きもの

着物でお出かけ。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

昨日は入門している茶道のお茶会でしたので

着物でお出かけ。

5年前くらいでしょうか、お茶を習い始めたのをきっかけに、必要に迫られて着物を揃えました。それまではまったく縁がなく、大学の卒業式に貸衣裳の袴を着たぐらい。

実のところ、着物を揃えるといっても、何をどう揃えたら良いのかさっぱりわからず、そのうえ巷にある和装のお店はなんだか入り難く。というところに、近所の宮地嶽神社参道に着物リサイクルショップの時代屋さんがあることを知り、駆け込んだのがことのはじめ。

まずはお茶会に安心して着ることのできる一揃いを教えていただきました。リサイクルとは言いながら、とても良い状態のものを、とても良心的な価格で揃えることができて、「着物を着る」が一気に身近に感じられるスタートでした。

そこからは、着付けの練習もお世話になり、何か足りないとき・わからないときには「とりあえず時代屋さんに相談する」で、助けていただいています。

年に数回あるお茶会に着物でお出かけしていますが、この「着物でお出かけ」が心から楽しいものになるか、気持ち的に負担になるかは、着物に対する考え方で大きく変わっただろうな、と感じています。

世の平均的な女性に比べておしゃれへの関心がかなり低いわたしが、ときどき着物を着ることを楽しく感じるのは、やきものに通じる着物や帯の文様の面白さもさることながら、「着物って(価格も含め)すごくたいへんそうだと思っていたけれど、あんがい気軽に楽しめる」という、見方の転換があったことが大きいです。

面白いなぁと思うのは、「着物を着ることがある」ということが知られると、「もう誰も着ないから」と着物をお譲りいただく機会がでてくることです。「自分は着ないけれど、生かしてほしい」と思っている方がとても多いのですね。

正直なところ、まだまだ上手に着ることができません(汗)。でもありがたいことに、お茶会に行けば諸先生・先輩方が「少し直してあげる」「こうするとうまくいくよ」とアドバイスしてくださいます。おかげで多少上手に行かなくても「エイヤッ」と着る度胸がつきました。恥をかきながら少しづつ覚えていきます(^^)

 

リサイクル着物の販売、時代屋(宮地嶽神社参道)さん。
https://www.facebook.com/jidaiyafukutsu/

 

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。