読書『緋の河』(新潮社)桜木紫乃著

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『緋の河』(新潮社)桜木紫乃著

カルーセル麻紀さんをモデルとした小説。新刊棚にあった『孤蝶の城』を読み終わったのは、つい1週間ほど前のことでした。

読み終わってあとがきを読んで、それが『緋の河』の続編であり完結編であったのだと知り、さっそく「その前」である本書を借りて参りました。読みたいときに読みたい本が手に入る、ご近所図書館のありがたさです。

『緋の河』良かったです。『孤蝶の城』も面白かったですが、それを超えて面白かった。図らずも順番を逆にして読んでしまいましたが、これがまたわたしにとっては良かったです。『孤蝶の城』で出てくる回想風景の原風景を『緋の河』のあちらこちらに見つけることが出来たのは、宝探しに似た面白さがありました。それにしても、前編にあたる『緋の河』を読まずに後編である『孤蝶の城』を読んでも、まったく違和感がなかったことを、あらためて思いました。すごいですね。

主人公・秀雄(カーニバル真子)の少女時代(少年時代?)を紡ぐストーリーは、切ないながらも凄みを感じました。あとがきで著者が、カルーセル麻紀さんの物語は「ほかの誰にも書かせたくなかった」と書いていて、その執念が書かせた本だと思えば、凄みがにじみ出るのも当然かもしれないな、と思いました。

カルーセル麻紀さんがモデルではありますが、登場人物の構成や出来事は、ほとんどが虚構であるといいます。モデルその人の壮絶な人生の物語と、小説家ならではの想像力が爆発した小説です。前編部分を読み終えて、もう一度後編を読みたくなりました。

「博物館リンクワーカー人材養成講座」に向けて、自分の立ち位置を考える。

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「博物館リンクワーカー人材養成講座」に向けて、自分の立ち位置を考える。

今年も11-12月にかけて、九州産業大学の緒方泉先生をリーダーとする「博物館リンクワーカー人材養成講座」が開催されます。このタイトルで開催されるようになったのは2021年度からですが、

実はそのさらに前、2018年の「2025年問題に向けた高齢者の健康と博物館の役割」の連続講座で、すでにその流れは始まっていました。

今年度の連続講座開催に先立ち、そもそもリンクワーカーとはなんぞや?と、今更ながらに思いました。その先駆的な取り組みをしているのは英国で、これまでの学芸員研修会でも、英国の美術館の事例を学んできました。

あらためて復習して思ったことは、リンクワーカーはリンクワーカーでも、アートエデュケーターとしてつなぐ先は、美術に関連する活動や組織や施設であればこそ、その専門性が生かされるということ。アートを軸とすることで、そこから広がる活動にも「わたしが関わる意味」がはっきりするだろうな、と思いました。

読書『教養としての着物』(自由国民社)上杉惠理子著

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読書『教養としての着物』(自由国民社)上杉惠理子著

上の写真は「着物の夫人」藤吉憲典作の陶人形。

本書タイトル正式には『世界のビジネスエリートを魅了する 教養としての着物』です。「世界のビジネスエリート」とか「教養としての」とかを頭に付ける流行りは、まだまだ続いているのね…と少し斜めに見ていたら、本書の「おわりに」で、タイトルに「教養」がついていることに関して『そもそも「教養」とは何でしょう?』と問題提起されていて、一本取られました。その問に対する回答もおみごとです。

着物の基本的な知識から着こなしのための知恵まで、盛りだくさんです。とくに日本の伝統文化としての着物の歴史的背景などは、知らなかったことも多々ありました。また着物の文様と、肥前磁器の文様とは共通するものが多く、その点では理解しやすいことが多かったので、あらためて親しみがわきました。「着物は絵画を身にまとう衣装」というのは、なるほど納得です。

著者プロフィールにある肩書は「和装イメージコンサルタント」。今年前半に読んだ『人生を変えるクローゼットの作り方』を思い出しました。ニューヨークの高級デパートで、富裕な顧客へのファッションアドバイスを40年以上続けている、ベティ・ホールブライシュの自叙伝『A LIFE IN STYLE, WITH A TWIST』です。日本でもパーソナルスタイリストという仕事が認知されてきた現代、和装(着物)のスペシャリストの存在は、心強く頼もしいものでしょう。

わたしはが着物を着るのは、お茶のお稽古やお茶会のタイミング、あるいは仕事で海外に行くときなど、限られています。本書を読んで、少しづつ着る機会を増やして行こうと思えました。わたしの場合、ご近所に着物のプロ「時代屋」さんがあるので心強いです。

特別展のあとは文化交流展示室@九州国立博物館。

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特別展のあとは文化交流展示室@九州国立博物館。

九州国立博物館の常設展示・文化交流展示室。前回伺ったのは5月。半年近く経っていましたので、展示入れ替えが進んでいる部屋がいくつもあり、今回も見応えがありました。ちょうどこの日から、テーマ展示「いつもそばにいた 人と動物のアジア」がスタートしていたので、グッドタイミングでした。特に第8室の「シルクロードの動物たち」が良かったです。

やきもの関連では、多彩な江戸文化を紹介する第11室で、特集展示「御所の器」として古伊万里が展示されていました。江戸末期から明治のものが多かったです。公家好みなのでしょうか、染付の器の数々が、デザインも作りも絵付けも単調で面白くないのが残念でした。煙草盆やキセルは良かったです。お隣の第10室「九州陶磁の華 田中丸コレクション」は、安定の充実ぶり。今回も素晴らしい器を拝見して、大満足しました。

文化交流展示室には、修学旅行と思しき学生さんたちの姿が戻ってきていました。美術館・博物館に子どもや学生の姿があるのは、とっても嬉しいですね。やっと通常の状態に近づきつつあるのだな、と思いました。最後は大好きな第6室「アジア人の理想の姿」へ。仏像の皆さんにご挨拶して、大満足。

特別展 ポンペイ@九州国立博物館。

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特別展 ポンペイ九州国立博物館

九州国立博物館での今回の特別展は、一番楽しみにしていたポンペイ展。九州国立博物館の周囲は、いよいよ紅葉シーズンがはじまろうかという雰囲気でした。ロンドンに行ったときに古代ローマ帝国の気配を感じる遺跡で感動したのは、5年前のこと。あの感動が蘇ってくる展覧会でした。

ポンペイ展、よかったです!会期中に時間が取れたら、もう一度観に行きたいと思っています。特に素晴らしかったのが、モザイク画の数々。かなり期待して出かけましたが、その期待を上回る良さでした。朝一番に出かけたので、まださほど混んではおらず、至近距離でじーっと見たり、少し離れた場所から眺めたり、時間をかけて拝見することが出来ました。

数々のブロンズ像も素晴らしかった。いくつかのブロンズ像の、練りガラスではめ込まれた「目」に惹かれました。大理石の石像も素晴らしかった。…と、嬉しいばかりの展示でした。全ての作品が撮影可能(フラッシュは禁止)というのも、国内の展覧会では珍しく、良かったと思います。資料保存の観点から許されるものについては、こういう方向になっていくと良いですね。あちらこちらで、自分のお気に入りを撮る方々がありました。

ちなみにわたしが撮ってきたのは、この1枚。

このほか、黒曜石の盃、エメラルドと真珠母貝のネックレス、カメオ、ヘビ型ブレスレット、イセエビとタコの戦い(モザイク)などが、目に留まりました。

特別展「ポンペイ」のサイトでも、いくつかの顔ぶれをご覧いただくことが出来ます。

読書『孤蝶の城』(新潮社)桜木紫乃著

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読書『孤蝶の城』(新潮社)桜木紫乃著

いつものカメリアステージ図書館新刊棚でゲット。初・桜木紫乃さんです。気になりながらも、これまで桜木紫乃作品を読んだことがありませんでした。本書のことは、少し前に新聞の書評欄で目にし、カルーセル麻紀さんがモデルになった小説とあって、興味が湧いていました。

わたしが初めてテレビのなかの彼女を見たのは、小学校高学年頃だったと思います。その記憶が正しければ、約40年前。カルーセル麻紀さんは40歳前後だったはず。男性的な顔と女性的な顔を使い分けながら、周りを笑わせ場を捌く姿に、存在感とカッコよさを感じたのが、第一印象でした。本書のストーリーは、30代後半頃までの設定だと思いますので、わたしが彼女の存在を知ったのは、本書で描かれるあれこれがあった後、ということになります。

ぐいぐいとストーリーに引き込まれたのは、その設定の興味深さや起こる出来事の衝撃故というよりは、主人公・秀男(カーニバル真子)の人間的な魅力故であったと思います。展開から目が離せない=秀雄から目が離せない感覚がありました。ラスト、ぼろぼろの状態で泣いている主人公に投げかけられる「それが、今日の仕事なんです」のマネージャーの言葉と、「仕事」の一言で涙がぴたりと止まるシーンが、強く胸に刺さりました。

本書の前編となる著書『緋の河』があることを、「あとがき」で知りました。これを機会に、桜木紫乃作品、読んでまいりたいと思います。

来年の手帳を手に入れたら、整理整頓モードに突入。

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来年の手帳を手に入れたら、整理整頓モードに突入。

今年もそんな季節です。先日お茶のお稽古で博多に出たついでに、手帳を購入。あいかわらずデジタルのスケジュール管理機能は使わず、「紙」派です。手帳を選ぶのに何時間もかけていた時期もありましたが、買うものが決まっていると、ラクですね。そして、ここに行けばそれがある、とわかっていることも嬉しく。4年連続で使っているものを、博多駅アミュプラザにお店のある「Smith」でゲットしました。

この手帳のお気に入りポイントはいくつもあるのですが、その一つが、12月できっちり終わっているところ。来年以降の予定を書き込む機会が増えてくると、そろそろ来年の手帳買わなきゃ、となるので、切り替えやすいのです。

新しい手帳を手に入れてまずするのは、「大切な決まり事」を書き写すこと。「利休七則」「南方流茶道訓」「経営理念」などなど。今回は、先日作り上げた「仕事哲学(ワーク・フィロソフィー)」があらたに仲間入りです。

新しい手帳へのお引っ越し作業は、ほんものの引っ越し作業のように、断捨離を伴います。断捨離ということばはあまり好きではないので、整理整頓といった方が良いですね。諸々の予定などを手帳を書き写しながら、物理的に整理整頓すべきものをも書き出していきます。年内に切りよく済ませたいこと、来年以降に持ち越すべきもの、この一年で新たに生まれたものもあれば、要らなくなったものもあり。

この週末は、ゆっくり手帳仕事です。

読書『彼女の思い出/逆さまの森』(新潮社)J.D.サリンジャー著/金原瑞人訳

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読書『彼女の思い出/逆さまの森』(新潮社)J.D.サリンジャー著/金原瑞人訳

サリンジャーといえば『ライ麦畑でつかまえて』。野崎孝訳が我が家にもあります。が、これまでに何度も読もうとしたものの、毎回途中で(それも、かなり早いタイミングで)閉じてしまっておりました。

本書『彼女の思い出/逆さまの森』は、サリンジャーの短編集。2022年7月の発行ですので、新訳版ということかな、と思いつつ、短編なら読めるかも、と気軽に手に取りました。短編が9つ。タイトルにもなっている『逆さまの森』はこの中では一番長いものでしたが、それでも中編というほどもない量でした。

全編に漂う、独特のブラックユーモアというか、毒というか、興味深く嫌いではない世界観でした。短編は、ひとつづつ完結させながら1冊を読むことが出来る良さがありますね。電車のお伴に最適です。隙間時間読書で、気がついたら読了していました。

収録されているすべての物語が面白く、今まで『ライ麦畑でつかまえて』を読み進めることが出来なかったのは、たまたまだったのかもしれないという気がしてきました。読了後さっそく何度目かの『ライ麦畑…』を手に取ることに。短編の読後感が余韻として残っている勢いで読めるだろうと思っていたのですが、やはり十数ページで脱落。うーん。

『ライ麦畑でつかまえて』が名著であるというのは古今東西の皆さまがおっしゃっていることなので、揺らぎようの無いものだと思います。でも、どうやらわたしには合わないようです。あるいは、もしかしたら訳との相性もあるのでしょう。試しに別の方の訳書を探して見ようかな、と思いました。

また本書を読んで初めて知ったのですが、サリンジャーは実は短編の書き手なのですね。訳者あとがきに、サリンジャー本人が「僕は短距離走者で、長距離は得意じゃない。」と言っている言葉が紹介されているのを読んで、ちょっぴりホッとしたところでした。ともあれ初サリンジャーで、短編のすごさに触れましたので、まずは他の短編も読んでみようと思います。

11月末は、南青山の百福(ももふく)さんで「藤吉憲典展(磁)」。

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11月末は、南青山の百福(ももふく)さんで「藤吉憲典展(磁)」。

写真は、先日百福さんから届いた、個展案内状。画像をクリックすると拡大でご覧いただくことが出来ます。

藤吉憲典展(磁)百福さん

百福さんとのお付き合いは、町田にももふくさんがオープンなさったときから。当時佐賀の山奥にあった花祭窯まで、オーナーの田辺さんがいらしてくださったのでした。一年おきに開催していた町田での個展。実はわたしは町田生まれです。10歳で引越しをしてからなかなか行く機会の無かった生誕地に、ももふくさんのおかげで足を運ぶ理由が出来たのは、個人的にとてもありがたいことでした。

昨年、百福さんが南青山にお店を移転なさったので、今年からは南青山へと場所が変わります。コロナ禍下で動きが縮こまりがちであったところに、百福さんから移転のお話を聞き、その攻めの経営姿勢に脱帽し、同世代としてとても勇気づけられました。

いつもの百福さんの、新しい場所での個展。藤吉憲典としても初心に返るような気持で臨んでいるようです。10月に入って、飯碗・湯呑など、ふだん使いの器がどんどん出来上がっているところ。会期スタートの11月下旬に向けて、あと3回ほど本窯を焚く予定ということなので、その意気込みの大きさが伝わってきます。


藤吉憲典展(磁)
百福 momofuku
2022年11月26日(土)-12月2日(金)※会期中無休
12時-18時※最終日17時まで
東京都港区南青山2-11-6-1F
TEL03-6447-0952


お一人でも多くのお客さまに、藤吉憲典の器の現在をご覧いただけると幸甚です。

アート・エデュケーターとしての、ワーク・フィロソフィー。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

アート・エデュケーターとしての、ワーク・フィロソフィー。

上の写真は、わたしに美術教育、アート・エデュケーションという仕事があることを教えてくださった師である、齋昌弘先生の「大きな羊の見つけ方」の表紙帯。齋先生との出会いは2016年の10月のことでした。

それから6年後となる先日受講した宮本由紀さんの講座で、アート・エデュケーターとしてのわたし自身のワーク・フィロソフィーについて考える機会をいただきました。。

そもそも「work philosophy」とは何ぞや!?単純に翻訳すると「仕事哲学」です。会社でいうところの「経営理念」、芸術家にとっての「アーティスト・ステイトメント」というようなこと、かな。フリーランス=個人の名前で仕事をするにあたり、大切にしているもの。「哲学」という言葉はしっくりきます。さらに言えば、仕事がそのまま人生である人(わたしもそうですが)にとっては、人生哲学ともいえるのかもしれません。


アート・エデュケーターふじゆりの哲学。

WHY なぜその仕事をしているのか。

結婚を機に「工芸・アート(美術)」の世界に入りました。ギャラリーを回るなかで、お客さまに接するなかで、すぐに「自分の美意識(価値観・世界観)で作品を評価出来る人が、いかに少ないか」に気づきました。「やきものが好き、アートが好き」と言いながら、個別の作品について「これが好き、これが良いもの」と、自分の言葉で言える人がとても少なかったのです。自分のモノサシを持たず、他者の評価がないと、決めることが出来ない人たち。一般のお客さまだけでなく、ギャラリストをはじめとしたアート関係者にもそういう方が少なくなかったのは、ショックでした。

わたし自身は、仕事として美術の世界に入ったのは26歳からですが、「自分の好きなもの・自分にとって良いもの」を評価することは、それ以前からずっと、あたりまえのことでした。ですのでこれは、単にアート(美術)の問題にとどまらず、生き方全般に関わることだと思いました。「自分で決めることが出来ない」人々を目の当たりにして、自分で決めることが出来る人を増やしたいと思ったことが、根本的な動機・使命としてわたしのなかに芽生えました。美しいものとはどのようなものか、大切なものは何か、自分自身のモノサシを持ち、判断できる人は、自分の人生を豊かにすることが出来ると思うからです。

そんなわたしの課題を解決する方法として、美術が使える=アートエデュケーションの意味・価値・方法を最初に教えてくださったのが、齋昌弘先生の美術教育の講座でした。齋先生に出会ったのは、博物館学芸員資格を取った後のことでしたから、最初に課題を見つけてから10年以上が経っていました。「これが自分の探していたものだ!」と、長年のモヤモヤに一つの道が開けて、興奮したのを覚えています。自分のこれまでのキャリア・経験がすべて無駄なく生かせる仕事であり、注ぎ込むべき仕事だと思いました。

WHAT 何をしている人なのか。

アート・エデュケーターです。「Meet Me at Art アート(美術)を使って自分と出会う」をテーマに、活動しています。美術・工芸に関する知識の教授、美術・芸術教育情報の提供、セミナー・研修会・会議の企画開催、美術に関する講習会および美術鑑賞セミナーの企画・開催、美術・工芸・芸術に関する書籍・テキストの制作…などが、Meet Me at Artの仕事、アート・エデュケーターとしてのわたしの仕事です。

HOW 具体的にどのような活動をしているのか。

美術を使った教育プログラム(アート・エデュケーション)を提案・実施しています。対話型鑑賞法(ビジュアル・シンキング・ストラテジー)や身体的なアプローチによる美術鑑賞、自分の内面と向き合う美術的コラージュ制作のワークショップなど。それぞれの手法で「見る(触る)」「分析する」「解釈する」「言葉にする」トレーニングを行うことにより、観察力・想像力(創造力)・表現力を育みます。視野が広がり感性が磨かれると、他者の評価に惑わされない自分自身のモノサシができます。美術を使ったプログラムを通して、自分軸のモノサシを会得し、磨いていくお手伝いをいたします。

まとめると…

「Meet Me at Art」アート(美術)を使って自分と出会う。「見る(触る)」「分析する」「解釈する」「言葉にする」アート・エデュケーションを通して、観察力・想像力(創造力)・表現力を育むお手伝いをしています。視野を広げ感性を磨き、自分自身のモノサシができると、毎日はもっと面白く豊かになります。不確実性の高い現代をしなやかに生きる人を、美術を使ってサポートします。


思いのほか時間がかかりました。常日頃から考えていることなので、すんなりいくと思ったのですが、文字にまとめるとなると、またひと手間ですね。これからも、場面や自分自身の成長に合わせて、少しづつブラッシュアップしていくことになると思います。まずはこれが出来上がったことで、確実に自己紹介がしやすくなりました。ワーク・フィロソフィーを言語化する。分野を問わずフリーランスで活動する方々は、この手順で自分の「哲学」まとめてみると、活動の核となると思います。あらゆる選択・決定の場面で、立ち戻ることのできる核があると、ブレない行き方(生き方)ができるだろうな、と。