2021年最初の藤吉憲典個展テーマは「おさらい」。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

2021年最初の藤吉憲典個展テーマは「おさらい」。

4月に入りましたね。5月に東京西麻布の桃居さんで開催される「藤吉憲典 陶展」の案内状用の器を桃居さんに送りました。毎回のことではありますが、DM用の器を選んでいると、いよいよ展覧会が迫ってきた感じがいたします。上の写真は、これまでの個展案内状の数々。いつもスタイリッシュなDMを作ってくださる桃居さんです。

今回、藤吉憲典が掲げているテーマは「おさらい」。ダンナにとって今年は焼物(やきもの)と出会って丸35年であり、独立して25年目に入る年になります。さらに次のステージに進んで行くために、このタイミングで「おさらい」をしようということになりました。基本の食器を作り直すことで原点を再確認し、そのうえで飛躍する。「守破離」の大前提となる大切なステップになりそうです。

昨年は外に出る機会が減り、作ることにより集中する一年になったことが、原点再確認への呼び水になったようです。また師を持たないダンナの「師」である「柴田コレクション」を所蔵する佐賀県九州陶磁文化館に、新たに「柴澤コレクション」が加わり、お披露目の展覧会「特別企画展 柴澤コレクション」が学び直しの機会となったことも大きかったようです。

すでに個展用の制作に入っていますが、独立当初に作っていたものなど、懐かしい顔ぶれを生き返らせる作業は、なかなか楽しそう。「あれを今作ると、こうなる」を見ることができるのは、その道のりを知っているわたしにとっても愉快です。個人的にもう一度作って欲しいものも多々(笑)

5月21日(金)-5月25日(火) 藤吉憲典陶展 桃居(港区西麻布)

肥前磁器作家・藤吉憲典の焼物キャリアの原点と道のりを眺めることができる展覧会になります。個展案内状ご希望の方は、オンラインショップ花祭窯蕎麦猪口倶楽部からお申込みいただくことができます。