こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
2023初釜。
今年も無事、南方流の初釜に参加して参りました。和尚さんの美しいお点前を拝見することのできる貴重な機会であり、同門の皆さまと一年最初のご挨拶ができる嬉しい機会です。なにより年の初めに着物に袖を通し、少し緊張して臨むべき場があるというのは、とてもありがたいことだと、年を経るごとにますます強く思います。
前日の茶会準備は小雨のなかでのスタートとなりました。いつものことながら、準備に参加する皆さんのテキパキとした動きに励まされつつ。いろいろと神経を使うことが求められる場面もありますが、わたしにとってはとにかく楽しい時間なのです。掃除をはじめ、準備を整えていくなかで学ぶことは数多く。お茶のお稽古は、日々のお稽古のみならず、お茶会の設営・運営を通して初めて知ること理解できることがたくさんあると、今回も感じました。
お茶会当日は、皆さんの華やかな着物姿が目に嬉しく、ふだんのお稽古ではお会いできない方々にもご挨拶することが出来て、充実した時間になりました。わたしは今回初めて「末客」を務めることになり、過分な重責に、前日から緊張。当日の席では、先生がわたしの隣の席についてくださり、その都度細かいアドバイスをくださったので、なんとか無事務めを果たすことが出来ました。こうした役割も、実際に担ってみなければわからないことばかり。ご指名くださり、学びの機会をくださった先生に、心より感謝です。
おかげさまですっかり新年の参加行事となりました。初釜が終わると、お正月気分がすっかり抜け、シャキッとします。この充実感が大きな糧になっています。