こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
2026年映画7本目は『Michael マイケル』。
映画『マイケル』、公開前から話題になっていましたが、実は「観なくてもいいかな~」と思っていました。世代的には、1980年代洋楽シーンにどっぷり浸かっておりましたので、ドンピシャです。メディアで報じられるマイケル・ジャクソンの栄枯盛衰物語は、放っていても耳に入ってきましたし、彼の作品が素晴らしいのだから、人となりや私生活をわざわざ見る必要は無いという気持ちもありました。
ほんとうは、もっくん(本木雅弘)主演で脇を固めるキャスティングが豪華すぎる『国牢城』を観ようと思っていたのですが、上映時間の長さに迷いが生じ、「今日はとりあえずマイケル」にしたのでした。近所のシネマコンプレックスのなかでも一番広いスクリーン。こんなに広い部屋があったのね、と思いつつ足を踏み入れると、平日昼間にしてはまあまあの数のお客さまです。さすがマイケル。ほぼ皆さん「マイケル世代」とお見受けし、謎の連帯感を感じながら着席しました。上の写真は、チケットもぎりのところで「プレゼントです」と渡された冊子。
マイケルの曲が鳴り響き、映画が始まると、もうそれだけで、我ながらどうしたという感じですが、涙が出てきました。映画のなかで曲が流れるたびに、涙腺が緩みます。ジャクソン5時代のマイケルも、ソロになってからのマイケルも、とにかくその声の美しさに圧倒されました。映画での歌唱シーンは、マイケル本人の声と、演じた役者さんの声とをミックスしているという噂を耳にしましたが、どっちでもいいよね、素晴らしいものは素晴らしい!です。1980年代に入ってからの洋楽シーンは、まさにわたしも一緒にその時代に居たので、マイケルの切り拓いてきた道を眺めながら、感慨深いものがありました。映画中に登場する数々のエピソードのなかでも、当時MTVが黒人アーティストを取り上げることを渋っていたこと、そこにマイケルが風穴を開けたことに、びっくりしました。有名なエピソードだったようですが、知らずにおりました。
1982年はわたしにとって、洋楽にどっぷりはまるスタートの年でした。ラジオから流れるUKチャート、全米チャート、しばらくするとそこに深夜のMTV番組が加わります。UKチャートから洋楽のMVが流れる『ミュージックトマト』、それから少しして『ベストヒットUSA』もスタート。マイケル・ジャクソンはもちろん、マドンナ、プリンス、ブルース・スプリングスティーン、ヴァン・ヘイレン、ジャーニー…数え上げたらきりがありません。UKの「バンドエイド」による『Do They Know It’s Christmas』、それに続く「USA for Africa」による『We Are the World』へと、記憶がつながります。小林克也のいい声と流暢な英語にほれぼれしていたのも、このころ(笑)。
エンディング、1988年のロンドン公演の再現が、とても良かったです。このままもっと、映画館の大音量で、マイケルの曲を聴いていたいと思いました。観に行って、ほんとうに良かったです。同時代を生きて、80年代洋楽の洗礼を受けてきた同輩の方々には、ぜひおススメです。と、わたしが言うまでも無く、皆さん既にご覧になっていると思いますが^^
