読書『いちばん親切な 西洋美術史』

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

読書『いちばん親切な 西洋美術史』(新星出版社)

先日手に入れた2冊の『西洋美術史』。

西洋美術史、2冊。

まずは、新星出版社から出ている池上英洋・川口清香・荒井咲紀共著の『いちばん親切な 西洋美術史』を読んでみました。

全ページカラー。時代時代の特長を表す美術品の写真が載っていて、読んでいてワクワクします。絵や写真がたくさん=文章が少ないのですが、平易な言葉で簡潔にまとめられていて、「いちばん親切な」というタイトルのとおり初心者でもとっつきやすく、楽しく読める本になっています。

紀元前40世紀エジプト・メソポタミア文明から、20世紀以降現代にいたる現代美術まで。絵や彫刻だけでなく建築を含めた広い意味での芸術を通して時代を見る楽しさを感じることができます。

個人的には、2年ほど前から「お酒を呑みながら建築のお勉強」の機会を、株式会社藤井設計室・藤井さんご夫妻のご好意でいただいていますが、そのなかで学んできたものをこの本で復習することができたのが、とても嬉しかったです。

本屋さんで偶然見つけた本書。こういうラッキーな出会いがあるから、本屋さん通いはやめられませんね(^^)

 

鯛の豆皿。

 

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

鯛の豆皿。

端午の節句のしつらえにいかがですか?

端午の節句は鯛(たい)じゃなくて鯉(こい)のぼり、ではあるのですが。

昨年か一昨年だったと思います。品の良いご婦人が津屋崎の花祭窯にお見えになって、ご自身でお使いになる食器をいろいろと選んでおられたのですが、この鯛の豆皿に目をとめて、お孫さんの初節句用にとお買い求めになりました。

もちろん「鯛」であることはご承知のうえ。「いいのよ。だって素敵なんだもの」とにっこり笑って迷いなく選ばれるご様子がとても格好良く、嬉しくなりました。

もともと「見立て」で道具を選び用いるのは、日本人の得意とするところであり、そこにこそ、想像し遊びを採り入れる楽しみがあるのかもしれません。

 

藤吉憲典の鯛の豆皿は、ネットショップの「花祭窯・蕎麦猪口倶楽部」でもお買い求めいただくことができます(^^)

山梨ワイン会×宗像食材の会in FRANCEYA

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

山梨ワイン会×宗像食材の会 in FRANCEYA

山梨市からワイン醸造家を迎えて開催する、山のまち山梨と海のまち宗像のコラボレーション企画。今回で3回目。この手の地域交流は、行政主導で行われることが多いのですが、これは行政がまったく入らない、有志による自主的な運営です。関わっている方々の本気度が半端じゃありません。

おいしいお食事とワインをいただきながら、醸造家の方々にお話を直接聞くことができるという、スペシャルな場。宗像食材については、シェフからの食材・料理の説明だけでなく、漁師さんの挨拶もありと、見て・聞いて・味わって大満足な会でした。

仕掛け人ともいえるお二人、宗像市・山梨市両市の市役所職員さんは、まったくのボランティア・手弁当でこの企画を手掛け、両市の生産者さんを巻き込んで、大きなうねりを作り出そうとしています。そして、主催者の一人として毎回会場とお料理を提供しているFRANCEYAさん。飲み物と料理のレベルの高さが、この会の屋台骨となっています。

この企画を支えている方々の地元愛と志、そしておいしさに脱帽の3時間でした。

来年も楽しみです(^^)

 

花祭窯新春展示、ご来場ありがとうございました!

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

花祭窯新春展示、ご来場ありがとうございました!

2月17日・18日の二日間、ここ津屋崎の花祭窯で新春展示を行いました。幸い両日ともお天気に恵まれ、津屋崎のご近所さんはじめ、福津・宗像・福岡の地元のお友だちがたくさん観にいらしてくださいました。

ここ数年、アート系の作品ができあがる都度にロンドンに行っていたので、実際にご覧いただける機会がほとんどありませんでした。今回そのなかからほんの一部ではあるものの、地元でご覧いただく場をつくることができたのは、自分たちにとっても嬉しいことでした。

食の器についても、個展のタイミングなどでほとんど津屋崎に在庫が無い状態が続いていたので、久しぶりにしっかりと「藤吉憲典の現在」の仕事ぶりをご覧いただくことができたなぁ、と。

「こういう企画があると、訪問しやすくていいね」とおっしゃってくださるお客さまが何人もいらっしゃって、とても嬉しく思いました。実のところこのような企画展示を告知していないときでも、通常営業時に訪ねて来てくださるのは大歓迎なのですが、やはり「訪問するきっかけ」があったほうが、気軽にお越しいただけるものかもしれませんね。

ご来場くださいました皆さま、誠にありがとうございました<(_ _)>

 

商工会の専門家相談。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

商工会の専門家相談。

専門的・具体的に調べたいことがあると、まず商工会に問合せ。その道の専門家の方を派遣していただけるかをたずねます。いわば駆け込み寺(笑)わたしの場合、IT関連でお世話になることもありますが、圧倒的に依頼頻度が高いのが仕業の先生方。

わからないことが出てくるとまずネットで検索な昨今ですが、商工会の専門家相談を利用すれば、無料でその道の専門家に調べていただくことができるのですから、素人の自分が四苦八苦するよりは、依頼してお任せしたほうがずっと良いのです(^^)

で、昨日は「弁理士」さんにお世話になってまいりました。1時間程度の相談時間ですが、あらかじめお聞きしたい内容を具体的に送っておけば、ピンポイントで必要な情報を提供してくださいます。おかげさまで知財関係の気になるところを一気に解決。いやほんとうに、ありがたいことです。

そういえば、学芸員研修で知財について勉強してきたのはいつだったかしら?と思ったら、もう1年以上前のことでした。定期的に学びなおしをしておくと、いざというときの対応であわてなくて済みますね(^^)

学芸員研修-著作権の基礎を勉強してきました。

まだまだ足りないわよ。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

まだまだ足りないわよ。

先日、ある人生の先輩から言われてギクリとした言葉です。

「難しい世界だとは思うし、あなただからここまでやって来れたのだろうとも分かる、でも」とちょっぴり持ち上げられたあとに続いた言葉でした。ギクリとしたのは、無意識のうちに自分のなかに生まれていた「そこそこ頑張ってるよね、わたし」という気分を見透かされたからなのだと思います。

思わず苦笑いしました。そうしたらその方もニヤッと笑って「ぜんぜん足りない。自分のキャリアもう一度見直してごらんなさい。恵まれてるのよ。まーだまだ!」と追い打ち。

年を重ねるにつれ、こんなふうにはっきりとダメ出しをしてもらえることが少なくなっていくというのが一般論。でもありがたいことに、忘れた頃にこんなふうに言ってくださる方が、わたしの目の前に現れるのです。ほんとうに有難いし、嬉しいし、恵まれていると思います。

だからこそ、次に会ったときには「まだまだ足りない」と言われないようにしたい。

写真は、昨年初めて登った、仙台・伊達政宗公の青葉城跡(^^)

 

最近お気に入りの本屋さん。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

最近お気に入りの本屋さん。

郊外型の暮らしで悩ましいのが、「本屋さん」が近くにあるかどうか。欲しい本が決まっていて指名買いするときはネットショップを利用すればよいのですが、やはり「本屋さん」という空間に身を置いて本を探す楽しさには代えられません。

花祭窯のある津屋崎も、いわゆる「町の本屋さん」は厳しい状況。博多まで出れば、紀伊國屋書店や丸善などがあり、最初は「博多まで行こう」という感じでした。でも最近、我が家から車で15分ほどのイオンモール内にある「未来屋書店」が、なかなか楽しいことに気づいたのです。

上の写真は、伝統文化や美術関係の書籍が並んでいる場所なのですが、明るくこじんまりとした空間の中央にソファとグリーンがあり、書籍の種類や量は多くはないものの、マニアックで興味深いものがならんでいるので、かなり楽しめます。

書架と書架の間も比較的ゆとりがあって、圧迫感がありません。新刊やおススメの書籍を紹介しているコーナーも、什器の高さがいいのでしょうか、とっても見やすいのです。大きな書店にありがちな、すごく楽しいけれど気がついたらぐったり疲れている、というようなことが無い広さと密度なのです。

徒歩圏内に居心地のいい図書館があって、車で15分行けば楽しい本屋さんがある。贅沢です(^^)

 

お雛さまの手元が気になる季節。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

お雛さまの手元が気になる季節。

フェイスブックを見ていたら、「お雛さまを出したよ」とアップしているお友だちがちらほら増えてきました。豆まきが終わったので、次はお雛さまですね(^^)

というわけで、我が家のお雛さまを出してみました。藤吉憲典のつくった雛香合。もともと我が家用に作る意図はなかったのですが、お雛さまの手に「扇」を持たせるのを忘れてしまったため、このお内裏様とお雛さまは、藤吉家にずっと滞在してくれることになったのでした。お内裏さまはちゃんと笏(しゃく)を持っているのですが‥(笑)

お客さまが「お雛さまが檜扇(ひおうぎ)を持っていないよ!」とご指摘くださるまでは、わたしも、つくったダンナも気づかなかったという失敗話。お客さまのもとに嫁ぐ前でよかったです。気づいてからは、お雛さまの手元がなんとも手持無沙汰に見えて仕方無いのですが、そのおかげでずっと家にいてくれるので、これもご愛敬ということで(^^)

 

ホルスティー社のマニフェスト。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

ホルスティー社のマニフェスト。

前回の朝勉強会『経営者に贈る5つの質問』P.F.ドラッカー著、上田惇生訳(ダイヤモンド社)の読書で最も盛り上がったのが、「ホルスティー社のマニフェスト」を読み上げたときでした。

ミッションは何か?@朝勉強会

わたしは『経営者に贈る5つの質問』で初めてこの存在を知ったのでしたが、実はとても有名なのだそうで、一緒にいた5名のうち2名は「これまでにもどこかで目にしたことがあった」と。それも「オシャレ系でちょっとカッコイイ系の意識持っている人が、部屋に飾っていたりする」というのを聞いて、なるほど!納得。

「ホルスティー社のマニフェスト」で画像検索すると出てきますので、気になる方はチェックしてみてくださいね(^^)

いわく、


これはあなたの人生だ。心底好きなことをしよう。おおいにやろう。好きでないことは変えよう。今の仕事が好きでなければ、やめてしまおう。時間が無ければテレビを消そう。生涯かけて愛する人を探しているなら、それもちょっと待って。あなたが心底好きなことを始めたときに現れるから。考えすぎもやめよう。人生はシンプルだ。心の動きは美しい。食べるときには、ひと口ひと口味わい尽くそう。新しいことや人々との出会いに、身も心も開いていこう。わたしたちは違うからこそ結びつく。まわりの人に、何に情熱を傾けているかを尋ねよう。夢を語ろう。旅をしよう。道に迷うことで見つかる自分もある。一度しかない機会をしっかりつかまえよう。人生とは、あなたが出会う人々であり、ともに何を創るかだ。外に出て、始めよう。人生は短い。夢を実現しよう。情熱を分ちあおう。

(『経営者に贈る5つの質問 第2版』より、ホルスティー社マニフェスト日本語訳)


ホルスティー社は「ニューヨークのブルックリンに工房を構えるエコ志向の雑貨通販、デザイン・ベンチャー企業」だそうで、その画を見れば、大きくうなずくところです。

このホルスティー社のマニフェストが載っているのは、『経営者に贈る5つの質問』2017年発行の第2版。同社の共同創業者マイケル・ラドパーヴァが寄稿しているコラムで経緯を知ることができます(^^)

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ミッションは何か?@朝勉強会

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

ミッションは何か?@朝勉強会

2月の朝勉強会は、『経営者に贈る5つの質問』P.F.ドラッカー著、上田惇生訳(ダイヤモンド社)読書会の第1回目。最初の質問は「われわれのミッションは何か?」でした。

「質問1」までの内容を抜粋しながら読み上げたのち、それぞれの事業のミッション・ステートメントが、ドラッカーの言う「Tシャツにプリントできるもの」になるよう、アウトプット。「明確に、簡潔に」という意味で「Tシャツにプリントできるか」というのは、判断基準としてすごくわかりやすいなぁ、と妙なところに感心しつつ。それぞれの事業のミッションが出そろいました。

それぞれが各自の事業のミッションを考えるのですが、皆で一緒にやることによって、ほかの人がどんなアプローチでそのミッションを考えたのかを知ることができ、考え方の視野が広がりました。

次回の質問は「われわれの顧客は誰か?」。楽しみです(^^)