こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。
12月も半ばを過ぎて、暦の上では正月準備が始まりました。
毎年この季節になると花祭窯でもつくるのが
干支の置きもの。
来年2017年は、酉(トリ)年です。
もともとは普段からお世話になっているご近所の皆さまへのお礼につくりはじめたのですが、ご購入を希望なさる方が増えてきて、すっかり年末の定番となりました。
大きさは毎回手のひらにおさまるサイズ。
というのも、最初は「箸置き」としてつくっていたからなのです。
そのまま飾るという方が増えている今も、箸置きとしても使えるつくりにしています。
もうひとつ、最近よくお聞きするのが「筆置き」としての用途。
確かにこのところ「箸置きにしては、サイズがやや大きい」感じになってきているので、筆置きにすると、サイズ的におさまりもよさそうです。
「筆置きに使います」とおっしゃる背景には、絵手紙ブームがあるようです。
日常的に筆を手にする機会はどんどん減っていますが、水彩などによる絵手紙のブームが、筆を手にする機会を増やしてくれているようです。
藤吉憲典のつくる干支の置きもの。
飾りとしても美しく、用途を持ったものとしても美しい、というのが日本の伝統工芸文化の素晴らしさ。楽しんでいただけると幸いです。