読書『小説 イタリア・ルネッサンス 1 ヴェネツィア』(新潮文庫)塩野七生

2021上半期読んだ本、ふじゆり的ベスト5。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

2021上半期読んだ本、ふじゆり的ベスト5。

昨年に続き今年も引きこもり気味なので、読書時間が確保できている実感はありました。先ほど数えてみたら、1月から6月末までの半年で40冊以上。「たくさん本が読める幸せ」をあらためて感じています。大げさ!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、わたしにとって「睡眠時間」と「読書時間」がたっぷりとれることは、とても大切なことなのです^^

さっそくベスト5をご紹介!

第5位『リアルビジネス3.0 あらゆる企業は教育化する』(日経BP)日経トップリーダー編

「事業の教育化」の流れと実例を示したビジネス書です。自分のしている仕事の可能性をとらえ直すのに、「教育化」は役に立つ考え方だと思いました。「ビジネスの教育化」と言われてピンと来なくても、事例が載っているのでわかりやすいです。ビジネス書は、年間通して何冊も読んでいる割には、あまり「ふじゆり的ベスト5」に入ってこないので、これはヒット!と言えると思います。

第4位『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』(プレジデント社)オードリー・タン

時の人、台湾IT相オードリー・タン氏の自著。彼女に関する本をこれまで4冊読みました。いずれも「オードリー・タン」を主人公としていますので、重なる内容はもちろん多いのですが、視点が変われば着眼点も変わるところがあり、それぞれに面白かったです。何冊も読むことで内容の相互補完ができるので、興味のある方はいろいろ読んでみるとお良いかもしれません。が、どれか一冊だけ選べと言われたら、わたしは本書をお勧めします。

第3位『シャネル CHANEL』(講談社)藤本ひとみ

『一人で勝手に藤本ひとみ祭り』開催中です(笑)。半年で著書10冊以上読破していました。藤本ひとみさんの著書は、なんといっても『皇妃エリザベート』『王妃マリー・アントワネット』など、女性を主人公にした歴史小説!と思っていましたが、マリリン・モンローや本書シャネルを主人公にした近現代ものも、読みごたえがありました。

第2位『起業の天才!江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男』(東洋経済新報社)大西康之 著

リクルート社や創業者江副さんに関する本はたくさん出ていますし、何冊も読んでまいりました。本書は居並ぶ「江副本」の最新版にして470ページに及ぶ大作です。見るからに分厚く、読むのに何日かかるかと危惧していましたが、ストーリーに熱中して数日で読了。視点が変わるとまた新たに理解できることがありますね。著者のジャーナリスト魂が感じられる一冊でした。

第1位『小説 イタリア・ルネッサンス 』シリーズ(新潮文庫)塩野七生

2020年から読み始めた『1 ヴェネツィア』『2 フィレンツェ』『 3 ローマ』『4 再び、ヴェネツィア』のシリーズが今回もランキング入り。余韻が深く、その世界観にいつまでも没頭していたくなる塩野七生ワールドでした。塩野さんの本は、これまで何度も読みかけては挫折していましたが、本書はコンパクトなうえストーリーにスピード感があって、全部読むことができました。ルネッサンス時代のイタリアを旅するように読める本でした。

振り返ってみれば、「藤本ひとみ」「塩野七生」「オードリー・タン」な上半期でした。これまでになく「人物」に関心が向いていたようです。毎回そうなのですが、読書を振り返ることで、自分の「今」を垣間見ることができますね。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯(はなまつりがま)の内儀(おかみ)であり、Meet Me at Artを主宰するアートエデュケーターでもある、ふじゆり のブログです。