ギャラリー栂さんで「新蕎麦と美味しいうつわ展」。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

ギャラリー栂さんで「新蕎麦と美味しいうつわ展」。

10月は新蕎麦の出始める時期。本日10月3日から10月15日まで、岡山のギャラリー栂(とが)さんで「新蕎麦と美味しいうつわ展」です。

藤吉憲典の蕎麦猪口と小皿、お酒の器も60点ほど参加しています。

美味しいお蕎麦とうつわをいっぺんに味わうことのできる嬉しい機会です。秋の一日、足を延ばしてみませんか。


新蕎麦と美味しいうつわ展

ギャラリー栂

岡山県和気郡和気町清水288-1 TEL0869-92-9817

2017年10月3日(火)~15日(日)
10時~17時

※10月9日(月)は、「そば粉でデザート作りましょ♪」イベントのため、蕎麦栂はおお休みです。イベント(参加費1000円、定員10名、エプロン持参、要予約)に参加ご希望の方は、お電話でご予約下さいませ。
ご予約は、ギャラリー栂 0869-92-9817 まで。


ギャラリー栂さんでは、来年2018年春に、藤吉憲典の個展も予定しています。どうぞお楽しみに!

 

 

食事を通して見える世界@郷育カレッジ

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

食事を通して見える世界@郷育カレッジ

花祭窯のある福津市には、市民のための生涯学習の仕組み「郷育カレッジ」があります。

先日、そのひとつである食育講座「食事を通して見える世界」に参加してきました。

講師は九州大学大学院生の竹内太郎さん。自ら自炊や保存食づくりを実践し、九州大学の自炊塾、むなかた自炊塾の運営を手伝っておられます。むなかた自炊塾については、以前にもご紹介をしました。

むなかた自炊塾で食育を考えた。

今回の講座では、大学院では日本の近代史を研究なさっている竹内さん独自の切り口で、「日本の食事文化」と「伝承の重要性」を考える時間となりました。

講座のなかで最も心に残った竹内さんのお話は、「伝承」の考え方。「教えてもらったことを次の世代に伝えていくことが、それを教えてくれた人が生きていたことの証になると思う」というものでした。

両親、祖父母、先生、近所のじいちゃんばあちゃんが教えてくれたことを、子ども、孫、近所の子に伝えていく。血がつながっていてもそうでなくても、教えていただいたことを誰かに伝えていくことで、それを教えてくれた人の存在を次世代に残していくことができる。

そしてそれは文字や言葉による情報だけでなく、味であったり、知恵であったり、景色であったり…。「教えてあげたこと、教えてもらったこと」が引き継がれていくことが、人の生きた証になる。素敵な考え方だな、と思いました。

 

その仕事の先。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

その仕事の先。

花祭窯に中学生がやってくるのはまだ少し先ですが、今日はいつもお世話になっている桐箱屋さん=お隣にある古賀市の増田桐箱店さんが、職場体験中の中学生を連れていらっしゃいました。

本日が体験最終日ということで、「できあがった桐箱が使われている現場」を見るための窯元訪問です。「お伺いしてもいいですか」の打診をいただいて、なるほど!是非にとお越しいただきました。

すべての会社や商品は、その会社・商品だけで成り立っているのではなく、その手前にある仕入元や、その先にある得意先との関係性のなかで成り立っています。そんなあたりまえのことも、実際にその「手前」や「先」が見えないと、ひとつの会社のなかで完結しているような気になってしまうかもしれません。

やきものができあがる→桐箱屋さんに測りに来ていただく→桐箱屋さんが箱をつくって納めてくれる→納品された箱に箱書きをして次第を整える→お客さまのもとへ送る

このような一連の流れのなかにある桐箱屋さんであり、窯元であり。この仕事の先には誰がいるの?を知ること、意識することの大切さをあらためて考える機会にもなりました。

 

 

九月のお干菓子。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

九月のお干菓子。

和菓子このわさんによる季節のお干菓子。すっかり毎月の愉しみになっています。お客さまにお茶をお出しするときに、お茶菓子が季節のエピソードを添えてくれるというのは、あらためて嬉しいことだなぁ、と感じます。

さて今月は柚子を持ってきてくださいました。季節的には少し早いのかな?と思いましたが、そろそろ青い柚子から収穫期に入るようですね。九月に入って朝晩涼しくなってきたところ、季節をちょっぴり先取りするのもまた贅沢です。

上の写真、お皿は浅葱(あさつき)の楕円小皿を使ってみました。藤吉憲典のオリジナル。創業時から作っているロングセラーです。浅葱、つまりネギの花をデザインしたものなのですが、ぱっと見た感じで受ける印象はヒガンバナ。柚子のお菓子を載せたら、朱色・薄いグリーン・黄色が楽しい一皿になりました。

もうひとつ、黄瀬戸の豆皿に載せてみたら、こちらはお月さまのような雰囲気に。

さて今回のお干菓子、なんと命名しようか、思案中。

浅葱楕円小皿はこちらで詳細ご覧いただくことができます(^^)

 

 

お師匠さんの教え。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

お師匠さんの教え。

九月に入り、お茶のお稽古再開です。わたしの入門している茶道南方流では、毎年八月は夏休み。ただでさえなかなか覚えないところに、ひと月のお休みで手順がすっかり忘却の彼方、と言い訳しながら…。

でも、根本的にたいせつなことは残るものですね。夏休みに入る直前に、ふだんはなかなかお稽古を見ていただく機会のない、お師匠さんである和尚さんにご指導いただく好機を得ました。そのときにいただいた言葉が、ずしんと残っていました。

ごまかさないこと」。

お点前のお稽古の後に、いただいた言葉です。いや、ほんとうに恥ずかしかったです。意識のうえではごまかす気持ちなどまったく無いつもりでしたが、「作法がうろ覚え」であることを知られたくない気持ちが無意識に働いたのでしょう。ゆっくり丁寧に、お客さまにもよく見えるようにすべき作法が、手先でさっさと済ませるような形になっていたことを、指摘されたのでした。

恥ずべきは作法の手順を間違えることではなく、そこに心が伴わないこと。

教えていただいたことをしっかり心に留めて、秋からのお稽古です。

 

わたしのお茶の教科書。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

わたしのお茶の教科書。

南方流(なんぽうりゅう)に入門して、はや5年目。繰り返しお稽古すれど、作法を覚えたと思っては忘れの繰り返し。なんとも心もとない状況ではありますが、素晴らしい師匠・先生・先輩方・お稽古仲間に支えられ、楽しんでいます。

毎年八月は、お稽古がお休みの月。この間に少し本でも読もうと引っ張り出してきたのがこの三冊です。

  • 『利休百首ハンドブック』淡交社編集局 編(淡交社)
  • 『南方録』西山松之助校注(岩波文庫)
  • 『南方録を読む』熊倉功夫(淡交社)

『利休百首ハンドブック』は流派を問わずよく読まれているのではないでしょうか。入門して最初に、先生に「おすすめの本がありましたら教えてください」とお願いしたところ、まずはここから、とご紹介いただいた本です。

茶道の精神・点前作法の心得を、覚えやすいように「和歌」の形でまとめられたものです。現代の裏千家の作法に合わせて編集されていると書かれており、作法については流派により異なる部分もあるようですが、茶道の精神、大切な志・心構えが説かれています。お稽古の行き帰りに電車のなかで思い出したように読む本です。

『南方録』は、関連する書籍がかなりたくさんあり、どれを手に取るべきか迷うのですが、わたしが一番最初に手にしたのは、持ち歩ける岩波文庫でした。『南方録』原本のカナをかなに書きなおし、漢文を読み下し文に整理してあるものの、ほぼ原文なので読み進むのに時間を要しました。「棚」「書院」「台子」「墨引」それぞれに図が豊富に載っていて、文章の内容と照らし合わせて見ることができるのが好い感じです。

そして今読んでいるのが、熊倉功夫先生の『南方録を読む』。分厚い本なので、どのタイミングで取り組もうかと躊躇していたのですが、稽古でお世話になっている先生がプレゼントしてくださり、読みはじめました。いざ読みはじめると、こちらは現代語訳と解説が原文と一緒に書いてあるため、比較的読み進めやすいです。

いずれの本も、わたしは一度読んだだけでは到底ことばが頭にも体にも入ってきません。お稽古と同じように、時間をかけて繰り返し何度も読みながら、少しづつでも身に付けていくことが出来たら嬉しいな、と思います。

 

八月のお干菓子「沖ノ島の波しぶき」。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

八月のお干菓子「沖ノ島の波しぶき」。

和菓子このわさんにお願いしている、花祭窯でお出しするお干菓子。

八月は、宗像の大島でとれる藻塩を使った艶干し錦玉。沖ノ島の波をイメージしてつくったとこのわの大将がおっしゃるので、「沖ノ島の波しぶき」と呼ぶことにしました。

涼しい透明感のある姿。ほんのり塩気が感じられる絶妙の味わいが秀逸です。見た目も味わいも波しぶきを感じさせる季節感たっぷりのお干菓子。お抹茶とお出しするだけでなく、ほうじ茶や番茶と一緒にお出ししても、夏っぽくて良さそうです。

豆皿にお干菓子を載せて眺めて喜ぶ贅沢。

↓これまでのお干菓子はこちら↓

七月のお干菓子は七夕。

Potluck Partyという名の呑み会。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

Potluck Partyという名の呑み会。

Potluck Partyというとなんだかおしゃれな響きですが、実態に合わせて翻訳すると「1品持ち寄り呑み会」です。場所も花祭窯の座敷なので畳座で、Potluck Partyの言葉とはイメージがかけ離れていそうにも思えますが、英会話の先生が「それは英語で言うとPotluck Partyだね」とおっしゃったので、間違い無いでしょう。

家族ぐるみのお付き合いで集まって開催することもあれば、気の合う仲間に声をかけておっさんばかりで開催することもあり、はたまた息子のサッカー親子で集うことも。うちで開催することのメリットは、なんといっても、子連れでも遠慮が要らないこと。

1品持ち寄りは、参加者の個性でいろんなものが集まる楽しさが魅力。とはいえ、手づくりにこだわってはいないので、気楽です。手料理を持ってくる方もあれば、お気に入りのものを買って来られる方もあり、それぞれに楽しめます。

幸い、器は売るほどにある花祭窯(笑)
大皿や大鉢に盛ったお料理が食卓に並ぶと、とっても嬉しい気分になります。

 

七月のお干菓子は七夕。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

七月のお干菓子は七夕でした。

お隣の町、宗像市にある和菓子の名店、このわさん。オープンなさってすぐのころから、特に豆大福のおいしさに、すっかりファンになっていました。豆大福以外の生菓子も、もちろんとってもおいしくて、早い時間に売り切れてしまうことが少なくない人気店です。

ご縁があって、このわの大将とお会いしお話しする機会があり、何度目かお会いした際に思い切ってお干菓子のご相談をしたのが今年の四月。それから毎月、季節感のあるお干菓子をご提案いただいています。

七月は、和三盆糖の軽やかなお菓子。短冊を思わせる白い長方形に、笹を思わせるやわらかいグリーンが涼やかで、見た瞬間に「七夕ですね!」と嬉しくなりました。

花祭窯にお越しのお客さまに、お茶と一緒にお出ししています。七月は緑にお抹茶を感じたので、重ならないよう番茶や紅茶とあわせて。

七月も残り一週間、八月のお干菓子はどのようなご提案をいただけるのか、今からワクワク楽しみにしています。

 

 

神戸のギャラリー壺屋さんで個展です。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

7月下旬は、

神戸のギャラリー壺屋(つぼや)さんで個展です。

壺屋さんもまたギャラリーをオープンなさって20年目。壺屋さんのオープンに至る経緯についてはこれまでにもお話を伺っていましたが、この6月に20周年を迎えた花祭窯とほぼ同時期のスタートであったことを、個展案内状に添えられた言葉からあらためて感じました。

由緒ある茶陶の作家さんを中心に、お一人お一人との関係性、ひとつひとつの企画を厳しくこだわりぬいていらっしゃった壺屋さん。自分の美意識とつくりたいものへの欲求に正直に、道のりを開いてきた藤吉憲典。

そんな二者による初個展。この出会いが、お客さまにとって楽しく嬉しいものでありますよう。


藤吉憲典展

平成29年7月22日(土)~30日(日)
11時~18時【期間中無休】

ギャラリー壺屋
神戸市東灘区御影本町6-2-25
TEL078-843-5288
http://www.tsuboya.co.jp/