こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。
九州陶磁文化館で開催された国際学芸員サミット2016
11月13日(日)行われたシンポジウムの聴講に行ってまいりました。
国際学芸員サミット‥すごいネーミングですね。
有田焼400周年を記念して、佐賀県が開催。
「世界の学芸員が語る有田焼・佐賀の魅力」
これは是非聴いておきたいと思い、有田まで行ってまいりました。
先日のブログ「2016年11月、見に行きたいやきものの展覧会」でもご紹介した
特別企画展「日本磁器誕生」の観覧もかねて。
さてまず、期待していた「日本磁器誕生」の展示。
わたしの期待が大きすぎたのでしょうか。
「日本磁器400年の歩みと美を実感できる展示」というには
正直なところ、ちょっとがっかりな展示内容でした。
「歩み」はともかく「美」が実感しにくかったというのが率直な感想です。
有田焼の美しさを語る名品はもっといろいろあるはずなのに…。
400年を一気に語ろうとしたから難しかったのかしら、と。
展示方法も、このところ大きな地震が多いので安全対策上仕方がないとも思いつつ、
もう少し鑑賞をジャマしない展示方法だったら、もっとよかったなぁと。
でも!
九州陶磁文化館には「柴田コレクション」の常設展示室があります。
がっかりしたあとは、こちらで眼福。
ほかの美術館でも思うことなのですが、
やはり個人のコレクションにはその方の審美眼・美意識が反映されるので、
一貫した意図や信念と、それに基づく美しさを味わうことができることが多いですね。
さて気を取り直して、シンポジウムへ。
国際学芸員サミット2016@九州陶磁文化館-その2 に続きます(^^)