花祭窯の縁側

花祭窯の縁側-ツワブキ。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

花祭窯の縁側-ツワブキ。

この季節、山のなかに、ふと目につく黄色。ツワブキの花が大好きです。佐賀・花祭の山のあちらこちらにあります。

春は山菜としてのツワブキ。香りの高い茎を佃煮にします。やわらかい新葉のついたものを根元近くから採ってきて、下茹でして筋っぽい皮を取り除いてと、下準備に手間がかかるし、アクで指先が真っ黒になります。それでもその香りと味が素晴らしいので、毎年食べたくなるのです。

津屋崎の花祭窯の小さな茶庭にも、ツワブキがあります。こちらはもっぱら鑑賞用。葉っぱの濃い緑に、これまた濃い黄色の花。山にあっても日陰に生えていることが多いツワブキは、庭でも石陰や塀沿いの「少し暗いところ」で、その存在感を発揮してくれます。

 

 

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。