お祝いでもなんでもないけれど、お赤飯。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

お祝いでもなんでもないけれど、お赤飯。

炊いてみました。何年ぶりだろう、いや、何十年ぶりだろう!?かもしれません。そろそろ使い切った方が良いなぁ、と、気になっていたもち米があって、何気なくつぶやいたところ、息子から「お赤飯が食べたい」と思いがけないオーダー。これまでもち米の使い道としては、お餅をつくか(ホームベーカリーで)、おはぎを作るかでした。

お赤飯という手があった!と、新鮮な気持ちでチャレンジすることに。「お赤飯を炊く」の選択肢が無意識に後回しになっていた理由は、一にも二にも「小豆を炊く」のが面倒だという思い込みでした。今回も「よし、お赤飯にしよう!」と言ったものの、次に頭に浮かんだのは「小豆どうしよう」でした。

「茹で小豆」はこれまで甘い味付けのものしか購入したことがありませんでしたが、もしかしたらお赤飯用の塩茹での小豆の缶詰とかあるんじゃない!?と思い、とりあえず最寄りのスーパーへ。すぐに見つかりました。念願のものを手に取ってから、そういえば先にネットで調べればよかった、とも思いましたが、ともあれ小豆問題は速攻で解決。しかもそのパッケージには、その塩茹で小豆を使ったお赤飯の炊き方が、丁寧にきちんと書かれていました。

お赤飯を炊くにあたって何に迷うかといえば、水加減と塩加減です。お米と小豆のみという超シンプルな組み合わせですから、水加減ひとつ、塩加減ひとつで美味しくもなれば、残念なことにもなります。パッケージに書かれたレシピには、お米ともち米の割合に応じた水加減が数パターン書かれていました。痒い所に手が届くとはこのことですね。塩加減については、茹で小豆を汁ごと投入すれば、すでに味がついているので加減無用とのこと。今回は初めてでしたので、信じてそのまま炊くことに。

結果、とっても美味しいお赤飯が出来上がりました!

ご飯がお赤飯になるだけで、なんとなく気分が上がるから不思議です。お赤飯=お祝いの思い込みが刷り込まれていることを実感しながら、これは良いことだなぁ、と思いました。缶詰を使えばこんなに手軽に作れるということがわかり、かなり得した気分になりました。なんでもない日でもお赤飯、これからは時々やってみようと思います。

上の写真は、そんな毎日の「ごはん」を一層美味しくする藤吉憲典の飯碗。