台湾・林先生からのお手紙。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

台湾・林先生からのお手紙。

一月に藤吉憲典が訪問した台南の芸術家・林文嶽さんからお手紙が届きました。

台湾で国宝級の陶芸作家である林文獄さんの芸術活動四十周年を記念するパーティーに参加し、工房とお住まいを兼ねた広大なスタジオに滞在したのでした。

書・水墨画・陶芸と活動範囲の広い林文嶽さんとたくさん話をするなかで、国や環境は違っても、文化芸術を心から愛し大切に思う気持ちと、芸術活動に取り組む姿勢、そしておそらく芸術家としての境遇にも共通点がたくさんあることが伺え、とても喜んで台湾から帰ってきたのでした。

台湾から帰国後に、お世話になったことへのお礼状を出していました。わたしは台湾語はやっと勉強をはじめたところで、ほとんど読むことができないのですが、美しい筆の文字と詩的な文章に、林さんからの気持ちが伝わってきて、とても嬉しく温かい気持ちになりました。

台湾語の堪能な友人に翻訳を頼んでみたところ「とても高尚な言葉遣いの文章」であることが判明。さすが現代の文人・林先生。ご縁にあらためて感謝の午後でした。

 

懐石茶会でした。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。先週末は

懐石茶会でした。

毎年この季節に行われる南方流の懐石茶会。前日の準備から当日の後片付けまで、学びの多い茶会運営のなかでも、もっとも時間をかけて行われるお茶会です。

南方流では、入門以来の成果を同門の皆さんにお披露目し評価していただく一番最初の機会となるのが、この懐石。感覚的には「試験」に近いでしょうか。入門者はまずはここを目指して精進することになります。わたしも目下ここに向かって修業中。

お炭手前に始まり、お食事をいただき、濃茶、薄茶までのフルコース。一席が約四時間のお茶会です。お食事と濃茶の間に一度席を立つ以外は座りっぱなし。自分が席に入らないときは、お台所やお運びのお手伝いをいたします。

亭主を務める方をお手伝いし、お客さん役をつとめるのが、この日の役割。わたしも3~4年参加していますが、毎年様々な手順を教えていただきながら確認しなおし、それでもなお緊張しながら臨みます。ただお手伝いする側でありながらこの状態ですから、当日亭主をお勤めになる方々の精神力はすごいものです。

一席を約半日かけてのお茶会は、最近ではどこの流派でも減ってきているというお話を耳にするたび、年に一度このような機会に参加できる我が身の贅沢を思います。

ともあれ今年の懐石茶会も終了。お手伝いとして大きな失敗もなく終わることができたので、なにより一安心でした。

 

蕎麦猪口倶楽部、送料改定のお知らせ。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

蕎麦猪口倶楽部、送料改定のお知らせ。

本日は、業務連絡です。

昨年来、皆さまあちらこちらでこの手のニュースを目にしたり耳にしたりしていらっしゃると思います。花祭窯にも、郵便局さんからとヤマトさんからと、送料値上げの通達が参りました。長いこと一律料金でやってきましたが、今回はかなり厳しく、改定の運びとなりました。

2018年3月1日より、新しい送料となっております。何卒よろしくお願い申し上げます。

蕎麦猪口倶楽部 https://hanamatsurigama.com/

 

「空海-KU-KAI-美しき王妃の謎」観てきました。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。
上の写真は『小学館ギャラリー 新編 名宝日本の美術7 東寺と高野山』より。

「空海-KU-KAI-美しき王妃の謎」観てきました。

久しぶりの映画鑑賞報告。空海観てきました!映像のスケールの大きさが見応えある1本でした。華やかさ、荘厳さ、そして少々のおどろおどろしさ(笑)

原作を読んでいた友人によると「原作をかなり端折っている」ということでしたが、「全くの別物として観れば、悪くない」と。そして、とにかく「この映像は映画館の大きなスクリーンで見るべし!」ということで行って参りました。幸いわたしは原作を読んでいなかったので、純粋に楽しめました(^^)
空海については、どういう人であるかということをほんのちょっとでも事前情報として知っていると、より楽しめるかも、とも感じました。わたし自身は、数年前に空海について書かれた本を数冊読んでいただけでしたが、そこで得ていたイメージが、この映画を観るうえで補完的に役立ったように思いました。
それにしても、染谷将太さん演じる空海がとても良かったです。
ただひとつ残念だったのは、なぜか最寄りの映画館では日本語吹替版しか上映していなかったこと。舞台は中国でしたので、中国語で観たかった!
映画が面白かったので、夢枕獏の原作を読んでみようかな、と思っています。

アーティスティック&ホンモノ。新・津屋崎名所。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

アーティスティック&ホンモノ。新・津屋崎名所。

花祭窯のある、津屋崎はぽつりぽつりと古い町並みが残っていて、その風情が大きな魅力ですが、ここにきて俄然、オシャレ系な方々の触手に響くアーティスティック&ホンモノが手に入るエリアへと変貌してきています。

かつて博多の奥座敷と呼ばれたこの地域で、東京標準どころか世界標準でみても(!?)アーティスティックでホンモノと呼べるものを、見て・手に取って・買うことができるのは、実に贅沢なことだと思います。

センスの良さを自任するあなた!ホンモノ志向のあなた!に、立ち寄っていただきたいのが、この三カ所。ここを知っていることで、「さすが」と一目置かれること間違いなし(!?)(注・あくまで「ふじゆり的」セレクトです^^)


1)cokeco 革 「上質な暮らし」を実現する靴とレザーアイテムを製作。

インスタ→https://www.instagram.com/cokecoleather/


2)Atelier FER 金属でジュエリーからオブジェまで色々。

インスタ→https://www.instagram.com/atelier.fer/


3)杜胡toco 衣服や器を中心とした衣料雑貨店。

インスタ→https://www.instagram.com/toco_fukuoka/


おまけに

器・オブジェ・やきもの好きな方は、花祭窯へもぜひお立ち寄りくださいませ(^^)

花祭窯・藤吉憲典
インスタ→https://www.instagram.com/ceramicartist_kensukefujiyoshi/

 

 

鯛の豆皿。

 

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

鯛の豆皿。

端午の節句のしつらえにいかがですか?

端午の節句は鯛(たい)じゃなくて鯉(こい)のぼり、ではあるのですが。

昨年か一昨年だったと思います。品の良いご婦人が津屋崎の花祭窯にお見えになって、ご自身でお使いになる食器をいろいろと選んでおられたのですが、この鯛の豆皿に目をとめて、お孫さんの初節句用にとお買い求めになりました。

もちろん「鯛」であることはご承知のうえ。「いいのよ。だって素敵なんだもの」とにっこり笑って迷いなく選ばれるご様子がとても格好良く、嬉しくなりました。

もともと「見立て」で道具を選び用いるのは、日本人の得意とするところであり、そこにこそ、想像し遊びを採り入れる楽しみがあるのかもしれません。

 

藤吉憲典の鯛の豆皿は、ネットショップの「花祭窯・蕎麦猪口倶楽部」でもお買い求めいただくことができます(^^)

花祭窯新春展示、ご来場ありがとうございました!

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

花祭窯新春展示、ご来場ありがとうございました!

2月17日・18日の二日間、ここ津屋崎の花祭窯で新春展示を行いました。幸い両日ともお天気に恵まれ、津屋崎のご近所さんはじめ、福津・宗像・福岡の地元のお友だちがたくさん観にいらしてくださいました。

ここ数年、アート系の作品ができあがる都度にロンドンに行っていたので、実際にご覧いただける機会がほとんどありませんでした。今回そのなかからほんの一部ではあるものの、地元でご覧いただく場をつくることができたのは、自分たちにとっても嬉しいことでした。

食の器についても、個展のタイミングなどでほとんど津屋崎に在庫が無い状態が続いていたので、久しぶりにしっかりと「藤吉憲典の現在」の仕事ぶりをご覧いただくことができたなぁ、と。

「こういう企画があると、訪問しやすくていいね」とおっしゃってくださるお客さまが何人もいらっしゃって、とても嬉しく思いました。実のところこのような企画展示を告知していないときでも、通常営業時に訪ねて来てくださるのは大歓迎なのですが、やはり「訪問するきっかけ」があったほうが、気軽にお越しいただけるものかもしれませんね。

ご来場くださいました皆さま、誠にありがとうございました<(_ _)>

 

花祭窯で、新春展示やります(^^)

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

花祭窯で、新春展示やります(^^)

春節(旧正月)は2月16日。その週末2月17日(土)18日(日)に開催します。

津屋崎の花祭窯で、Ceramic Artist 藤吉憲典の現在の作品をご覧いただくことができます。毎年末に開催する「暖の器展」を、昨年は在庫が少なすぎて急遽取りやめてしまったので、あらためて遠慮なくお越しいただける機会をつくれたら、と。

最新作を含む器の数々と、ロンドンから里帰り中のアート作品。手に取って間近でじっくりご覧いただくことができる二日間です。もちろん、その場でのお買い上げも大歓迎。普段の生活に取り入れる楽しさを感じていただけると嬉しいです。

ささやかながらお茶もご用意しております。
皆さまのお越しを楽しみにお待ちいたしております。


花祭窯新春展示

花祭窯・藤吉憲典の器と、里帰り中のアート作品数点を展示いたします。この機会にぜひ見にいらしてください。お買い上げも可能です(^^)
お時間のある方には、ささやかながらお茶を差し上げます
ぜひお気軽に遊びにいらしてくださいね。

会期:2月17日(土)~2月18日(日)
時間:11時~17時
場所:花祭窯
(←クリックすると地図が開きます)

※入場無料

上記日程でご都合が合わない方は、あらかじめご連絡いただきましたら2月16日(金)もご来場可能です。ご希望の方はお電話(0940-52-2752)にてご連絡くださいませ

当日、寒くないことを祈りつつ。
皆さまのご来場をお待ちいたしておりますm(_ _)m

 

お正月に生けたお花が長持ちしているので。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

お正月に生けたお花が長持ちしているので。

生け替えながら楽しんでいます。キク科の花はとくに強くて長く咲いてくれますね。とてもありがたいです。気持ちに余裕が無いと、花を生けるのは難しいなぁ、と思っていた時期もありましたが、転じて、花を生けることによって気持ちに余裕をつくることができると感じています。

お正月用に近所の「お魚センター」で生花を一束買ってきたのでした。「お魚センター」だけれど、野菜もあれば、お花もあります。福津はお花農家さんがいらっしゃるので、いつもなにかしら花があります。人気なので、朝一番に行かないと売り切れてしまうこともしばしば。

買ってきたときにはつぼみの多かった花束が

花祭窯 白磁手つき花器 藤吉憲典

ここ数日の暖かさも手伝って、満開(^^)

花祭窯

花器を変えて生け替えれば、また新しい美しさです。

 

ご縁の不思議。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

ご縁の不思議。

おかげさまで年の初めから、旧知の友人、初めて会う方、親しい友人、これまではあまり話したことが無かった方などなどなど、いろんな方々とお会いする機会をいただいています。

あるお友だちが「ぜったいに会わせたいと思って!」と連れて来てくださった方は、その数日前にまったく別の友人が「この人は絶対あなたと合う。会ったら仲良くなると思うよ~」とお名前を紹介してくださっていた同じ方。

実際にお会いすると、初対面にもかかわらず、そしてなにげないおしゃべりにもかかわらず、話が本質的なところに進んでいきました。なるほどお友だち二人が言った通り、「合う」というのはこういうことなのだなぁ、と感じ入ったできごとでした。

人とのご縁はタイミング。つないでくださる方々のご厚意に、あらためて感謝です。