書道部12月は、色即是空。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

書道部12月は、色即是空。

2018年ラストの書道部でした。 周りでは「お歳暮」とか「迎春」とか、季節を感じる文字が飛び交っておりましたが、 今回はあらかじめ書く字が決まっていなくて、さてどうしようかな、と。

今年後半の私的トピックのひとつに、ダライ・ラマ法王の来福があったこと、先日読んだ『サピエンス全史』に考えさせられたこと、このところ般若心経の音読を再開していることなどから、「色即是空」に決定。良い書き納めとなりました(^^)

さて

年明け2019年1月2日は、毎年恒例、お友だちならどなたでもお越しいただける「書初め大会」です。お正月だけど、特に出かける用事が無い!という皆さまのお越しをお待ちしております(笑)ご参加希望の方は、花祭窯までお気軽にお問い合わせくださいませ。

藤吉憲典、干支制作中につき。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

12月も中盤を過ぎておりますが、今まさに2019年の干支イノシシをせっせと制作中のダンナ・藤吉憲典。写真は今年初め『ミセス』2018年1月号「福を招く、正月」特集でご紹介藤吉憲典の「昼寝犬香合」

イノシシ、楽しみにしてくださっている皆さまには、なんとか年内にお届けできればと思いつつ、年明け初荷でのお届けになるかもしれません…。

お待たせしております間に、干支置きもの(箸置き)振り返り。

藤吉憲典干支の午(馬)
藤吉憲典の干支。午(馬)。
藤吉憲典 干支兔ウサギ
藤吉憲典 干支兔ウサギ
藤吉憲典 干支 未(羊)
藤吉憲典 干支 未(羊)
藤吉憲典 干支 酉(ニワトリ)
藤吉憲典 干支 酉(ニワトリ)
藤吉憲典 干支 申(サル)
藤吉憲典 干支 申(サル)
藤吉憲典 干支 辰(龍)
藤吉憲典 干支 辰(龍)
藤吉憲典 干支 巳(蛇)
藤吉憲典 干支 巳(蛇)

特撰復刻古伊万里蕎麦猪口

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

特撰復刻古伊万里蕎麦猪口

12月に入ってご依頼が少し増えてきました。福津市のふるさと納税で花祭窯が提供している返礼品。市からの要望があって、今年の春に提供品の種類を増やしたところ、「特撰復刻古伊万里蕎麦猪口揃い」のシリーズが人気です。

上の写真は、ふるさと納税額20万円以上で選ぶことができる、特撰復刻古伊万里蕎麦猪口揃いの5客組。内容は…

  • 錦粟に鶉文蕎麦猪口(にしきあわにうずらもんそばちょこ)
  • 錦紫陽花文蕎麦猪口(にしきあじさいもんそばちょこ)
  • 染付風船蔓唐草文蕎麦猪口(そめつけふうせんかずらからくさもんそばちょこ)
  • 染付丸文撫子文蕎麦猪口(そめつけまるもんなでしこもんそばちょこ)
  • 染付青海波文蕎麦猪口(そめつけせいがいはもんそばちょこ)

いずれもしっかりと手が入った文様ばかり。もちろん藤吉憲典の作品です。通常のご注文と同様、ご依頼を受けてから制作しています。3~4ヵ月お待たせするにもかかわらず選んでくださる方々がいらっしゃるのは、ありがたいことです。

ちなみに、通常の蕎麦猪口ご注文は、オンラインショップ花祭窯・蕎麦猪口倶楽部で承っております(^^)

ふるさと納税については賛否ありますが、この制度を通して多少なりとも地域の役に立つことがあるのだとしたら、それは事業者として嬉しいことです。

福津市が寄附金の使い道として掲げているなかでも【文化財保護や伝統文化の継承に関する事業】に賛同していただけると嬉しいな、と。福津市には世界遺産登録された「新原奴山古墳群」や、花祭窯のすぐ近所に国登録文化財の「藍の家」などがあります。

藤吉憲典の新しいパンフレット制作中。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

藤吉憲典の新しいパンフレット制作中。

写真は、2018年上海での藤吉憲典展での一幕。

2019年からの動きに合わせて、パンフレット=作品集を編集しなおしています。2019年はアート系の作品が多く生まれてきそうなので、その前に現時点でのアーカイブ整理整頓というところです。

今回のパンフレットに載せる作品も半分以上がすでにお客さまのもとにある状態で、ありがたいことだなぁとつくづく。同時に、手元にある写真データを見繕いながら、作品が嫁いでいく前にもっとちゃんとプロに撮っておいてもらわなければ、という反省も。

今までは漠然と感覚的に見ていた藤吉憲典作品も、生み出された作品の数が増えるにしたがって「箱シリーズ」「動物シリーズ」「半人シリーズ」「社会シリーズ」と色分けできることが見えてきました。同じ作品写真でも、カテゴリーによって色分けしたら、観る方にとって、より受け取りやすいものになるかもしれないな、などと考えつつ。

藤吉憲典の新しい作品パンフレット。年明け早々の完成を予定しています。

やっぱり人気の波兎。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

やっぱり人気の波兎。

肥前磁器の文様のなかには動物がたくさん登場するのですが、なかでもウサギは人気が高い動物です。干支のひとつであるのももちろんですが、干支に関わらずファンが多い。そしてウサギをモチーフにした肥前磁器の定番文様といえば、波兎文。

波兎(なみうさぎ)文。波とウサギの組み合わせは、神話の「因幡の白うさぎ」に題材を得たとも言われますが、真偽のほどはさておき、江戸時代からこちら「波に乗るウサギ」として縁起の良い意味づけをされています。

伸びやかなウサギの躍動感が感じられる、藤吉憲典の描く波兎。上の写真ではマグカップに入っていますが、定番の蕎麦猪口、飯碗など。今回の町田ももふくさんの個展でも、波兎文をいくつかみつけていただくことができます。


藤吉憲典展

2018.12.1(土)-12.7(金)
会期中無休

12:00-19:00(最終日は17:00まで)

ももふく
町田市原町田2-10-14#101
TEL042-727-7607

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出荷完了!町田ももふくさんで藤吉憲典展。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

出荷完了!町田ももふくさんで藤吉憲典展。

写真は藤吉憲典作、染付牡丹唐草文中鉢。月の満ち欠けに見立てたデザインになりました。

午前中に、個展会場に並ぶ器の出荷が完了。あとは作品リストを作成してお送りするのが、ひとまず会期前のわたしの任務。ここまでくるとひとまずホッとします。

個展の前は毎回ぎりぎりまで窯を焚いている藤吉憲典。今回も赤絵窯から朝上がったばかり。楽しみに足を運んでくださるお客さまに、ひとつでも多くご覧いただきたいという気持ちのあらわれです。

ぜひご来場くださいませ。


藤吉憲典展

2018.12.1(土)-12.7(金)
会期中無休

12:00-19:00(最終日は17:00まで)

ももふく
町田市原町田2-10-14#101
TEL042-727-7607

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過去作品の掘り起こし。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

過去作品の掘り起こし。

ダンナ・藤吉憲典は、12月1日からの町田ももふくさんでの個展に向けてラストスパート。染付の絵付に取り組んでいる最中です。発送までにあと何回窯が焚けるかな、というところ。

食の器をメインにした個展でお持ちするものは、定番のものと、新作と両方になります。新作だけではないんですね。20年以上のキャリアを経て「藤吉憲典といえば」という文様や形がいくつかあるので、それを期待してお越しになるお客さまに向けてお持ちします。

新作も、まったくの新作もあれば、以前に作ったものをもう一度作り直してみる、という取り組みがあります。つくり手は(うちのダンナだけかもしれませんが)自分がつくったものが自分の手を離れると、すぐに忘れてしまいます。執着が無いのですね。なので以前に作ったものを写真で見せると、「そういえば、こんなものも作ったなぁ」という感じ。

そして年月を経て取り組むと、以前に作ったことのあるものでも、かなり出来が変わってきます。つくり手の腕が上がっているので、つくりが良くなり、絵付もいい感じにあがります。もちろん、つくった当時はその時出来る最善を尽くしてつくっているので、「この時も頑張っていたんだなぁ」という思いも。

さて今回も、いくつか「過去作品の掘り起こし」をしています。「今の藤吉憲典が作ると、どうなるか」は、側で見続けているわたしにとって、これからもずっと楽しみのひとつです。

 

好い字だなぁ。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

好い字だなぁ。

とダンナが言うので、なにかと思ったら、お友だちからいただいたプーアール茶の箱に入っていた説明書きでした。

中国語なので、なんと書いてあるのか、意味はわからないものの、ぱっと見た感じ、とてもいい感じ。と。これ自体はもちろん印刷物であるのだけれど。

見てみると、たしかに読みやすくて(中国語は読めないけれど)、やわらかさがあって、ビジュアル的にスーッと入ってくるような字。

こういう字を目指したいな、と思ったできごとでした。

 

宿題:やきもの(磁器)の話。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

宿題:やきもの(磁器)の話。

あるところから「やきもの(磁器)の話をしてください」という宿題をいただきました。「わかりました!構成を考えてみます」とお返事して、考えているところですが、さてどういう話からスタートするのが良いものかと思案しています。

聴きに来る方は、どんなことを知りたいかしら。どんなことに興味があるかしら。聞いて面白いのはどんなエピソードかしら。話を聴いたあとに、もっとやきものを使うのが楽しくなるようなお話をしたいな…。

これまでに小学校などで子ども向けに「産業」「職業」としての話をしたことはありますが、一般の方々に向けて、やきもの(磁器)を知ってもらうための話をしたことはありませんでした。

いえ厳密には、花祭窯にいらっしゃるお客さまや、個展会場でお会いする方々に、個別にはたくさん話をしているのです。その場合は、先方からの質問がベースになっていることが主なので、自ら体系立てる必要が無かったのですね。

というわけで、ちょっと整理整頓。


  • 肥前磁器の歴史
  • つくり方・原料のことなど
  • 磁器の特徴(陶器との違い)
  • 肥前磁器に描かれる文様の話
  • 蕎麦猪口の話
  • 使い方の話
  • 選び方の話(特に作家ものと呼ばれる器について)

まだまだあるような気がしますが、あらためて考えるとなかなか出てきません。これはもう、実際に「どんな話が聞きたいですか?」とおたずねするのが一番ですね(^^)

 

 

大相撲九州場所2018

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

大相撲九州場所2018。

これまた我が家の恒例行事・大相撲九州場所観戦。昨年に引き続き初日に行って参りました。年々チケットの売り切れが早くなっている大相撲。今年も気がつけば週末のチケットは完売で、当日発売の自由席チケットを獲得すべく、早朝から並んでまいりました!

写真は、3階の自由席に腰を落ち着けて見下ろしたところ。朝一番の土俵の景色です。この日は「満員御礼」が出ました。ここから時間が経つにつれて人が増えていったわけです(^^)

朝7時45分の当日券発売を目指して6時半に到着したところ、38番目。少し出遅れたかと心配していましたが、今場所は白鵬・鶴竜の二横綱の休場もあってか、心配なく席を確保できました。8時10分開場、8時20分取組開始。弓取式が終わる18時まで、10時間の相撲ワールドです。

ここ数年ファンサービスも種類が増えてきて、本場所に足を運ぶ魅力、楽しみ方はいろいろとありますが、わたしたちは基本的に「取組を観る」ことを楽しんでいます。特に、序の口~幕下の力士は毎年行っていても名前を知らない(忘れてしまう!?)力士も多く、その取組は本場所に足を運んでこそ楽しめると思います。そこで今回は「思わず二度見した四股名」をご紹介。

宇瑠寅(うるとら)、武士(ぶし)、光源氏(ひかるげんじ)、羅王(らおう)、舞蹴(まいける)…

宇瑠寅さん、どうしたって「ウルトラ」とイメージしてしまうわけで、どんな強そうな力士が出てくるのかと思いきや、細くて拍子抜け。けれど素晴らしい熱戦を見せてくれました。昨年その名を見つけてびっくりした「光源氏」さんは、今年も取組表に名前を見つけて思わずホッ。1年経って体がずいぶん大きくなっていました。舞蹴さん、どうしても「マイケル」と読めるわけで、どこ出身の方が出てくるのかと思いきや、日本の方…などなどなど。

昨今はネット上で各力士の情報がたくさん出ているとは思うのですが、そうした前情報を求めずに行っても、現地で驚きや発見があって面白いのです(^^)