こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。
5月26日(金)は桃居さん個展初日。
2005年から1年おきにお世話になっている西麻布の桃居さんでの個展。藤吉憲典にとって、毎回が挑戦の機会です。
藤吉憲典 陶展
2017年5月26日(金)~5月30日(火)
11時~19時(最終日17時まで)会期中無休
桃居(とうきょ)
東京都港区西麻布2-25-13
TEL03-3797-4494
桃居のオーナー広瀬さんが今回個展案内状用に選んでくださったものは、柿右衛門調(様式)の酒器でした。柿右衛門といえば国の重要無形文化財であり、佐賀有田の柿右衛門窯で代々継がれているものです。でも「柿右衛門」という様式は、柿右衛門窯だけのものではありません。
染付と赤絵の技とともに余白の美が見どころとなる柿右衛門調。ダンナに聞くと、ぎっしりと描き込むタイプの絵付よりも、余白をいかに生かすかが問われるデザインのほうが、より神経を使うのだそうです。
今回の「藤吉憲典 陶展」での見どころのひとつは、間違いなくこの柿右衛門調の器。様式のひとつですから、他のいろいろな様式と同様、以前からよくつくってはいましたが、今回は特に力が入ったものができたようです。
柿右衛門様式、藤吉憲典がつくるとこうなる。
ぜひご高覧下さいませ。