花生け

花だけで「決める」のは難しいので、やっぱり葉っぱも必要です。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

花だけで「決める」のは難しいので、やっぱり葉っぱも必要です。

ご近所の観光案内施設・津屋崎千軒なごみには、ときどき地元農家さんの生花や野菜が売ってあります。花祭窯にお客さまがあるときはもちろん、そうでないときも時々、花があったら買ってきて生けています。実は福津市内には花き農家さんがけっこういらっしゃって、お花の産地でもあるので、直売所などで新鮮な切り花を手に入れることができます。

昨日はダンナが買ってきましたので、さっそく玄関先に生けました。ダリアっぽい大きくて豪華な見栄えの花に、キク科の少し小さめで可憐な花が、ぜんぶで7-8本。これが200円ですから、ありがたいことです。さて生け始めてすぐに「緑が足りない」ことに気が付きました。とりあえず仕上げて全体を観たものの、やっぱり足りない。こんなときは、庭先へ。花祭窯の小さな露地は、今まさに緑が盛りだくさんですので、強い味方です。

伸び伸びとたくさん伸びているヤツデの葉っぱから、小さめのものを見繕って数本拝借。隙間を埋めてみました。これだけでも、まとまりが良くなったように思います。素人の生け花ですので、自分で「まあいいかな」と思えたら、とりあえずOK。

花生け
花生け

わたしが池坊の先生にお花を習ったのは、ほんの3年間ほどでしたが、その間に「大切なこと」をギューッと詰め込んで教えていただいたと思っています。技術的・技巧的なことではなく、花に向かうときの心構えや考え方を中心に教えていただきました。20年以上前のことですが、今でも花を生けるたびに「先生だったら何ておっしゃるかな」と思いながら、生けています。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その独立準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々雑用)担当として作家活動をサポートしています。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)としても、並行して活動しています。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。