九州EC勉強会で、ガードナー株式会社さんの「独学と内製」を学ぶ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

九州EC勉強会で、ガードナー株式会社さんの「独学と内製」を学ぶ。

久しぶりの九州EC参加でした。九州EC(九州ECミーティング)は、経営者・ECに取り組む方々が幹事となり、事業運営に役立つ情報交換・提供を行う会です。現在も完全ボランティアで続いている、稀有な勉強会組織です。花祭窯は2000年からECをスタートしていますので、キャリアの長さだけはありますが、事業としてECをメインに取り組んでいるというわけではありません。ですが、九州ECの勉強会はEC担当者向けの勉強会というよりは、経営者感覚を磨く勉強会の色合いも強いので、毎回深い学びがあります。

さて今回講師をしてくださったガードナーベルトのガードナー株式会社さん。専務を務める福山さんのお話は、終始熱量が高く、とても面白い勉強会でした。お話の結論としては、自分以上に自分の会社に必死になれる人間はいない、というところ。「バカ」とか「狂気」とか「やれるもんならやってみろ」などの単語が飛び交い、その背後にある自社や自社商品への愛情の深さに大きくうなずきながらお話を聞きました。

そして今回の勉強会の凄さ面白さは、講師からほとばしる情熱の力に加えて、そこに集まってきていた参加者の熱量の高さによって増幅されていました。これは九州ECの勉強会ではよく感じられることなのですが、コールアンドレスポンスというか、話の内容に対する感度の高さによって、学びが深まるという次第。その度合いがとっても大きかったです。途中講師が「ちょっと僕の話を聞いてください!(笑)」と叫ぶほど、皆がそれぞれに反応を返すという、自由で活気ある時間でした。

毎回素晴らしい講師の方を呼んで学びの機会を提供してくれる九州EC幹事の皆さまに、心より感謝です。

福岡市美術館は、常設のコレクション展がすごいのです。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

福岡市美術館は、常設のコレクション展がすごいのです。

福岡市美術館の常設展示がいい!の話は、これまでにも何度かしてきました。

先日「永遠の都ローマ展」に足を運びましたので、

そのあとはコレクション展へと回遊。前回足を運んだのは昨秋でしたので約4ヶ月ほど経っています。その間にあちらこちら展示替えが行われていました。

まずは2階・近現代美術のコレクションハイライトから。このなかでは、まず今までなかったもの=2023年に新たに取得したコレクションのひとつを拝見することが出来ました。あれ、塩田千春さんっぽいなぁと思ったら、その通り。東京で何度か展示を拝見したことがありましたが、パッと見てその人だとわかるインパクトがさすがです。下の写真、赤いやつ。

塩田千春「記憶をたどる船」福岡市美術館

コレクションハイライトの出口のところでは、この1月から「生きている壁画」の第2段階制作がはじまったということで、タイミングよく、作家さん=田中千智さんが絵筆をとっているところを拝見することが出来ました。なかなか見ることのない景色です。

「生きている壁画」福岡市美術館

なんてツイてるんだろう!と嬉しくなりながら、1階の古美術展示室へ。

茶道具を中心としたコレクションの松永記念館室は、ちょうど前日に展示替えが行われたばかりで、これまたラッキーでした。見るたびに外れ無し!の素晴らしい顔ぶれなのですが、今回も、備前の鶴首徳利、柿蔕(かきのへた)茶碗、青磁の獅子が載った水指など、思わずニヤニヤしてしまうものが並んでいました。「原三渓と松永耳庵」と名付けられた現在の展示は3月17日まで。

奥の企画展示室では「狩野派絵画名品展」。これがまたすごかったです。奥まったところでひっそりと展示されているのがもったいないほどに、素晴らしい絵画の数々。特別展をひとつ観たぐらいの満足感でした。これは、日本画に興味のある方は、ぜひ観に行って欲しい展示です。こちらの会期はあとひと月、2月18日までです。そしていつも阿吽の金剛力士像が出迎えてくれる東光院仏教美術室は、長いこと十二神像がぐるりと並んでいましたが、少し顔ぶれが変わって薬師如来像、日光月光菩薩、大日如来像、阿弥陀如来像などの皆さんにお会いすることが出来ました。

大満足の美術館訪問、2024年も素晴らしいスタートとなりました^^

福岡市美術館

永遠の都ローマ展@福岡市美術館。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

永遠の都ローマ展@福岡市美術館

2024年の美術鑑賞は、ローマ展から。年の初めの美術展チェックで、観に行きたい上位に挙げていた展覧会のひとつです。

いやぁ~、素晴らしかったです!第一室から、感動でウルウルしながら見て回りました。紀元前からの大理石彫刻の美しさ、複製とはいえブロンズの巨大彫刻の迫力、そして絵画館のコレクション。絵画館コレクションの部屋は、ダークレッドとでもいうべき赤い壁面に絵が並び、ロンドン・ナショナル・ギャラリーの展示を思い出しました。

今回最大のお目当てであったカラヴァッジョの画は、やはり、ぐっと引き込まれるものがありました。寄れるギリギリまで近くに寄ったり、少し離れて俯瞰で眺めたり、とにかくジロジロと観て参りました。数点あるのかなと思っていましたが、カラヴァッジョはポスターにもなっていた「洗礼者聖ヨハネ」のひとつのみ。でも、ここ福岡で観ることが出来たのですから、ひとつだけでもありがたいことですね。

今回の展示の中心は、ローマ・カピトリーノ美術館の所蔵品でした。カピトリーノ美術館のはじまりは1471年。ここから美術館とギャラリーの歴史はスタートしたと言われており、世界的に最も古い美術館のひとつです。ぜひ現地に足を運びたいと思いました。

新年ひとつめの美術展、大満足でした。ただ、行ったのが平日のお昼時とはいえ、それほど混みあっていなくて、ちょっと拍子抜け。自分が鑑賞しやすかったという意味ではラッキーでしたが、せっかくの素晴らしい作品の数々、ぜひもっとたくさんの方にご覧いただきたいと思いました。

永遠の都ローマ展@福岡市美術館

「デザイン開発ワークショップ」に参加しました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

「デザイン開発ワークショップ」に参加しました。

福岡県商工部新事業支援課さんからご案内をいただき、「デザイン開発ワークショップ」なるものに参加することにいたしました。「デザイン」という言葉が使われる場面は、もともと使われていた物理的なデザインを意味するものから、概念的な分野へと広がってきていますね。「デザイン思考」という言葉がもうずいぶん前に流行ったような気がしていましたが、流行りで終わらず定着してきているということかな、と。今回わたしが参加した目的は、まさに思考のデザインを学ぶこと。それもただ概念を学ぶのではなく、「何をどう売っていくか」「その方法をどうデザインするか」まで具体的に落とし込むことを目的としています。昨日はその4回講座の初回でした。

会場は西小倉駅から徒歩3分ほどの、西日本工業大学地域連携センター。上の写真は、そこからほど近い小倉城。実は西日本工業大学の存在を知らなかったのでしたが、システム工学・建築学・情報デザインに特化し、地域連携・産学官連携を推進して地域貢献することを使命とし、工業の町北九州地域の要望に応えて設立された大学なのだそうです。今回ワークショップのコーディネーターは、その西日本工業大学デザイン学部教授・梶谷克彦先生。

受講生として参加した企業は、花祭窯を含めて3社。そこにコーディネーターの先生と、アドバイザーとしてデザイン関係の専門家が2名、福岡県の新事業支援課さんから2名のスタッフが参加。運営側の人数の方が多いという、受講者にとっては非常に手厚い体制であることに、まず驚きました。

さてワークショップ第一回目。まずは参加者の自己紹介からスタートし、各社の課題の共有へ。参加の三社は、広義でいえば皆「製造業」であるという共通点はありながら、まったく分野の異なる三社でした。当然、課題を理解してもらうにはその前提となる事業内容の説明から必要なわけで、2時間の予定を大幅に超えて盛り上がりました。皆さんのお話は面白く興味深く、わたしにとって貴重なブレスト機会となりました。

そしてもう一つ驚いたのは、コーディネーター・アドバイザーのお三方の姿勢で、必ずこのワークショップ期間中に三社の課題解決を成し遂げようという強い意思が感じられました。それはそれぞれが発する言葉の端々に現れていて、とても新鮮な印象でした。よく考えてみたら、「初めまして」から2時間×4日=8時間のワークショップで各社の課題を解決に導くというのは、なかなかハードルの高いことです。これは、初回で2時間を大幅に超えたのも仕方がないかな、と。県の職員さんは少々お困りの様子ではありましたが(笑)。

次回は3週間後の2月5日。楽しみです^^

読書『うるさいこの音の全部』(文藝春秋)高瀬隼子著

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『うるさいこの音の全部』(文藝春秋)高瀬隼子著

いつものカメリアステージ図書館新刊棚より。シュールな装丁が目に留まり、手に取りました。「うるさいこのおとのぜんぶ」と、タイトルの音の流れもなんだか心地よくて、これは借りてみよう、と。実際に読んでみると、中身にもずっとシュールな感覚が漂っていました。

主人公が小説家で、その主人公が書いている小説のストーリーがなかに入っている、二重構造的なつくりです。「作家小説」というジャンルなのですね。ボーっと読んでいると「あれ、これはどっちのストーリーだ?」となり、読み返すこと数回。これは著者の意図したことなのかわかりませんが、そんな行ったり来たりも含めて、不思議な面白さがありました。

本名の自分と、ペンネームの自分。読者や周りの人が知りたいのは本名の自分なのか、ペンネームの自分なのかと考えをめぐらす主人公の葛藤が、伝わってきました。小説を知ってもらいたいけれど、本名の自分のことを知ってもらいたいとは思っていない。でも小説をたくさんの人に読んでもらうのに、本名の自分を出すことが役立つなら、という葛藤。本を出版したことは知っていたはずなのに、著名な賞を受賞した途端、雑誌などのメディアに出た途端、騒ぎ出す友人知人(あるいは覚えてもいない人)たち。その昔「有名税」という言葉が流行ったことを思い出しました。

著者の小説家としての体験がそのまま生きているのだろうな、と思わせるストーリーで、芥川賞を受賞するとなるほどこのようなことが起こるのね、という野次馬的興味をそそられる一面もありました。タイトルで感じたイメージ、日本語の音の流れが気持ちの良い感じは、本文内でもやはりそうで、高瀬隼子さんの本は本著が初読みだったのですが、もっと読んでみたいと思いました。本書の前作が、芥川賞受賞作ということで、次はその『おいしいごはんが食べられますように』を読んでみたいと思います。このタイトルもまた、日本語の流れが心地よいですね。

『うるさいこの音の全部』(文藝春秋)高瀬隼子著

読書『甘くない湖水』(早川書房)ジュリア・カミニート著/越前貴美子訳

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『甘くない湖水』(早川書房)ジュリア・カミニート著/越前貴美子訳

新年最初の読書は、イタリア・ローマ生まれの作家さん。昨年末ラストの読書もイタリアを舞台とした小説でした。どちらもいつものカメリアステージ図書館新刊棚で直感的に手に取ったもので、読みはじめてからイタリアなのだと分かったもの。この偶然を、今年もイタリアにご縁があるということね!?と、勝手に好解釈。

年末に読んだ『マルナータ』がムッソリーニ政権下、1930年代ごろを舞台にしていたのに対し、『甘くない湖水』は、ストーリーにアメリカでのツインタワーテロ(2001年9月)のエピソードが出てきますので、ほぼ現代。どちらも思春期-青春期の女の子が主人公です。ところが時代設定の違いがあるにもかかわらず、ストーリーの核となる、格差社会に拳を握り締める弱者の叫びは共通であり、読後になんともいえない無力感が残りました。

『甘くない湖水』の「湖水」は、主人公の思春期から青春期を象徴するものであり、「青春時代の苦み」とでも言い換えることができるものです。けれどもここに描かれている「青春時代の苦み」は、単に若さゆえの苦さではなく、経済的弱者であるからこそ倍増される苦みでした。著者も訳者も「あとがき」で書いている通り、本書に横たわっているのは「痛み」そのもの。主人公の行動にひやひやしながらも、一緒になって拳を握り締める読書でした。

『マルターナ』も『甘くない湖水』も、新進の女性作家によるものでした。このような作品が続いて出ているということに、現代のイタリアに暮らす人々が抱えている社会への不安の大きさを見る思いがしました。そしてその不安は、ここ日本でも決して他人事ではなく。海外の良書を日本に出してくださる出版社と翻訳者の皆さんに、心より感謝。今年もたくさんお世話になりそうです。

『甘くない湖水』(早川書房)ジュリア・カミニート著/越前貴美子訳

鏡開きでしたので。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

鏡開きでしたので。

昨日は朝から家中・仕事場中のお餅を下げました。

鏡餅

床の間、窯、神棚、わたしのデスク、息子の部屋と、けっこうなボリュームです。年末に自分たちで餅つきをして丸めたものなので、おいしさはお墨付き。さて、どういただこうかと毎年のことながら思案します。乾燥した状態のままでは調理し難いので、まずは水に浸けて、お餅に休んでいただきます。ここ津屋崎は潮風の影響でしょうか、いつも比較的空気が乾いているので、お餅のカビもさほどつきません。鏡餅は刃物で切らない方が良いと聞きますが、程好くひびが入っているので、大きいものも手でうまく割れそうです。

定番メニューとしては、ぜんざいです。それからお煎餅感覚で食べれる揚げ餅。例年あとはどうしようかしら…となるのですが、つい先日車のなかで聴いていたラジオで「鏡餅の食べ方」特集をしていて、いろいろな食べ方が紹介されていました。運転中でしたので、メモは取れませんでしたが、チャレンジしてみようかな、と思えるものがいくつもありました。お餅のグラタン、お餅のピザなどの洋風メニュー、お餅を生地に使ったピリ辛のチヂミなど、どれも美味しそうです。しかもどれも手軽に作れそうな感じ。皆さん、色々と工夫なさっているなぁ、と感心しました。

鏡餅を下げるタイミングで、年末に飾り付けたものに少し手を入れました。まずはお花。この時期は気温が低いので、10日ほど手を入れなくてもきれいに長持ちしてくれています。色が変わってしまったものを少しつまんで、全体のカタチを整え直して、お仕舞い。床の間の昇龍図と、玄関の辰の子は、そのまま飾ってもう少し(もしかしたらこの一年)活躍してもらうことに。

昇龍図 藤吉憲典
昇龍図 藤吉憲典
陶人形辰の子(龍の子) 藤吉憲典
陶人形辰の子(龍の子) 藤吉憲典

ともあれ、鏡餅。毎年、最後はわたしが「頑張って食べる!」という状態になりがちな鏡餅。今年は食べ方のバリエーションを広げて、家族皆で美味しくいただきたいと思います。

高価なブランド品ではないけれど、大切にしたい腕時計。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

高価なブランド品ではないけれど、大切にしたい腕時計。

そういえば昨年も腕時計の話をしていたような…と思って確認したところ、ありました。

↑のブログでベルトを付け変えたと書いていた時計が、止まってしまいました。電池を入れ替えてから半年ほどでしたので、電池のせいではないなと。購入してから28年ぐらいかな。ベルトを付け替えてから一年足らずでした。約一年前に中を開けて見ていただいたときには「問題なし!」と言われていましたが、どうやらオーバーホール(分解掃除・修理)が必要なようです。もともとが、それほど高価なものではありませんので、オーバーホールにかかる金額と、時計屋さんの見解を伺ってから決めようかな、と思っています。

その少し前に、18歳成人を迎えた息子に腕時計を贈りました。これも高価なものではありませんが、長く使ってもらえるようにセイコーのシンプルで美しい時計を選びました。息子の腕時計は2代目(2台目)。1代目は7-8年経っていると思いますが、こちらもセイコーでした。途中で一度ベルトが壊れたのを付け替えて、健在です。そのうち自分で気に入ったものを買うのだと思いますが、どの時計も、動き続ける限り大切に使って欲しいな、と思っています。

お正月に実家に顔を出したときに腕時計の話題になり、母親がほぼ新品でずっと使っていない革ベルトがあると出してきました。聞けば、30年以上前に購入したものの、ベルトの色をすぐに変えたくなって付け替え、ずっとしまっていたとのこと。いい革でいい色で、その時付けていたわたしの腕時計のベルト幅にぴったりでしたので、使わないのならと、もらってきました。ベルトの付け替えが自分でできるようになったので、迷いがありません。ちょっとしたことですが、嬉しいことです。さっそく自分の32年物の腕時計に付け替え、大満足です。

長く働いてくれる腕時計のおかげで、いろいろな楽しみを味わっています。

完熟カボスで作った簡単ポン酢がとっても美味しくて嬉しかった。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

完熟カボスで作った簡単ポン酢がとっても美味しくて嬉しかった。

花祭窯の創業地、佐賀・花祭を果樹園にしようと、ここ数年妄想しています。住んでいた頃から、庭に植えるのは「実の生る木」ばかりでしたが、足しげく通うことが出来ないと、収穫機を逃してしまうことが少なからず。例年たくさん実をつけてくれて、夏頃に収穫しているカボスを、昨12月にようやく収穫したのでした。

そんなわけで、いつもはグリーンのカボスを収穫していますが、今回は完熟した黄色のカボスがたくさん手に入りました。写真を比べてみると、色の違いが歴然です。

カボス
完熟カボス

さてどう使おうかな、とぼんやり考えていたところに、料理上手なお友だちがSNSで「レモンで手作りポン酢」のレシピを公開していたのを発見。カボスでやってみよう!となったのでした。

レシピでは「醤油と味醂とレモンと昆布」のところを、「薄口醬油とカボスと昆布と鰹節」にアレンジ。薄口醤油は、使う機会があるかと購入してそのままになっていたものが、たまたま未開封であったので、その消費を兼ねて使うことに。「薄口醤油:カボス=1:1」に昆布と鰹節を適当量投入。「そのまますぐ食べても美味しいけれど、一週間くらいすると熟成してより美味しい」という友人の言葉通り、日が経つにつれてまろやかな酸味のポン酢が出来上がりました。鍋シーズンに最適です。

使ったのが薄口醤油でしたので、ふだん使っている市販のポン酢よりも少々塩気が強くなりましたが、そこは使う時に分量を注意すればOKです。味醂を入れたら少し緩和されるかもしれませんね。「自分で味を好みに調整できるのが一番の魅力」と友人が書いていた通りで、いろいろと試せそうです。こんなに簡単に美味しいポン酢が出来ることに感激。これからは毎年カボスポン酢を作ろう!と、心に決めた単純なわたしです。

この2024年からは、佐賀・花祭の果樹園化計画を、もっと進めていきたいと思っています。梅の収穫には毎年足を運んでいますが、その他にも、栗やかんきつ類などを季節季節に収穫していきたいな、と。特に栗は、毎年立派な実がたくさんついてくれているのに、タイミングを逃して収穫できずにいます。落ちた栗は、野生の動物たち…イノシシやアナグマやタヌキが食べてくれているようなので、無駄にはなっていないのですが。並行して、新しい果樹も植えて増やしていきたい。木を増やすのはなんだか無条件に嬉しくて、ここ2年ほどは年に3~4本を植樹していますが、そろそろちゃんと計画を立てて取り組んで行くことにいたしましょう。と、ここに宣言^^

藤吉憲典2024展覧会予定など。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

藤吉憲典2024展覧会予定など。

※2024年3月21日更新(北京個展の日程が少し早くなりました)

おかげさまで、本年も各地での展覧会の機会をいただいております。いつもお世話になっておりますギャラリーの皆さまに、心より感謝申し上げます。まだ会期が確定していないものもございますが、現時点で決まっている内容をお知らせいたします。


3月16日(土)~3月29日(金)ギャラリー栂(岡山・和気町)

約二年半ぶりの栂さんでの個展です。今回も、器とアート作品の両方をお持ちする予定です。会期中に栂さんが「作家を囲む会」を計画してくださっているとのことで、作家本人も楽しみにしています。案内状が出来上がり次第、あらためてお知らせいたします。

7月13日(土)~7月18日(木)黒田陶苑(東京・銀座)

隔年開催の銀座黒田陶苑さんでの個展です。建て替え中だった本社店舗ビルが今年春に落成し、新しいギャラリースペースでの展覧会となります。これまでよりもスペースが広くなるということで、ワクワクしています。

7月17日(水)~7月23日(火)博多阪急(福岡・博多)

昨年に引き続き、今年も博多阪急さんでの個展です。二回目となる今年は、「より足を運びやすく、より見やすい展覧会」を目指して参ります。地元福岡の皆さまとお会いできる貴重な機会、一人でも多くのお客さまにご来場いただけると嬉しいです。

8月4日(日)~8月11日(日) 喜水ギャラリー(中国・北京)

初の北京個展です。喜水ギャラリーさんは、日本の現代工芸作家の個展を定期的に開いておられます。藤吉憲典の個展は来年2025年に本開催予定。それに先駆けて今年「ミニ個展」開催の運びとなりました。北京の皆さまにご覧いただけるのが、とても楽しみです。

11月9日(土)~11月15日(金)百福(東京・南青山)

隔年で開催してくださっている百福さんの個展、今年は11月の開催です。定番のご飯茶碗や蕎麦猪口などふだん使いの器を中心に、年末年始に嬉しいハレの器も取り揃える予定です。染付の器・赤絵の器の魅力を存分にお届けする展覧会を目指します。

12月 Sladmore Gallery クリスマス・ショウ(英国・ロンドン)

ロンドンSladmoreでのクリスマス・ショウに、今年も参加いたします。人気のAnimal Boxesシリーズの新作を中心に、Kensuke FujiyoshiならではのColored Porcelain Sculpture(彩色磁器彫刻)作品をお届けいたします。


各展覧会の詳細は、それぞれ会期が近づいたころに、あらためてブログやSNSを通してご案内いたします。今年も一人でも多くのお客さまにお会いできるのを、楽しみにしております!