読書『辛口評論家、星野リゾートに泊まってみた』(光文社新書)

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『辛口評論家、星野リゾートに泊まってみた』(光文社新書)瀧澤信秋著

昨日、2019年上半期ベスト5をアップしたばかりで、ちょっと遅れた読書記録(笑)写真は2年前に訪問したときの南阿蘇の景色。現在、九州唯一の星野リゾートの施設が、阿蘇にある「界 阿蘇」です。これから増えるのかもしれませんが。

星野リゾート。名前はよく聞くものの、まだ一度も泊ったことも無ければ、施設を利用したこともありません。「高級」イメージのブランディングが浸透している星野リゾートの「実のところどうなの?」を、良い点・悪い点ひっくるめて読める本でした。

最初に著者自身が書いている通り「おススメ」一辺倒のガイド本ではないところが、読みどころでした。

個人的には、宿泊施設を評価する指標が多岐にわたっていることに驚いたり、施設の所有と運営との関係・在り方がいろいろあることに今更ながら気づいたり、知らない業界を覗き見る楽しみがありました。

一番面白かったのは、第5章「星野代表がすべて答える」。タイトル通り、星野リゾート代表の星野佳路氏にインタビューを試みている章です。そして、100ページ以上にわたる「辛口評論家」による巻末ガイド。

結局は「行ってみないとわからないよね」という、至極想定内の結論にたどり着いたワタクシ。実際体験したうえで、もう一度この本を読みなおしてみるのもいいかもしれませんね。