銀行選び―テレビCMのイメージと、実際の対応と。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

銀行選び―テレビCMのイメージと、実際の対応と。

わたくしごとですが、息子が初めて自分で銀行口座を開設することになり、手続きに付き合うことに。まずどこに口座を開こうかと考えたとき、福岡県に住んでいると、おおよそメジャーな地銀2行(仮にA、B)の名前が上がってきます。ネットで完結する方法もあるよ、というわたしに対し、窓口で手続きをしたいという息子。それも良い経験になりますので(そのうち無くなる方法かもしれませんし)、足を運びました。

息子、好きな俳優さんがCMに出ていたからという理由で、まずはA銀行へ。受付の番号札をとるところで「窓口予約は入れていますか?」と冷たく出鼻をくじかれました。入れていないと告げると、予約が無いと無理なので出直すようにと、その場で午後からの予約を入れることに。その間、対応する人が変わること2回、そしていずれもビジネスライクな対応でした。少し後ろから眺めていたわたしの率直な感想は、社会経験がなく緊張しているとわかる相手にずいぶん不親切だなぁ、というところ。

銀行を出て息子の開口一番は「ちょっとA銀行のイメージ悪くなった」。地元の支店ですので、そのような評判をわたしは知っていて、だからこそAでは口座を開いていませんでしたが、このようなことも自分で体験してこそわかることです。気分は落ち込みつつも、続いてB銀行へ。今度は銀行に入る前にスマホで予約が必要かどうかを調べ、不要と確認したうえで向かいました。

B銀行では番号札を受け取る段階から「新規口座の開設ですね、ありがとうございます!」とたいへんにこやかな対応。受付から窓口への引継ぎも「初めてだと緊張しますよね」と、親切に付き添ってくださいました。通帳発行が完了するまで、始終笑顔で丁寧な説明をしてもらいました。手続きの最後に、窓口の方がちょっとミスをしてしまったのですが、「たいへん申し訳ありません!」と素早くリカバリーして、「あのミス対応さえも好印象だった!」と息子に言わしめました。

ひとつうまく行き、気分も多少良くなったところで、あらためて先ほど予約を入れたA銀行に向かうことに。ここまで想定していた以上に時間がかかったので、「予約時間にもしかしたら少し遅れるかもしれないから、念のため電話を入れておく」という息子に「それはいい心がけだね」と言いつつ、電話する息子を見ていると、みるみる表情が険しくなりました。聞けば「予約時間に来れないのなら今日は無理です」というようなことを言われたそうで。まあ、それも銀行側の事情を考えれば仕方のないことかもしれませんが、言い方ですよね。ここに至って息子の心に「A銀行には今後絶対口座を作らないし、A銀行系列の会社には絶対就職しない」との決意が生まれてしまいました。

まるでドラマの設定のようなA行とB行との対応の違いは、傍目に見ていて思わず笑いだしそうになるほどで、これは息子にとって良い勉強になったなぁと思うと同時に「人の振り見て我が振り直せ」の言葉が頭に浮かびました。