博多阪急さんでの藤吉憲典個展、案内ハガキ・告知動画など。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

博多阪急さんでの藤吉憲典個展、案内ハガキ・告知動画など。

今月7月下旬に博多阪急3F特別室にて開催の「藤吉憲典個展 陶芸彫刻書画」。着々と準備を進めております。福岡県内での商業個展は初開催、九州内で考えても、とても久しぶりの開催になります。一人でも多くのお客さまと会場でお会いできることを、心から願っております。

そんなわけで告知にも力が入ります。今回ぜひご覧いただきたいのが、イベントの告知動画。いつもお世話になっている動画クリエーター日浦さんが作ってくださいました。作家への愛情をもって撮ってくださるので「任せて安心」です。

博多阪急3F特別室にて開催「藤吉憲典個展 陶芸彫刻書画」(約5分)

またイベントのプレスリリースは、福岡で文化イベントの広報といえばこの方、福博ツナグ文藝社の西山健太郎さんに、今回もお世話になりました。おかげさまで、各種媒体で紹介していただいています。

そして先日完成した告知チラシに続いて、ハガキDMも完成いたしました。下の画像をクリックすると、拡大してご覧いただくことが出来ます。

博多阪急3F特別室にて藤吉憲典個展
博多阪急 藤吉憲典個展 DM
博多阪急3F特別室にて藤吉憲典個展
博多阪急 藤吉憲典個展 DM

藤吉憲典個展 陶芸彫刻書画

会期:7月19日(水)~7月25日(火)
時間:10時~20時(最終日のみ17時閉場)
場所:博多阪急3F特別室(フロアマップは下記URLでご覧いただくことが出来ます)
https://www.hankyu-dept.co.jp/hakata/floor/3f.html

↓告知チラシはこちらでご覧いただくことが出来ます↓

7月は博多阪急3F特別室にて「藤吉憲典個展 陶芸彫刻書画」。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

7月は博多阪急3F特別室にて「藤吉憲典個展 陶芸彫刻書画」。

昨年に引き続き博多阪急さんで、花祭窯のある福津市の地域イベント「ふくつのね」開催が決まりました。花祭窯も参加いたします。今年は阪急さんが藤吉憲典のために「特別室」をご用意くださいました。地元福岡でまとまった数の作品をご覧いただき、お買い求めいただける初めての機会となります。ぜひお越しくださいませ。

藤吉憲典個展 陶芸彫刻書画

会期:7月19日(水)~7月25日(火)
時間:10時~20時(最終日のみ17時閉場)
場所:博多阪急3F特別室
https://www.hankyu-dept.co.jp/hakata/

藤吉憲典個展 博多阪急

博多阪急 藤吉憲典個展

「藤吉憲典 陶展」で、ぜひ書画も楽しんでください。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

「藤吉憲典 陶展」で、ぜひ書画も楽しんでください。

西麻布桃居さんで開催中の「藤吉憲典陶展」今回は書画を10点以上お持ちしています。

藤吉憲典の書画は、どこかにありそうな「手先の器用な陶芸家が、ちょっと書画も描いてみました」というのとは、根本的に異なるということを、ここで説明しておきたいと思います。もともと幼少期から書家のお父さんに猛特訓を受けたキャリアの持ち主なのです。

「絵」に進むために「書」を継がずに歩んで来た藤吉憲典が、最初は「デザイン」を糧とし、その後肥前磁器と出会って「陶芸」の道に進み、陶芸家となったわけですが、その間もずっと「書」はあたりまえのように生活のなかにありました。そして陶芸家としての道も四半世紀を過ぎたときに、ようやく自らのベースにある「書」を作品として表舞台に出そうと思えるようになったのです。

書画の作品としてのアウトプットは、昨年からスタートしたばかりですが、そこには、これまでのあらゆるキャリアが詰まっています。お父さんから書道を習い始めてからの道のり、グラフィックデザイナーとしてのキャリア、その上に陶芸家としての25年以上があるからこそ、書く(描く)ことが出来る作品の数々です。

今回の個展に対して、桃居オーナーの広瀬さんの評価が、とても嬉しいものでした。

“天性の「描く人」、描くことに憑かれた人、が藤吉憲典さんです。
今回は「描かねばいられぬ人」藤吉さんの資質とその才能が全開となった展示となりました。
令和の「画狂人・藤吉憲典」の描写の妙にご注目ください。” 
(桃居インスタグラムより)

その片鱗の一部をご紹介しますね♪

藤吉憲典画 獣面芙蓉手

藤吉憲典画 馬

藤吉憲典画 昇龍

藤吉憲典画 牡丹唐草

ぜひ現物を会場でご覧いただけると嬉しいです。

桃居 藤吉憲典 陶展
2023年6月21日(水)~6月26日(月)
11:00~18:00 (最終日は17:00まで)
東京都港区西麻布2-25-13
TEL03-3797-4494

6月22日の21:00以降、桃居さんの運営する「桃居オンライン」でも今回の個展に出した新作をお買い求めいただくことが出来ます。ぜひ覗いてみてくださいね。

「桃居オンライン」
藤吉憲典作品の販売期間:2023/06/22 21:00 〜 2023/06/26 16:59

「画狂人」って、もともとは誰のことなのかしらと思ったら。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

「画狂人」って、もともとは誰のことなのかしらと思ったら。

連日の告知ブログ。夏至の本日6月21日、西麻布桃居さんでの藤吉憲典陶展は初日を迎えます。個展の初日はいつもドキドキ。正直に言えば、初日に限ったことではありません。個展にご来場くださったお客さま方がどのような反応をなさるのか。すべての作陶に全力を傾けているからこそ、作家本人はやり切った感があり「あとは天任せ」とすっきりしたものですが、サポーターたるわたしとしては、お一人でも多くの方にご覧いただきたいので、最終日までジタバタし続けます。

桃居オーナー広瀬さんが書いてくださった紹介文に、“令和の「画狂人・藤吉憲典」”というくだりがありました。「画狂人」という表現が新鮮だったので調べてみたところ、宮本亜門さん監督で葛飾北斎を主人公にした舞台『画狂人・北斎』のタイトルに元があることがわかりました。舞台のポスターに見る俳優・西岡徳馬さんの表情に凄みがあります。狂人のイメージって、こんなふうなのですね。

紀伊國屋ホールのサイトにある『画狂人・北斎』の宣伝文を読めば、「他人を顧みず、自分勝手に画に向き合い、狂ったように画を描き続けた生き様」とあり、藤吉憲典は似たようなところはあってもそこまで過剰ではないかな、と。ただ「そこら辺にいる変なおっさん」というところは、そのまま地を行っているという確信があります。工房のある津屋崎の方々は、皆さんきっとそう(=そこら辺にいる変なおっさん、だと)思っておられることでしょう。

そういえば九州国立博物館での『北斎展』を観に行ったのは、約1年前のことでした。そのときにわたしが一番良かったと感じたのは、「日新除魔図(にっしんじょまず)」という200枚超の連作。サラッと描いた(ように見える)スケッチだからこそ滲み出るセンスに目を見張ったのでした。「ように見える」というのは、ふだん実際に絵をつける作家の様子を見ているからこそ実感できることです。描きだすと迷いがありませんので、サラッと描いているように見えますが、実は最初の一筆に入る前に、ものすごい量のシミュレーションが、作家の脳内でなされているのです。意識的にも無意識的にも、すごい量のシミュレーションが行われているのだろうな、と見ていてわかります。それは、やきもの(磁器作品)においても、書画(水墨画)においても同様。

それにしても、今回広瀬さんがそのように評価してくださるまで「画狂人」という表現を知りませんでした。お墨付きを得ましたので、これからは藤吉憲典の創作活動における一面を現す言葉として、使っていきたいと思います^^

西麻布桃居さんでの「藤吉憲典 陶展」6月21日スタートです!

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

西麻布桃居さんでの「藤吉憲典 陶展」6月21日スタートです!

1年おきに開いていただいている、桃居さんでの個展。20年以上のお付き合いのなかで、毎回、藤吉憲典のチャレンジに理解を示し信頼してくださるオーナーの広瀬さんには、感謝で頭が下がりっぱなしです。桃居さんで作品を発表し続けることは、作家にとって大きな精神的な支えとなっています。

初日に先立ち、桃居さんのインスタグラムで紹介をしてくださっているのを発見。

嬉しくありがたいコメントをいただいていました。

天性の「描く人」、描くことに憑かれた人、が藤吉憲典さんです。

今回は「描かねばいられぬ人」藤吉さんの資質とその才能が全開となった展示となりました。

令和の「画狂人・藤吉憲典」の描写の妙にご注目ください。

桃居インスタグラム https://www.instagram.com/toukyo_ichirohirose/ より

今回の個展用に送ったモノをご覧になっての、桃居さんのコメント。作家の思いがきちんと伝わっているだけでなく、その奥にあるものまでも読みとってくださっています。

一人でも多くのお客さまにご来場いただけることを、願っております!

桃居 藤吉憲典 陶展
2023年6月21日(水)~6月26日(月)
11:00~18:00 (最終日は17:00まで)
東京都港区西麻布2-25-13
TEL03-3797-4494

DM発送して、リスト作って、梱包して。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

DM発送して、リスト作って、梱包して。

6月21日スタートの西麻布・桃居さんでの個展に向けて、準備大詰めです。個展の時はいつもそうですが、こちらでできる仕事は、基本的には発送完了まで。あとは、ギャラリーさんに全面的にお任せしますので、「段取り八分」にあたる部分をしっかり頑張るのみ。

SNSでのイベント告知が主流となってきた今日この頃ではありますが、ありがたいことにギャラリーさんがハガキの案内状をきちんと用意してくださるので、「DM宛名書き&発送」は、大切な仕事です。アナログ好きのわたしにとって、宛名を手書きするのは、時間と手間はかかれど、毎回の楽しみ。「字の読みやすさ」を考えれば印刷の方が勝っているわけで、はっきり言ってしまえばわたし自身の自己満足です。それでも、手書きするからこそ、何度もご来場いただいている方のお名前は、お会いしたことが無くても記憶に残り、個展会場で芳名録への記帳を確認してお声掛けできることもあります。

そういえば今年から、普通郵便の配達に時間がかかるようになりました。日数を多めに計算しながらのDM投函ではありましたが、「届きましたよ!」のご連絡を受けながら、思っていた以上に時間がかかったことが判明。予測が甘かったなぁと反省しました。料金後納郵便で出すと、切手を貼った場合より少し長くかかるのかも?などと思いつつ。感覚的なものではありますが。ともあれ週末をはさむと、1週間近くかかると思った方が、良さそうです。

おおよその出展作品が揃ったところで、リスト作成と値付け、桐箱の扱いをどうするか、などを作家=ダンナと確認。リストが出来たら、いざ出荷に向けての梱包です。何年も何度もやっている作業ではありながら、やはり「割れないように」の気遣いで緊張します。それでも25年以上も続けているので、「こうすれば大丈夫」のノウハウが積み上がっている部分もあり、梱包にかかる時間はだいぶ短縮できるようになってきたとは思います。

というわけで、これから作業です。頑張ります^^

そういえば、花祭窯はこの6月から27年目に入りました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

そういえば、花祭窯はこの6月から27年目に入りました。

そういえば、というのは、いつも忘れているからなのです。記念日というものに、あまり執着が無く、家族の誕生日以外のあらゆる記念日を忘れてしまっています。結婚記念日などはその最たるもので「たしか、5月上旬だった」という程度。ちなみに結婚して1年でダンナの独立の準備を進めたので、花祭窯が27年目ということは結婚してからは28年目です。

忘れないように「ロックの日」にしよう!ということで、開業日は6月9日で届け出。完全に後付けです。ふだん仕事をしながらラジオを聴いていますが、この日は毎年「ロックの日」ということで、70年代からのロックなど好きな曲がたくさんかかるので、「ああ、そういえば」と思い出します。

開窯記念日と思い出してまず頭に浮かぶのは、やはり佐賀での創業最初の時期に支えてくださった、地域の皆さんのお顔。何者でもない余所者のわたしたちを信用し、受け入れ、支えてくださった方々には、いくら感謝しても足りません。そんな方々にわたしたちが恩返しできることはほとんどなく、佐賀・花祭の地でスタートしたわたしたちが福岡でもなんとか頑張って事業を続けているということを、折に触れて足を運びご報告することぐらいです。

5月以降の本格的なコロナ禍下制限緩和で、動き方がここ3年とはまったく変わってきているのを体感する今日この頃。引きこもりでコツコツ溜め込んだものをものを、外に向けてどんどん昇華・発信していく年になりそうです。作家ともども、この一年も全力で頑張ります!

108のぐい呑・盃=西麻布・桃居さんでの藤吉憲典陶展。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

108のぐい呑・盃=西麻布・桃居さんでの藤吉憲典陶展。

藤吉憲典、6月は桃居さんで個展です。今回のテーマは「酒器100」と「書画」としていたのですが、ぐい呑・盃だけで108客を並べることが出来そうです。会期スタートまであと1週間少しあるのですが、酒器の並ぶさまがあまりにも面白いので、こちらでちょっぴりご紹介。

藤吉憲典 陶展 桃居2023 染付 酒器

藤吉憲典 陶展 桃居2023 染付 酒器

藤吉憲典 陶展

藤吉憲典 陶展 桃居2023

桃居
2023年6月21日(水)~6月26日(月)
11:00~18:00 (最終日は17:00まで)
東京都港区西麻布2-25-13
TEL03-3797-4494

ぐい呑・盃ですので、一つ一つのサイズは小さいですが、108並べたらさぞかし見応えがあるだろうと思います。全種見たいという方は、ぜひ初日お早めにお越しくださいね。

2023年も再放送:NHK BSプレミアム 美の壺「青と白の粋 染付の器」

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

2023年も再放送:NHK BSプレミアム 美の壺「青と白の粋 染付の器」

今年も、美の壺「青と白の粋 染付の器」制作チームから嬉しいご連絡がありました!藤吉憲典がほぼ丸二日間の撮影協力し、2021年7月に初回の放映であったNHK BSプレミアム 美の壺「青と白の粋 染付の器」。本放送から約1年経った昨年も、6月7月とアンコール再放送が立て続けにありましたが、2年経った今年もまた7月と8月に再放送が決まりました。

7月は地上波Eテレ(教育テレビ)と、NHKプラスの配信での放映です。NHKの放映情報解禁が1カ月前となっておりますので、8月分の放映につきましては、また来月ご案内いたしますね。


美の壺 File543 『青と白の粋 染付の器』

2023年7月2日(日)午後11:00-11:29 NHK Eテレ・NHKプラス配信 

2023年7月5日(水)午前5:30-5:59 NHK Eテレ


お時間がありましたら、ぜひご覧くださいませ。

それにしても、NHKさんのコンテンツ使いまわし術はすごいなぁ、と思います。収録にいらっしゃったときは、15分程度の登場シーンに丸二日間かけるってすごいなぁ、番組制作にお金がかかっているなぁと単純に関心していたものですが、価値の高い人気コンテンツになると、こうして何度も繰り返し放映されるのですね。撮影部隊の皆さんに力が入る理由が、あらためてわかるような気がしています。そういえば昨日ご紹介した小学校の図画工作教科書の教材への活用も、この撮影の結果です。

おかげさまで、皆さんに知っていただく機会が増えています。初回放送で見逃した、あるいはBS契約をしていなくて見れなかったという方にも、ご覧いただくことが出来て、嬉しい限りです。

小学校の図画工作教科書コンテンツ「受けつがれてきた文様」に協力いたしました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

小学校の図画工作教科書コンテンツ「受けつがれてきた文様」に協力いたしました。

肥前磁器作家・藤吉憲典が陶芸家として独立して以来の野望!?のひとつに「学校の教科書に載る」があって、どうやらその第一弾が実現するかも、という話を書いたのは約1年前のことでした。ようやく詳細情報解禁です。

ダンナはかねがね「学校の教科書(それも、図工や美術ではなく、社会や世界史)に載るようなキャリアを残す」と言っていました。息子が小学校に上がる頃には「お父さんそのうち教科書に載るから」と、具体的な根拠はまったく無いのに言っていました。

このたび、小学校の図画工作の教科書ではありますが、どうやらその妄想が実現の形を見せました。2021年初回放送であった 『美の壺 File543 「青と白の粋 染付の器」』のなかの映像を二次使用する形で、日本文教出版株式会社が作る2024年度版小学校図画工作教科書に連動した「教科書QRコンテンツ」に入っています。

実際に使われるサンプル映像が届きました。コンテンツは「受けつがれてきた文様」というタイトル。5分ほどのなかで、着物や日本庭園や日本建築などに見られる伝統文様の解説があり、そのなかのひとつとして藤吉憲典の磁器作品がいくつか顔を出しています。青海波の蕎麦猪口、牡丹唐草の蕎麦猪口、牡丹唐草の陶箱など、が前半・中盤・後半で映ります。作家の顔は出ませんが、クレジットには、取材協力として「肥前磁器作家 藤吉憲典」と名前が入りました。

今どきの小学生の図工の時間は、紙媒体である教科書と、それを具体的なヴィジュアルイメージで確認することのできるメディアを駆使した時間になるのですね。コンテンツ制作をしたNHKエデュケーショナルのご担当者さんによれば、「児童の学びが深まるとともに、現場の教員の指導も行いやすくなります」ということでした。

子どもたちへの美術教育にほんの少しでも関わることが出来て、とても嬉しい機会となっています。教科書の、学校現場での利用は2024年度以降となります。