九州国立博物館「タイ 仏の国の輝き」

九州国立博物館「タイ~仏の国の輝き~」

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

九州国立博物館「タイ~仏の国の輝き~」

黄金のゾウが見たくて、観に行ってきました。

今回入場口でまず目についたのが、「音声ガイドプログラム」の案内。実のところ、いまだかつて「音声ガイド」を借りたことが無く、借りようかな、と思ったこともなかったのですが、目に飛び込んできた文字が…

「特別出演:みうらじゅん いとうせいこう(タイ仏像大使)」

こんな飛び道具を繰り出されては、どうしようもありません。迷う間もなく「音声ガイド」を借りていました(汗)

お目当ての金のゾウは、期待通りの素晴らしさ。展示空間にひろがる明るい空気感は、タイの仏像の穏やかな表情のたまものと思われました。そして歩き姿の仏像や足跡など、軽やかな動きを感じる仏像との出会いは、とても新鮮で楽しいものでした。

 

ところで音声ガイド、ウキウキと音声のスイッチを入れると、落ち着いた女性の声。「えっ!」と思ってプログラムをよく読んだところ、みうらじゅんといとうせいこうによる解説は「特別チャンネル」という5カ所のみでした…。

おのれの早とちりを恨みつつ、この機会に「音声ガイド」なるものを体験しようとプログラムNo.1から順に観・聞きすることに。

初めての「音声ガイドプログラム」、正直な個人的感想は「音声は鑑賞をジャマする」でした。あくまでも個人的な感想です。しっかり鑑賞した後に、あとからの補足として音声を活用するのがいいな、と思いました。

みうらじゅんといとうせいこうの特別出演ガイドは面白かったですが、ちょっと物足りなさも(笑)九州国立博物館仕様でしたでしょうから、仕方がないですね(^^)

 

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。