こんにちは。花花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
NEW PORCELAIN SCULPTURE
11月16日オープンのロンドン個展の案内状イメージが届いて、差し出されたタイトルに、またひとつ今後の展望を示されたような気がしています。
![NEW PORCELAIN SCULPTURE by Kensuke Fujiyoshi @ SLADMORE CONTEMPORARY](https://fujiyuri.com/blog/wp-content/uploads/2022/11/121834-Sladmore-Fujiyoshi-Invitation-v3-FINAL-1-1024x248.jpg)
藤吉憲典のつくるものを何と称するか、藤吉憲典の肩書は何なのか。第三者に伝えるには、わかりやすく言葉にすることが必須です。なんと表現するのか最も合っているのか、もっとも伝わるのか、その都度頭をひねっているのですが、今回SLADMOREからいただいた「NEW PORCELAIN SCULPTURE」の文字を見たとき、思わず膝を打ちました。
NEW PORCELAIN SCULPTURE。日本語で言い換えれば「新しい磁器彫刻」です。確かに、そうです。ごく普通の言い回しにもかかわらず、ひとつのジャンルが生まれたような気がいたしました。言葉の力ってすごいですね。そういえば昨年5月に参加した展覧会「BEYOND BRONZ」すなわち「ブロンズを超える」というのも、SLADMOREから贈られた一つのイメージでした。
藤吉憲典の作品群に、「新しい磁器彫刻」という位置づけは、とてもしっくりきます。これを新しいジャンルとして切り開いていくことが、陶芸家(磁器作家)でもあるアーティストとしての、道筋のひとつとなりそうです。