書」であることが強調されています。

つまるところ、英文ビジネスライティングにおいて「普遍的に大切なこと」と、時代に合わせて「今必要なこと」とを一冊にしてあるというところでしょうか。480ページに及ぶ「事典」とでも言えそうな分厚い本です。なので正直に言うと、まだ全ては読み込めていません。

わたしが惹かれたこの本の特長は、一貫して「イギリス英語」であることです。

これまで出会った英文ライティング本の多くが、アメリカ英語を標準としているものでした。わたしはイギリス英語とアメリカ英語との違いがはっきり感じられるほどには英語が達者ではないので、あまり問題視していなかったのですが、ロンドンのギャラリーとメールでやり取りをするなかで微妙な「?」がときどきあったのも事実。

これが一冊あったら、今後の英文作成にかなり力になってくれるのではないかと期待しているところです(^^)

掲載感謝『ミセス』2018年1月号。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

掲載感謝『ミセス』2018年1月号(文化出版局)。

藤吉憲典の「昼寝犬香合」を「ミセス」2018年1月号「福を招く、正月」特集でご紹介いただいています。ありがとうございます!

婦人誌でのうつわ掲載は久しぶりです。とっても嬉しいです(^^)

雑誌で掲載していただいたり、テレビや映画で演出小物としてお使いいただいたりするとき、花祭窯・藤吉憲典に直接お問い合わせいただいてお貸出しする場合と、お取引先のギャラリーさんが提供してくださっている場合とがあります。

ギャラリーさんがご提供くださる場合はこちらで把握していないことも多いので、婦人誌での掲載も、もしかしたら久しぶりではないかもしれませんが‥。いずれにしても、このように取り上げていただけること、ほんとうにありがとうございます。

今回は直接ご連絡いただいたので、詳しいことがわかり、発売日を楽しみにしておりました。年末のこの季節は、毎年各婦人誌が競うようにお正月・初春の特集に力を入れているので、どれかを1冊手に入れることにしているのですが、今年は『ミセス』で決まりです♪

花祭窯では、雑誌はじめメディアへのテーマに応じた器のご提供について、ご相談承っております。お問い合わせは、花祭窯のフェイスブックページからメッセージをどうぞ(^^)

花祭窯FBページ https://www.facebook.com/Hanamatsurigama/

 

学芸員技術研修会@大分市美術館。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

学芸員技術研修会@大分市美術館。

約一年ぶりに参加してまいりました、ふくおか博物館人材育成実行委員会が開催してくださる学芸員技術研修。

昨年に引き続き、齋正弘先生による「アート教育」の研修を受講してきました。齋先生は、宮城県美術館に準備段階から参画し、「教育普及部」で来館者への「美術探検」「美術館探検」を行ってきた、この道の達人。

昨年2016年の学芸員技術研修で齋先生の考え方を知り、

学芸員研修に行ってきました。

今年2017年の初めには息子を連れて宮城県美術館での「美術探検」「美術探検」を体験してきたワタクシ。

初!仙台に行ってきました。

今回の大分市美術館では、「美術」や「鑑賞」が「なにに、どのように使えるのか」を、身体感覚として覚えることを意識して受講してきました。人が人としてよりよく生きるために美術は使える。このことをあらためて確認することのできた一日でした。

 

そういえば、水戸岡鋭治。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

そういえば、水戸岡鋭治(みとおかえいじ)。

大分駅から博多方面への列車「青いソニック」に乗ろうとしていて、ふと思い出しました。最近、ビジネス書、デザインとかブランディングとかの方面でこの方のお名前を見かけることが増えてきましたが、水戸岡さんといえば、JR九州の列車です。

我が家では、息子の10年来の愛読書が水戸岡さんのデザイン画集「旅するデザイン 鉄道でめぐる九州」。

2007年出版のその年、電車大好きの2歳の息子への誕生日プレゼントだったでしょうか、クリスマスプレゼントだったでしょうか。とにかくそれから今もずっと、彼のお気に入りの一冊です。

この本が出版された後も、新しい車両がいくつもデビューしているのは周知のとおりで、とくに「ななつ星 in 九州」の登場は大きなニュースでしたね。ななつ星は別格としても、日常的にユニークで格好いい(それに乗り心地も良い)電車に乗ったり見たりが当たり前にできるのは、ちょっとした幸せです。

 

鹿児島の壺中楽さんで藤吉憲典 磁器展。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

鹿児島の壺中楽さんで藤吉憲典 磁器展。

2017年藤吉憲典個展のトリを飾るのは、鹿児島・壺中楽(こちゅうらく)さんでの、「藤吉憲典 磁器展」。


藤吉憲典 磁器展
2017年12月14日(木)~12月28日(木)
会期中無休
11時-19時

壺中楽(こちゅうらく)
鹿児島市吉野町2433-17
TEL099-243-2555


壺中楽さんでの個展は、5回目になります。毎回12月頃の開催で、今回は中旬から下旬という、まさに年の瀬。初春に向かってハレの器ももちろん持っていきますが、壺中楽オーナーの牧さんが常におっしゃっている「普段に使いやすいもの」を意識してお持ちする予定です。

干支の戌もお持ちいたします!

鹿児島市内でありながら竹林を潜り抜けた先に現れる窓の大きなギャラリーは、ちょっとした異次元空間です。

ぜひお越しくださいませ。

 

お酒を呑みながら建築のお勉強・その7

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

お酒を呑みながら建築のお勉強・その7

すっかり恒例行事となってきました、隣町・宗像にお住まいの建築家、株式会社藤井設計室・藤井さんご夫妻のご好意で開催されるスライドショー&勉強会。

今回は番外編。つい先月、フランス・スイス・イタリアの建築視察旅行をしてこられた相良友也建築工房の相良さんによるスライドショーでした。相良さんが現地で撮ってきた写真と、その建築物に関する資料をスライドで紹介してくださり、藤井さんがコメントを付けてくださるという、これまた贅沢な時間となりました。

前座として、陶芸家・藤吉憲典のロンドン個展にともなうロンドン旅行と、相良さんと偶然同時期にギャラリー訪問で出かけていたフィレンツェの写真もご紹介。

今回一番面白かったのは、職業の異なる二人の撮ったものを続けて観ることによって、「撮る人の目線の違い」の大きさがあからさまに画面で見えたことでした。同じものを撮ったのではなくても、写真を見ることによって伝わってくる、「何を見ているのかの違い」発見の面白さがありました。

思えばこの勉強会、呑みながら、食べながら、おしゃべりしながら、大笑いしながらで、一見ふざけているような景色なのですが、実は審美眼への影響力の大きさを感じている今日この頃です。藤井さんのお話のなかで、建築の知識もたくさん教わっているのですが、知識は気がつけば忘れてしまっていることが多く‥(汗)ところが「どこを見るか」「なにを見るか」というときには、自分の視点が無意識に影響を受けているのがわかります。

今回もたいへんお世話になりました<(_ _)>

 

新しいお箸の幸せ。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

新しいお箸の幸せ。

このところずっと家族で使うお箸が定着せず、「ちゃんとしたお箸買わなきゃ」というのが頭のなかにあったのですが、お正月を前にようやく解決しました。

先日、ダンナ・藤吉憲典が東京出張。西麻布の桃居さんに伺ったところ、開催中だった「樋渡賢 阪本修 2人展」お二人の作品がとても素晴らしかったそうで、今回は阪本修さんのお箸をいただいてきました。

仕事上、良いものを扱うギャラリーさんに足を運ぶ機会があるのは、幸せなことだなぁ、とつくづく思います。お取引先のギャラリーさんに足を運ぶことで、それまで知らなかったいろんな分野の作家さんの作品や、作家さんご本人にお会いする機会があります。今回のお箸のような偶然の「出会いもの」があります。

器をはじめとした作家ものについては、一般的にも「出会ったときがタイミング」と言われることがよくあります。たしかに「欲しい、必要」と思ってお店やギャラリーに探しに行ってもなかなか自分の気持ちに合うものを見つけることができないのに、偶然そこで個展をしていた作家さんの作品を気に入って買うということが、わたしの場合もよくあり。

毎日の食卓でお気に入りの道具を使うのは、単純に嬉しいことで。次は少し大きめの汁椀を手に入れたいなぁ、と思いつつ。

そういえば写真のトレーも、10年以上前にお取引先のギャラリーさんに伺った際、偶然出会った木作家さんの作品です(^^)