久しぶりに「パワーランチ」。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

久しぶりに「パワーランチ」。

と書きながら、「パワーランチ」は既に死後かもしれないなぁ、と思いました。ちょっとググってみると、「会議や打ち合わせをしながらの昼食」的な解説が出てまいりました。どうやらまだなんとなく使われているようです。個人的には「仕事上の打ち合わせ」や「事業者仲間との雑談、近況報告」を伴う昼食を指して使っています。そしてこうした方々との昼食は、わたしにとって文字通り「パワーが出てくるランチタイム」になります。

10月に入り緊急事態宣言がやっと明けたので、1年以上延び延びになっていた、お友だちとのランチに。福岡県では独自の飲食店認証による感染症対策が進んでいて、お互いに気を使いつつも、安心して出かけることができるのがありがたいです。今回お世話になったのは、北九州市八幡にある千草ホテルのダイニングカフェ。大正時代に料亭から出発した老舗のホテルです。現代アートのコレクションもなさっていて、ホテル内のあちらこちらで、楽しむこともできます。

お友だちの「近況報告」に、今回は聞き役に徹しました。新規事業の計画と進捗状況、設備投資の状況、事業継承の打診への対応などなど。「やること考えることが多すぎて、余裕が無いんです!」というその背景が、目に見えてくるようでした。とはいえ「迷っている」という事案についても、ほぼ彼女のなかでほぼ結論が出ているのがわかっています。意見を求められてもわたしが言えるのは「もしわたしなら、こうする」ということだけ。それでも、話をすることで、整理整頓になったようでした。

「余裕が無くて」と言いながらも、生き生きとしている彼女の話ぶりに、嬉しくなりました。彼女が直面している経営課題を一緒に聞き、考えていくことは、わたし自身の事業の大きなヒントにもなります。おいしい洋食を食べ、デザートの盛り合わせをいただき、お腹も心も満たされたパワーランチタイムとなりました。

世のなかの状況を見ながら少しづつ、こんな機会も増やしていきたいな、とつくづく思いました。