木の椅子を見てきました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

木の椅子を見てきました。

お日さまが気持ちのよい休日、宗像の別格本山鎮国寺で開催中の「木と出会う」展を見てまいりました。仏像彫刻と、木の椅子のお二人での展示でした。今回のわたしたちの目的は、FDY家具デザイン研究所・山永耕平氏の、ウィンザーチェア

とても美しかったです。ウィンザーチェアはもちろんのこと、花祭窯はほぼ畳の和室なので、畳の部屋での和の椅子の展示にイメージが触発されまくり、思わず持って帰りたくなるものが多々。

FDY家具デザイン研究所・山永耕平氏の椅子

ゾウに見える美しいスツール。座面も脚も、線と面のなだらかな曲線がたまりません。座ると包み込まれるような納まりの良さを感じます。

FDY家具デザイン研究所・山永耕平氏の椅子

和の空間を意識して、デザインを研究したという座椅子。あちらこちらにさりげなく施された傾斜、丸み、凹凸がすべて意味を持っていました。これぞ機能美。

FDY家具デザイン研究所・山永耕平氏の椅子

写真はほんの一部です。このほかにも、ウィンザーチェアのミニチュアや、簡単に動かすことのできる大きなベンチ、消防の出初式から着想を得たという梯子椅子など、いろいろ。

美しくて座り心地の素晴らしい椅子の数々に実際に座って、触って。制作者の山永さんから直々にたくさんお話を伺うこともできました。贅沢な時間でした。現在は、工房で娘婿さんが技術を引き継いでおり、注文に応じて制作してくださるそうです。工房にもおじゃましたいところ。

「木と出会う」展は、宗像の別格本山鎮国寺にて、2020年2月22日(日)まで。10-17時オープン、入場無料です。