こんにちは、ふじゆりです。
お酒を飲みながら建築のお勉強
第3回目。
今回も隣町・宗像にお住まいの建築家、株式会社藤井設計室の藤井さんご夫妻のご好意で。
https://www.facebook.com/Fujii.Design.Office
阿蘇ファームランド、ハウステンボス、ひらかたパーク、南紀白浜とれとれヴィレッジ・・など
おもしろい空間をたくさん手がけておられるスゴイ建築家さん。
ご縁があって家族ぐるみで仲良くしていただいています。
その藤井さんがこれまでにヨーロッパ各地で撮影してきたさまざまな様式の建築物の写真を見ながら、
それぞれの建築について解説を聞くことが出来るという趣向です。
第3回目のテーマは古代の建築
ピラミッド、ストーンヘンジなど壮大な建築物が画面に現れるたびに
「なんのために?」「どうやって?」の「?」がどこからともなく飛び出します。
そのたびにたどり着く結論が、「わからない」。
今回の勉強会で個人的に一番面白かったのは、
この「わからない」ということを受け止めることでした。
わからないし、もっと言えば「そんなことはどうでもいい」。
なんのために作られた建造物なのか、どうやって建てられたのか。
確かにとても気になる部分ですし、いろいろと推測することはできます。
推測して議論する、というのが一般的にありがちな学び方かもしれません。
でも、藤井さんがその都度おっしゃった
「僕たちが考えつくことは、すべて現代科学(西洋科学)の前提に基づくものだから、
本当のことなんて誰にも分らない」ということが、とても響きました。
そして「そんなことはどうでもいい」。
建築家である藤井さんがそのようにおっしゃることが、とても面白かったのです。
そうなんです。
美しいものは美しい。素晴らしいものは素晴らしい。
「どうやってつくったのか」なんていうのは、おまけみたいなものなんですね。
頭で理解するのではなく、感性で評価する。
わからないことはわからないままに、自分の五感で受け取ったままに
そのものを受け入れる「ものの見方」。
その心地よさを存分に味わった勉強会でした。
ありがとうございました。