こんにちは。Meet Me at Art ふじゆりです。
【開催報告】世界史を建築家の視点で学ぶ!第3回初期キリスト教・ビザンチン
台風が近づきつつあった9月29日。予報進路を見る限り大丈夫そうだったので、開催いたしました。お天気の心配ななか、足を運んでくださいました皆さまに、心より感謝申し上げます。ありがとうございました!
今回も「目からウロコ」の連続でした。この講座、わたしは一度聴いているはずなのですが、にもかかわらず膨大な発見や気づきがあるのが、講師をしてくださる藤井さんのすごい所だと思います。
以下、まとめ(^^)
- 機能と構造と生活習慣と装飾とが一致することが「美しさ」である。
- 初期キリスト教・ビザンチン文化の背景にはキリスト教迫害の歴史がある。
- 初期キリスト教・ビザンチンの時代は、機能・構造と形の美しさが一致している時代であり、我々(ものづくりに関わる人間)がもっとも憧れる時代。
- 東ローマ帝国は、西方(ローマ)文化と東方(メソポタミア・ペルシャ)文化が出会い融合した場所。その結果生まれたのが、ビザンチン文化。
- ローマ・キリスト教徒と、イスラム教徒との文化・技術がイスタンブールで融合。
- イスタンブール=ビザンチン=イスカンダル。
- ビザンチン文化に我々が見る素朴さ・なつかしさ=ビザンチン文化に潜むイスラム・アジアの東方文化へのあこがれ。
自分たちが、何に対して美しさを感じるのか、その根源を知ることができた勉強会でした。
次回は「ロマネスク・ゴシック」。こちらもますます楽しみです(^^)