続・Democratic Luxury について考えた。

こんにちは!ふじゆりです。

引き続き Democratic Luxury について考えています。
しつこい性格なのです^_^;

恥ずかしながら・・
これまで、花祭窯・藤吉憲典がつくる「やきもの」について問われたとき、
自分の頭・気持ちではわかっているつもりでも、口から出る説明はいつもなんだか言葉が足りず、
わかりやすくお伝えすることが出来ていませんでした。

Democratic Luxury という言葉・概念に出会った今、
初めて、わかりやすくお伝えできるような気がしています。

錦赤玉文茶碗(藤吉憲典作)

藤吉憲典がつくる、やきもの。
材料について、制作工程について、歴史について、作り手について・・
これらを説明できるのは、あたりまえなのですが

一番お伝えしたいこと・お伝えすべきことでありながら、
きちんとわかりやすくお伝えすることができていなかったのが

そのモノがもたらしてくれるコト。

たとえば
美しいものを見たり、それに触れたりして、ほっとして安らいだ。
美しいものを見たり、それに触れたりして、明るい気分になった。
美しいものを見たり、それに触れたりして、思わず涙が出てきた。

今読んでくださっているあなたも
そんな経験をしたことがあるのではないでしょうか。

美しいもの
それは風景であったり自然の造形物であったり、
そして人の手が生み出した芸術(アート)であったり。

美しい芸術作品、それは嗜好品であって、生活必需品ではないかもしれませんが
芸術がなくても生活には支障は無いけれど、あったら、より楽しくなる。
芸術でお腹いっぱいにはならないけれど、胸がいっぱいになる。

そんなことを感覚的に感じたことがあるのではないでしょうか。

「最も手にとりやすい芸術品」のひとつである「やきもの」は、
造形的な美と、絵画的な美を兼ね備えながら
まさに「庶民的な贅沢」を実現してくれるモノ。

なかでも食の器は
価格的にもサイズ的にも、手にとりやすい芸術品であり
日々の生活に根付いた「用途の美」術品であり
使うことによってさりげなく感性を磨いてくれるもの。

Democratic Luxury

日常生活に高揚感や安息の時間・空間をもたらしてくれる贅沢です。

 

Democratic Luxury について考えた。

こんにちは!ふじゆりです。

友人がフェイスブックで紹介していた記事にあった言葉
Democratic Luxury
が、ここ3日間ほど頭を離れませんでした。

贅沢なもの、こと。

大衆的である。

という言葉の、一見ちぐはぐな組み合せ。

記事はバーバリーのブランド戦略に関するものでしたが
とても面白く、どんどん引き込まれていきました。
そのなかで何度も出てきたキーワード

Democratic Luxury

日本語への訳し方はいくつかありましたが
わたしには「庶民的な贅沢」というのがしっくり来ました。

少し前のこと、現代アーティストの村上隆さんが雑誌「Casa BRUTUS」で、
西麻布の桃居さんと現代陶芸について対談をなさっていましたが
「芸術(アート)でありながら、これほど手に入れやすいものはない」ものとして
やきものが語られていたのを思い出しました。

造形的でもあり、絵画的でもあるやきもの。
たしかに、器は用途を持ち合わせた芸術品といえます。

現代アーティストの彫刻を買おうとしたら、いくらかかるだろうか?
現代アーティストの絵画を買おうとしたら、いくらかかるだろうか?

そう考えると、やきものという芸術品は、とてもお買い求めやすい価格からあります。

なるほど、やきものは芸術品でありながら、庶民の手に届くもの。
庶民的な贅沢品=Democratic Luxury といえるもの。

こうやって書きながら、頭のなかがすっきりしていきました。

染付宝珠文蕎麦猪口(藤吉憲典)

2015年は5月に桃居さんで個展予定の藤吉憲典。
そういえば、村上隆さんのやきものコレクションのなかに、藤吉憲典の器も入っていると
桃居さんのオーナー広瀬さんからお聞きしました(^^)

2015年もよろしくお願い申し上げます!

こんにちは!ふじゆりです。

久しぶりの投稿は2015年第1回目。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

福を招くふくろうをモチーフにした陶箱

今年最初の仕事は、写真のふくろう。
「福壽のモマ」です。

花祭窯のある福津市津屋崎には宮地嶽神社がありますが
その宮地嶽神社に伝わる「正直者に金の珠を授けるモマ伝説」にちなんだものです。
「モマ」とはこのあたりの方言でふくろうのこと。

ふくろうのデザインには
「首が良く回る→商売繁盛」
「ふくろう→不苦労→苦労しない」
という縁起も込められています。

藤吉憲典作のモマ。
金の珠は陶箱になっていて、開けると中に福が入っています。

2015年が皆さまにとって良い年になりますように。

陶片ミュージアムの、もと。

こんにちは。花祭窯 ふじゆりです。

津屋崎陶片ミュージアム、なかなか更新が進みませんが
そうしている間に陶片は日に日に増えています。

津屋崎浜の古伊万里陶片

古伊万里が上がる津屋崎浜。
どんなふうに上がっているのかとよく聞かれるのですが
たとえば、今朝の散歩途中・・・

津屋崎浜の古伊万里陶片
どこにあるか、見えますでしょうか。
近づいてみると・・・

津屋崎浜の古伊万里陶片

はたまた

津屋崎浜の古伊万里陶片

近づいてみると・・。

津屋崎浜の古伊万里陶片

こんなふうです。
目が「陶片サーチモード」になると
意識しなくても陶片が視界に飛び込んできます(^^)

~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

津屋崎陶片ミュージアム
http://fujiyuri.com/blog/category/tsuyazaki-oldchina-museun/

<運営責任者>
花祭窯(はなまつりがま) 藤吉有里
https://www.facebook.com/HanamatsuriKiln

~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
■蕎麦猪口倶楽部(そばちょこくらぶ)
http://sobachoko.fujiyoshikensuke.com/

復刻古伊万里からオリジナルまで。肥前陶磁の伝統と革新。
____________________________

■磁器作家・藤吉憲典(ふじよしけんすけ)

Ceramic artist Kensuke Fujiyoshi フェイスブックページ
https://www.facebook.com/KensukeFujiyoshi

藤吉憲典公式ホームページ
http://fujiyoshikensuke.com/

肥前陶磁の価値を高める仕事を通して
優れた伝統工芸文化と技術を世界へ・後世へ伝えます。
____________________________

花祭窯 〒811-3304福岡県福津市津屋崎4-8-20

10月は東京個展。

こんにちは!ふじゆりです。
朝晩すっかり涼しくなって秋の気配です。

この秋から冬にかけては個展がふたつ。

10月の東京町田・ももふくさんから
早くも個展案内状が出来上がってきました!

東京町田ももふくさんで、藤吉憲典個展。

藤吉憲典 展------------------
2014年10月25日(土)~31日(金)
12:00~19:00
ももふく
東京都町田市原町田2-10-14 #101
TEL042-727-7607
------------------------

今回もスタイリッシュな案内状を作ってくださいました。
飾って絵になるハガキ、とっても嬉しいです(^^)

個展案内状は10月に入ってからお届けいたします。

個展案内状のご希望はこちらからどうぞ(^^)
http://fujiyoshikensuke.com/form/dm.html

染付蛸唐草文蕎麦猪口

蕎麦猪口新作をアップしました!

染付蛸唐草文蕎麦猪口
(そめつけ たこからくさもん そばちょこ)

藤吉憲典の染付蛸唐草文蕎麦猪口

藤吉憲典の個展でご覧になった方もいらっしゃるかと思います。
蕎麦猪口倶楽部にも掲載せねば!と思いつつ、ようやくアップいたしました。
たいへんお待たせいたしましたm(__)m

見込文様に五弁花、縁地文には四方襷と
しっかり手が入っています。

蛸唐草文はとてもポピュラーな文様ですが
それだけに、描き手の個性がそのまま表情に表れます。

藤吉憲典の蛸唐草文は
子孫繁栄の思いがこめられた唐草文にふさわしく
丁寧で力強い筆致が特徴です。

 

蕎麦猪口倶楽部 染付蛸唐草文蕎麦猪口
http://sobachoko.fujiyoshikensuke.com/?pid=80332211

津屋崎陶片ミュージアム~これぞ初期伊万里!?~H260816001

こんにちは!ふじゆりです。

拾ってきたままになっていた陶片のなかから
ダンナが「これが初期伊万里」と出してきました。

津屋崎陶片ミュージアム初期伊万里の陶片

津屋崎陶片ミュージアム初期伊万里の陶片

津屋崎陶片ミュージアム初期伊万里の陶片

津屋崎陶片ミュージアム初期伊万里の陶片

江戸時代の初期1610年~1650年代につくられたもので
いわば日本で最初に生産された磁器の特徴を持つものが
初期伊万里と呼ばれています。

高台径が小さい
皿の中央にかけて厚手になっている呉須の発色が控えめ

などなど
「初期伊万里の特徴」と言われるものがあります。

写真のものは
高台径が小さいです。
高台がやや内側に向かって斜めに入っているのも
初期伊万里に見られる特徴のひとつだという人もあります。

皿の底部は、厚くできています。
縁が段になっているのも、初期伊万里に良く見られる形だとか。

呉須の色合いも、やわらかい発色です。
釉薬もしっとりとした感じです。
なにが描かれていたのか、この片だけでは判断が難しいですが
おおらかな筆遣いの文様です。

この1片から、ああだこうだと全体を想像してみるのが
陶片の楽しみのひとつでもあります。

ギャラリー縄にて 藤吉憲典 展

こんにちは!ふじゆりです。
お待たせいたしました。
大阪心斎橋・ギャラリー縄(しょう)さんでの 藤吉憲典 展です。

ギャラリー縄にて藤吉憲典個展

藤吉憲典 展------------------

2014年8月15日(金)~23日(土)
11:00AM~7:00PM
ギャラリー縄(しょう)
大阪市中央区南船場2-10-30豊城ビル1F
※クリスタ長堀北5出口から北へ200m
TEL06-6245-7117
------------------------

毎年お世話になっているギャラリー縄さんでの個展。

例年5~6月に開催していたのですが
オーナー尾崎さんの「ちょっと時期を変えてみましょか」の一言で
今回は、8月真夏の開催となりました。

お盆15日からのスタート。
正直、お盆の時期は人が来ないのではないか!?と気になったので
率直に聞いてみました(笑)

尾崎さんいわく
「この業界は夏に長期休むところも多いので、実は意外とねらいめなんですわ」。

なるほど、了解しました!

ギャラリー縄さんがつくってくださる個展案内状は
尾崎さんの一言が毎回楽しみでもあり、ドキドキでもあり。
作家紹介に見えるこの文章、実は作家へのメッセージだと受け取っています。

今年の一言は
「将来、2代目川瀬竹春先生の豆彩にも匹敵する、彩磁を造っていただければと期待しています。」

こちらの状況はまったく伝えていなかったにもかかわらず
ダンナの作陶風景を見ていたかのようなこの一言。
というのも、このところ、個展に向けて赤絵を描き込んだ彩磁をいくつもつくっていたのです。

2代目川瀬竹春。
縄さんとお付き合いがはじまったのは2005年の個展。
初めて縄さんに伺ったダンナが
川瀬竹春さんの個展の図録をいただいて帰ってきたのを覚えています。

2014年のギャラリー縄 藤吉憲典 展
どうぞご期待ください。

個展案内状のご希望はこちらからどうぞ(^^)
http://fujiyoshikensuke.com/form/dm.html

見て・触って・少し学んで、選ぶ。

こんにちは!ふじゆりです。

津屋崎・花祭窯で、新しい取り組みはじめます。
とはいっても、特別なことではなく
これまでなんとなくやってきていたことを
意識的にやることにした、というところです。

なにをするかというと
「やきものを見て・触って・少し学んで、選ぶ」
場を提供すること。

花祭窯ニュースレター7月号英語版
花祭窯ニュースレター7月号英語版

日本の美術教育は、美術館などでの一般向けプログラムを見ても
やたらと「体験させる(=自分で作る、的な)」ことがメインに組まれていて
「鑑賞する」ということがなおざりになっているのが
常々不思議でなりませんでした。

「ただ、みる(見る・観る)」
「さわって、みる」
「そのものの背景にあるストーリーを少し知ったうえで、みる」

そんな「みる」を楽しむ場を育んでいけたら、と思っています。

藤吉憲典蕎麦猪口展2014

熊本のビストロ&バーSUNNYで開催中の蕎麦猪口展。
7月に入り、展示入れ替えです。

SUNNY蕎麦猪口展2014

新しい文様が本日SUNNYに届いたばかりです。
ぜひチェックしてくださいね♪

Bistro&Bar SUNNY
http://watarufujikawa.sunny-bistrot.com/?eid=43