こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
磁器作家 藤吉憲典の挑戦@福岡アジア美術館、まとめ4
「磁器作家 藤吉憲典の挑戦@福岡アジア美術館、まとめ1」では、アンケート回収結果などから数字的なまとめ、「まとめ2」ではご来場者様の声を抜粋し、「まとめ3」ではいただいたご来場者様の声からの考察をまとめました。最終となる「まとめ4」では、起案から会期終了までの全体の流れと、実務的な反省点など。
- 展覧会計画にあたっての参考書:『THE CURATOR’S HANDBOOK』(フィルムアート社)、『美術館っておもしろい!』(河出書房新社)。この2冊で、必要なことはほぼ網羅出来ていた。
- スケジュール:
2020年初夏思い付き
→10月初旬プランニング本格始動
→2021年1月アジ美会場申込
→2月会期・会場等決定
→8月展覧会タイトル・具体的プラン等決定
→9月告知・後援・協力依頼、チラシ第1弾制作
→9月末アジ美事前打ち合わせ(=最終打合せ)
→10月チラシ第2弾制作、ポスター制作、パンフレット制作
→11月最終調整。 - スケジュール的には9月~11月の会期直前までの約2か月で、いろいろなことが進んだ。間に合いはしたものの、もう少し早めだと尚良い。
- 写真:今回、短期間で制作したものの、写真撮影と印刷物制作(チラシ第1弾→チラシ第2弾→ポスター→パンフレット)がかなりうまくいった。写真さえきちんと揃えておけば、ある程度うまく行く。急なお願いに応えてくださったカメラマンさんのおかげなので、次回以降はもっと早めに準備。
- 印刷:いつもの印刷WAVEさん。納期スケジュールさえ把握しておけばOK。オンデマンドとオフセット、部数・納期・金額で使い分け。
- 告知:DMはチラシを封書で送ることにし、DMハガキは作成せず。チラシとインターネットでOK。福博ツナグ文藝社さんのヘルプが大きかった。自分でプレスリリースを打つのをすっかり忘れていた。インターネットはインスタをもっと活用できたはず。
- 資料展示:解説展示パネルは、もっとサイズを大きく、見やすいものを作るべき。業者さん調べる。
- 3室分割のプランニング:(第1室)普段の作品展示(第2室)インスタレーション(第3室)補足資料展示・アンケート記入場所。結果として良い使い方ができた。次回以降、映像の活用(第3室)も要検討。
- アンケート等:「アンケート」は思いがけず回収率の高い結果となり、大成功。質問項目も妥当だった。「入場の際の注意」は、配布しても読まない人がほとんど。紙がもったいないので、次回以降は掲示物に変更。
- 資料展示:お取引先さんの協力を得られた。今回の成果をもとに、次回以降はもっと早く告知して、より充実した資料提供を求めると尚良い。
- パンフレット:作品写真データをもっと多く掲載しても良かったかも。展示プランをもう少し早めに決めればできたこと。文章コンテンツは、現段階において最善のものをつくれた。
2021年11月29日現在。
とりあえず、現時点ではこんなところ。また思いついたら追い追い追記。