読書『鳩居堂のはがき花暦』(小学館)

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『鳩居堂のはがき花暦』(小学館)鳩居堂監修

常々手帳にはがきを入れていて、書きたいときにすぐ書けるようにしています。大阪でサラリーマンをしていたころからですから、これが習慣になってほぼ四半世紀(笑)。ひところずっとお世話になっていたのが、まさに鳩居堂さんの絵ハガキでした。

四季の花々が絶妙に配置されたバランスの美しさと、少し厚手の紙と、シルクスクリーン印刷の、なんともいえない質感が大好きで、見かけるたびに何枚も買い込んでいました。季節ごとに売り場に並ぶ絵柄が変わるのも魅力でした。その時に使いたいものを、その都度選ぶ贅沢。

その絵柄を一挙公開してくれているのが、本書です。絵葉書の発売から30年以上経ち、二百種以上の絵柄があるといいます。よく使っていた大好きな絵柄もあれば、初めて見る絵柄もあり。ついつい欲しい絵柄に〇をつけてしまいます。そして鳩居堂さんに出かけたくなります。東京なら銀座の東京鳩居堂、福岡なら天神のTOHJIJULIET’s LETTERSで手に入りますが、やっぱり京都の鳩居堂本店にも足を運びたいですね。

絵柄についての解説だけでなく、鳩居堂さんの歴史や、はがき文化の気軽な楽しみ方も書かれています。この本を読んで(見て)、誰かにハガキを出したくなる人が増えると嬉しいな、と思います。