近所に弓道場がある、というのも、すごいこと。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

近所に弓道場がある、というのも、すごいこと。

昨日に引き続き「ご近所すごい」シリーズ。

福津市民の運動公園施設、なまずの郷。子どもが小学生のときはサッカーの試合のたびにグラウンドにせっせと足を運んだものでした。当時から運動公園施設内に弓道場があることは知っていましたが、わたしの人生のなかであまり馴染みのない武道であり、弓道人口がそんなにおられるとはイメージしておりませんでした。

高校生になった息子が弓道をはじめたので、にわかに弓道が身近になり、この夏、初めてなまずの郷の弓道場を覗いてみることに。まず、きちんと立派な施設で感心しました。そのうえ市の施設ですから、使用料はとてもリーズナブル。利用法は予約制で、施設のホームページからオンラインで申し込むこともできますので、若い世代にも使い勝手が良いようです。

そしてなんといっても素晴らしいのは、人生の先輩方がそこで弓を引いておられること。年齢関係なく続けられること、何年やっても極めきれない奥深さを、実際に弓を引く姿で見せていただける。思いがけずありがたい機会となりました。送り迎えのタイミングで、息子がお世話になりますとご挨拶したところ、「皆、孫が来たような気持で嬉しくて」とおっしゃってくださいました。

初対面であっても、そこに若い子がいれば、皆さん気がついたことをやさしくアドバイスしてくださいます。それは実技についてだけではなく、弓道場を使う準備から、稽古が終わった後の後片付けまで、すべてに及んだようでした。弓道という同じ目的があればこそ、世代を超えたかかわりが、自然に発生する素晴らしさ。

聞けば弓道場を備えた運動公園施設は、この辺りのエリアではなまずの郷だけで、近隣の市からも稽古にいらっしゃるようでした。ありがたい環境に感謝。