熊本のビストロ&バーSUNNYで開催中の蕎麦猪口展。
7月に入り、展示入れ替えです。
新しい文様が本日SUNNYに届いたばかりです。
ぜひチェックしてくださいね♪
Bistro&Bar SUNNY
http://watarufujikawa.sunny-bistrot.com/?eid=43
熊本のビストロ&バーSUNNYで開催中の蕎麦猪口展。
7月に入り、展示入れ替えです。
新しい文様が本日SUNNYに届いたばかりです。
ぜひチェックしてくださいね♪
Bistro&Bar SUNNY
http://watarufujikawa.sunny-bistrot.com/?eid=43
こんにちは、ふじゆりです。
津屋崎陶片ミュージアム。
今回のご紹介は、赤絵。それも、金彩を用いた金襴手(きんらんで)!
古伊万里様式の金襴手。
1690年~1730年ごろでしょうか。
この赤絵も、良くぞこの状態で残ってくれてくれました!
と思わず叫びたくなるカケラのひとつです。
赤絵は上絵(うわえ)とも呼ぶとおり
釉薬をかけた本窯焼成の上に、絵の具を載せて焼いているため
釉薬による保護が無く、外的要因によって色が剥げ落ちます。
そのため、海で洗われていた漂着カケラには
赤絵が残っていないことが多いのです。
周辺部、白抜きになっている部分に
金彩が施されていたのではなかろうか、と想像できるのです。
この白抜き部分を良く見ると
植物や山などの文様が描かれた線描きのあとが見えます。
そして見込は染付。
ということは、染錦の金襴手です。
裏にもしっかり染付の文様が描かれています。
蔓と葉の組み合わせ。
高台にも染付の線が入っています。
皿のカケラです。
高台の大きさから考えて、7寸~8寸くらいでしょうか。
結構大きいですね。
つくりも薄く、丁寧です。
つくりの丁寧さ、絵付の豪華さ、丁寧さ。
上ものの器です。
こういう丁寧な仕事が肥前陶磁の誇りです。
眺めていて思わずニヤニヤしてしまう、嬉しいカケラです。
こんにちは!ふじゆりです。
やっと桃型小皿をアップしました。
ロングセラーなのに、蕎麦猪口倶楽部での紹介が初めて。
藤吉憲典のロングセラーな桃型小皿。
つくるとすぐに売れてしまう人気者でもあり。
かわいらしく現代的なデザインですが
復刻古伊万里のひとつです。
江戸の方々の粋(いき)が息づいています。
蕎麦猪口倶楽部・染付地文桃型小皿
http://sobachoko.fujiyoshikensuke.com/?pid=76840998
こんにちは!ふじゆりです。
津屋崎陶片ミュージアム
今回は、広東形(かんとんがた)といわれる肥前陶磁の蕎麦猪口(そばちょこ)。
・・と、言い切れるほどの形で残っているのはすごいことです。
よくぞまあ、この形で残っていてくれました。
カケラというにはかなり立派な陶片です。
葡萄(上がり葡萄)に蝶
見込には蔓草。あるいは蜻蛉が変形したようにも見えますが。
裏は釉薬がきれいにかかっています。
蕎麦猪口のことなら、大橋康二先生の
「年代別蕎麦猪口大辞典」(講談社)です。
ありますあります。
同様の資料がたくさん載っています(^^)
1780年~1820年代、天明様式。
広東形は、その名のとおり中国磁器(清朝)の影響を受けたものです。
それまでに出てきていた蕎麦猪口とは一線を画する形状。
きりっとしたフォルムがスタイリッシュです。
熊本市水道町にあるビストロ&バーSUNNYの1周年を記念して
藤吉憲典の蕎麦猪口展です。
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藤吉憲典 蕎麦猪口展
<会期>2014年6月21日(土)~7月13日(日)
<時間>18時~26時(水・土・日・祝は13時~26時)
<場所>熊本市中央区水道町4-39-2F
<電話>096-355-4188
Bistrot & Bar SUNNY
www.sunny-bistrot.com
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オーナーの藤川さんとは、SUNNYオープン前からのお付き合いです。
期間中は蕎麦猪口を使った特別メニューが登場したり、
普段SUNNYでは呑めない日本酒が登場したりと、
楽しみ盛り沢山です(^^)
案内状ご希望の方は遠慮なくお申込くださいね。
藤吉憲典の個展案内状はこちらから!
http://sobachoko.fujiyoshikensuke.com/?mode=f5
こんにちは!ふじゆりです。
このところ、いろんな分野のいろんな方とお話する機会が増えました。
先日、海外駐在10数カ国20数年というK氏とお話していたときのこと。
K氏いわく
「“伝統工芸品”という言葉から連想する価値っていうのは、
日本国内だからこそ通用するんですよ」
「花祭窯の商品は、有田焼になるんですか」
という問いに対し
「技術や文化を学んだ場所、歴史的な背景、使っている材料から言えば有田焼といえますが
“有田焼”とか“伝統工芸品”という言い方はあまりしていません」
とお返事したところ返ってきた言葉です。
伝統工芸品の価値を否定しているわけではありませんし
日本だけがその価値を認めている、ということでもありません。
歴史や伝統を重んじ、価値を尊重する想いは
世界中にあると思います。
K氏の言葉の真意は
「日本の伝統工芸品だ、職人が手間暇かけて作っているんだといったところで
日本人はある程度説明をしなくても理解する土台があるけれど
海外でそれを説明するのは、国により多少の違いはあるけれど難しい。
そのもの自体にそれなりの質が伴っていなければ通用しない」
ということでした。
常日頃考えていることをあらためて確信しました。
日本では「伝統工芸品」=「つくるのに手間や時間のかかっているもの」と
イメージしてくれる方がたくさんいらっしゃいます。
そして
「つくるのに手間や時間のかかっているもの」=「価値のあるもの」
という理解を示してくれる方も多くいらっしゃいます。
でもほんとうに見なければならないのは
「つくるのに手間や時間がかかっているもの」
に
「それなりの価値が伴っているか」
だと思うのです。
そのものの価値は
そのもの自体の価値であって
「有田焼だから良い」のでは無く「伝統工芸品だから価値がある」のでもなく。
たとえば、すてきだな、欲しいな、と思ったものの背景を詳しく聞いてみたら
「実は日本の伝統工芸品のひとつ、有田焼の伝統技法や文化に基づいたものであった」
というようなことが、格好良いと思うのです。
おはようございます!ふじゆりです。
昨日は、4月に津屋崎千軒で開催の
「よっちゃん祭」に向けて、お掃除第一弾。
豊村酒造さんの酒蔵のお掃除をお手伝いして来ました。
親子連れOKなのが、参加しやすさであり嬉しいところです。
写真は、酒樽を水洗いする作業でびしょぬれになった子どもたちを
これはもう、着替えさせるしかないでしょう!の風景。
どこの子だろうと、みんな一緒です。
つい先日、ダンナと笑いながら話をしていました。
「もう少し早くここ(津屋崎)に来ていたら、迷わずもっと子どもを産んでいたよね。」
最近特に感じます。
子どもを産み、育てることを、気負わず自然にとらえることができるかどうか、
たいせつなのは「漠然とした安心感」なのではないかと。
もちろん、その安心感の元を探っていけば
たとえば経済的なこととか、まわりの大人からサポートを得られるかなど
いろんな具体的なことばとなって現れるのでしょうけれど。
そんなことを考える余裕ができるまでに
すくすく育ってくれている息子に感謝。
そして、受け入れてくれる地域に感謝なのです。