読書『行動経済学ってそういうことだったのか』(ワニブックス)太宰北斗著

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『行動経済学ってそういうことだったのか』(ワニブックス)太宰北斗著

お盆読書のラスト4冊目は、小説ではなく実用書。サブタイトルに『世界一やさしい「使える経済学」5つの授業』とあります。裏表紙には「エピソードとクイズから楽しく学べる!」とあり、その通りでした。著者は名古屋商科大学商学部准教授(本書執筆時)。著者曰く、商学部学生への実際の授業でも使う定番ネタを中心に解説ということで、わかりやすく興味をそそりました。

行動経済学。経済心理学と読み替えることもできるかな、と思いました。人間の心理が行動に影響し、その行動が経済学的にどんな結果をもたらすか、とでもいったものです。経済学は、ここでは単純化して「損得勘定」というように位置づけられています。マーケティングのセミナーで出てきそうな分析も多々あり、これは商売をしている人には必須の科目だと思いました。

人間心理がもたらすエラー、非合理。例示される数々のパターンが、自分あるいは周りの人に心当たりのあるものばかりで、苦笑いしながら読みました。どんな時に、どんな心理が働いて、判断を間違ってしまう可能性が高まるのか。これを知っていたからといって、必ず回避できるようになるとは言えませんが、知らないよりは少しはエラーを減らせるに違いありません。

わたしは大学では経済学部経営学科でしたが、当時は「行動経済学」という科目は無かったと思います。あったら取っていたはず…。でも、科目としての行動経済学はありませんでしたが、今こそもう一度受講したいような、面白い授業がたくさんあったのを思い出しました。お勉強が、実生活での仕事とつながる醍醐味。そろそろ経済学もリカレント(学び直し)の機会を持ってみようかな、と思える読書となりました。

『行動経済学ってそういうことだったのか』(ワニブックス)太宰北斗著

お盆前後の1週間で4冊読破は、良いペースだったと思います。ふだんからダラダラと(笑)本を読んでいますが、「この期間にこれを読む」と決めて読むのも、ある種の目標達成モチベーションが働いて、良いですね♪

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