こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
花祭窯の工房(旧・井ノ口邸)は築100年を超えました。
花祭窯の工房は、昭和元年に建てられた商家であった、別名「旧・井ノ口邸」にあります。ここ津屋崎に移転して15年目。入るときに、まあまあ大掛かりな修繕をしましたが、できるだけ「古い部分は古いままに」を心掛けましたので、追加で手を入れなければならない場所が毎年いくつも出てきます。本来、家というのは、手を入れながら住み継いでいくものなのだなぁと、あらためて思いつつも、伝統的建造物を維持するというのはどういうことかを、体感しています。
仕事・生活をしていくのに、必要最低限に手を入れることを意識していますが、このときに毎回頼りになるのが、地域の信頼できる設計士さん、工務店さん、職人さんたち。「ここが困っているんだけれど」と相談すれば、「それなら○○さんがいいよ」とご紹介していただける信頼関係があるのは、ほんとうに心強いことです。お話を聞いていると、建築物を作る中で、それぞれに強みをお持ちの方々が、お互いに敬意をもって仕事をなさっていることがわかります。
さて今回お世話になるのは、大工さん、電気工事屋さん、建具屋さん、サッシ屋さん。プロフェッショナルな方々のお仕事ぶりを拝見するのは、興味深く面白いものです。あまり見られてはやりにくいだろうな、と思いつつ、ついつい作業の様子に目が行ってしまいます。これまでに拝見していて、皆さんに共通しているのは、丁寧ながらもスピーディーに作業をしてくださることと、工事後のお掃除をきちんとしてくださること。
出来るだけ古いものを遺しながら、全体の雰囲気を損ねないようにしながら、少しづつの修復・整備です。
