磁器作家 藤吉憲典の挑戦@福岡アジア美術館、まとめ1

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

磁器作家 藤吉憲典の挑戦@福岡アジア美術館、まとめ1

アンケート集計結果。(アンケート回収率80.1%)


◎本展覧会情報を何で知りましたか?

□友人・知人から 53   本人から10

□チラシ(アジ美8 藍の家1 アクロス1 不明6  博多区役所1 市民センター1 観光協会1)

□新聞(西日本新聞11                )

□ラジオorテレビ(番組名: NHKBS美の壺4   RKBチャギハ2         )

□インターネット(花祭窯1 アジ美8 FB12 インスタ6 ふじゆり1 プラスフクオカ1 ツイッター2 西日本新聞ニュース1)

□その他(現地で知った35    不明5  )


◎どちらからお越しですか?

□福岡市内 63

□福津・宗像エリア 37

□左記以外の福岡県内( 久留米2  北九州3 大宰府1  志免町1 大野城2 不明3 糸島2  筑後1 筑紫野2 春日1 飯塚1 宇美1 遠賀1 小郡1 新宮1)

□福岡県以外の九州内( 有田3  佐世保2  熊本1          )

□上記以外(沖縄1 大阪3 東京11 岐阜1 不明7 札幌1 神奈川2 京都1 広島1 四国1 神戸1 埼玉1)


<考察>

◎本展覧会情報を何で知りましたか?

「口コミ」の強さ。「現地で知った」人がたくさん足を運んでくださったのは、思いがけなく嬉しい結果。同会期に7階で開催されていた写真展から足を伸ばしてくださった方が多かった。そのなかでの口コミがあったようで、とても有難く。また「ポスターを見て」「チラシを見て」の方も多く、ビジュアル的なインパクトという点で、制作物がある程度成功したと思われる。

インターネットはFBが多い。ツイッターは本人は今回の告知には使わなかったので、ご来場くださった方がつぶやいてくれたことがわかる。「写真撮影、SNS投稿OK」のスタンスが生きた。インスタグラムは投稿はしたものの、戦略的な使い方は出来ず、生かしきれなかった。初日朝刊の西日本新聞を見てのご来場は「写真のサイを見たいと思った」という人が多く、プレスリリース効果。


◎どちらからお越しですか?

「福岡市内」が一番多いのは、やはり地の利。定期的に美術館に足を運んでいるという方も多く。次いで福津宗像地域=地元の方々が、知人だけでなく足を運んでくださっていたことが、予想外に嬉しく有難く。福岡県外からの来場者は、 同会期に7階で開催されていた写真展から来てくださった方が多数。一方で、この展覧会を目指して広島から新幹線で駆けつけて下さった方も。

有田からは、窯業関係のお取引先の社長さん方が駆けつけてくださり、今回の展覧会の意図のひとつをご理解いただいたことが嬉しく。また、把握できただけでも、6日間の期間中に2回以上観覧にいらっしゃった方が5組。


<補足・時間帯別の入場者>

9時半―10時0.5%、10-11時16.6%、11-12時12.8%、12-13時13.3%、13-14時13.7%、14-15時15.6%、15-16時8.5%、16-17時7.1%、17時以降11.3%。オープンから30分はほとんどご来場無し。それ以外は大きな特徴は無く、10時から15時までは、平均するとほぼ横並び。17時以降の来場者は、金・土の19-20時に集中で、18時クローズの場合は1%。


数字的なまとめは、こんな感じ。

「古伊万里の変遷と未来 古典からアートへ 磁器作家 藤吉憲典の挑戦」無事会期終了いたしました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

「古伊万里の変遷と未来 古典からアートへ 磁器作家 藤吉憲典の挑戦」@福岡アジア美術館、無事会期終了いたしました。

福岡アジア美術館での展覧会は、無事会期が終了し、気がつけばもう1週間が経っています。おかげさまで、作家ともども学ぶところの多い展覧会となりました。これらを今後生かすべく展覧会のまとめなどをしていたら、あっという間に時間が過ぎていました。展覧会の開催は、本番(会期中)だけでなく、事前の準備と後の総括が重要だなぁ、としみじみ。

「アジ美で展覧会を自主開催しよう!」と思いついて1年半ほどでしょうか。途中、なんでこんな大変なこと思いついちゃったかなぁと自問することもありましたが(笑)、今は、思いついちゃった自分に「よくぞ思いついた!」と言ってあげたい気持ちです。もちろん反省点も多々ありつつではありますが。

作家にとっても「この展覧会があったからこそ生まれた」と言えるものが、5年後10年後、あるいはそれほど時間を待たずに形になる予感がしています。すでにアイデアベースで、ワクワクするものがちらほら。

そんな展覧会の顛末。これから、記録と分析をこちらのブログにも掲載してまいります。ちゃんと残しておかなければ、次の機会に生かせません…って、次があるのか!?は未定ですが。たまたま手に取った『婦人画報』12月号に、草笛光子さんと天海祐希さんの対談があって、そのなかで草笛さんが「今までで一番お金をつぎ込んだのは舞台」とおっしゃっているのを読み、規模は足元にも及びませんが、勝手に今回のチャレンジを肯定してもらえたような気持になっています。

ともあれまずは、今回の展覧会開催にあたり、ご助力くださった皆様に、心より感謝申し上げます。そして、会場に足を運んでくださった方々にも。ほんとうにありがとうございました。

初日まで1週間!『磁器作家 藤吉憲典の挑戦』@福岡アジア美術館、準備進捗状況。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

初日まで1週間!『磁器作家 藤吉憲典の挑戦』@福岡アジア美術館、準備進捗状況。

『11月は福岡アジア美術館で展覧会』で、前回進捗状況を報告していたのは約10日前のこと。初日まで1週間となりました。

チラシ、ポスターに続いて「パンフレット」も出来上がり、外注する印刷物はほぼ揃いました。当日ご来場のお客さまに配布するご案内文やアンケートも、本日完成。あとは、展示用のキャプションや解説資料の作成が残っています。会期中必要な備品の準備もあります。初日が迫る焦りを感じつつも、チェックリストをひとつひとつ潰していく達成感。

今週末までにある程度目途がつけば、あとはどうにかなりそうです。というか、なんとかしなければなりませんね。もう少し告知もちゃんとやらねばとの思いも。こと告知に関しては「これで十分」ということはありません。いくらでもやることがありますね。がんばります。

入場無料。興味のある方はどなたでもご観覧いただくことができます。実は福岡市内での展覧会は今回が初めて。この機会にぜひ足をお運びいただけると嬉しいです。

古伊万里の変遷と未来 古典からアートへ 磁器作家 藤吉憲典の挑戦

古伊万里の変遷と未来 古典からアートへ
磁器作家 藤吉憲典の挑戦

【会場】福岡アジア美術館8F交流ギャラリー(福岡市博多区下川端町3-1リバレインセンタービル8F)

【会期】2021年11月11日(木)-11月16日(火)

【時間】9:30-18:00(金・土は-20:00、最終日は-15:00)

【入場無料】

【問合せ】花祭窯(TEL0940-52-2752)

磁器作家 藤吉憲典の挑戦 イベントページ

「古伊万里の変遷と未来 古典からアートへ 藤吉憲典の挑戦」パンフレットが出来上がりました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

「古伊万里の変遷と未来 古典からアートへ 藤吉憲典の挑戦」パンフレットが出来上がりました。

「展覧会パンフレット(図録!?)を作成中」とアップしてから、数日しか経っていませんが、完成品が届きました。出稿データを速やかに美しく形にしてくださる印刷のウェーブ(株式会社ウエーブ)さんに、心より感謝です。

嬉しいので、本日は中身をちょっとだけご紹介。

「古伊万里の変遷と未来 古典からアートへ 藤吉憲典の挑戦」

写真だけではなく、論考や年表などの資料も入れています。「肥前磁器(ひぜんじき)」という単語を初めて聞いた方でも楽しんでいただけるよう、解釈のちょっとした手引きになればと思います。

「古伊万里の変遷と未来 古典からアートへ 藤吉憲典の挑戦」

資料の制作には、いろいろな文献にお世話になりましたが、これまでにもサイトや作家のポートフォリオなどを制作する際に調べてきた内容でしたので、比較的スムーズにまとめることができました。

年表などの資料も入れています。

11月11日(木)から16日(火)までの会期中、受付にて1冊700円で販売いたします。展覧会は入場料無料ですので、入場料代わりにお買い求めいただければ幸いです。また、会期が終了しましたら、花祭窯のオンラインショップ「蕎麦猪口倶楽部」でも販売予定です。こちらは送料含め1000円になる予定です。どうぞお楽しみに!

展覧会パンフレット(図録!?)の作成に挑戦しています。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

展覧会パンフレット(図録!?)の作成に挑戦しています。

11月は福岡アジア美術館で展覧会。『磁器作家 藤吉憲典の挑戦』を作り上げる過程は、同時に「窯元おかみ、ふじゆりの挑戦」でもあります(笑)。仕事で新しいことにチャレンジするのは、創業以来絶え間なく続けていること。今回の試みも楽しんでおります。

美術館での展覧会といえば、図録!ふだんは見る方の専門である「図録」。今回制作するものは、図録というにはページ数も少なく簡易なものにはなりますが、大切な「記録」のひとつになると思うと、気持ち的に力が入ります。まずはこれまでに手に入れてきた、様々な展覧会図録を眺めつつ、どんな構成で作るかイメージ。上の写真は、参考にしたひとつ、九州陶磁文化館・柴田コレクション展の図録のひとつ。

当初プロのデザインやさんにお願いしようと思っていたものの、冷静に考えたら期日が迫っていてちょっと無理だと判明。中身のイメージはほとんど頭の中にできていたので、自力で作ることに決定。ほんとうはその「イメージを形に落とし込んでいく作業」こそ、プロの手を借りるべきところなのだと思いますが、今回は致し方無しということで。まずは印刷屋さんに出稿する仕様を確認するところからスタートです。

中身=文章と写真の検討は、ダンナ=作家の頭のなかにあるイメージと、わたしの頭のなかにある資料ストックからコンテンツを組みたて、足りないものを少し補う程度で揃いました。文章も写真も、ホームページ制作やSNS投稿、お取引先への情報提供など、これまでもたくさんのコンテンツ向けに作ってきているのが、役に立ちました。

文章と写真を組み合わせ、足し、引き、展覧会図録にふさわしいものに構成していく作業は、神経も使いますが、なかなか楽しいものです。なによりも、実際の会場展示のイメージとコンセプトの確認につながりました。制作物はあくまでも展覧会の補助的なものであって、メインは展示ですから、展示前にこの作業ができたことは、いい練習になりました。こうして準備物を整ていくことが、展示につながっていくのだなぁと実感。

写真は新たにDigital Artist日浦さんに撮っていただき、これまでにabc picturesの赤司さんに撮っていただいていたものと、合わせて準備。印刷はいつもの印刷のウェーブ(株式会社ウエーブ)さんにお世話になりました。

今月末(もうあと2日ですが)には印刷が上がってくる予定です。どうぞわたしが編集でミスをしていませんように!出向前に何度も確認したものの、ドキドキです。

11月は福岡アジア美術館で展覧会『磁器作家 藤吉憲典の挑戦』準備進捗状況。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

11月は福岡アジア美術館で展覧会『磁器作家 藤吉憲典の挑戦』準備進捗状況。

初日まで約2週間となり、じわじわ差し迫った感じがしてまいりました。協力や後援のお名前の入ったチラシ第2弾もできあがり、会場設置用のポスターも出来上がり、アジ美のご担当者さんとの打ち合わせも終わり、いよいよという感じです。あとは展覧会冊子の印刷ができあがれば、制作物はほぼ完了。当日に向かっては、告知と、こまごまとした準備を進めていくばかりです。↓こちらは刷り上がりがイメージ以上で嬉しくなったポスター↓。

古伊万里の変遷と未来 古典からアートへ 磁器作家 藤吉憲典の挑戦


古伊万里の変遷と未来 古典からアートへ
磁器作家 藤吉憲典の挑戦

【会場】福岡アジア美術館8F交流ギャラリー(福岡市博多区下川端町3-1リバレインセンタービル8F)

【会期】2021年11月11日(木)-11月16日(火)

【時間】9:30-18:00(金・土は-20:00、最終日は-15:00)

【入場無料】

【問合せ】花祭窯(TEL0940-52-2752)

磁器作家 藤吉憲典の挑戦 イベントページ

福岡のアート情報を発信してくださっている、プラスフクオカさんでも、イベントページでご紹介いただいています。ありがとうございます!

郷育カレッジ講座『カメリアステージ図書館を活用する楽しみ』に参加してまいりました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

郷育カレッジ講座『カメリアステージ図書館を活用する楽しみ』に参加してまいりました。

福津市民のための生涯学習システム「郷育カレッジ」。令和3年度は7月に開校式を開催したものの、コロナ禍による「緊急事態宣言」や「福岡コロナ警報」といった制限が続いて、講座の中止を余儀なくされておりました。10月になってやっと解除になり、講座スケジュールも再開となっています。

さて 『カメリアステージ図書館を活用する楽しみ』 。ふだんは60代、70代の受講者が多い郷育カレッジ講座ですが、土曜日の開催とあって、嬉しいことに小中学生の参加者が三分の一を占めました。講師は郷育カレッジ学長でもあり、図書館での活動を長くなさっている成清鉄男先生。カメリアステージ図書館の説明と館内探検は、図書館長の森さんがご担当くださいました。

座学で図書館活用の概要を学んだあと、実際にカメリアステージ図書館へ。森館長の案内で、一周しました。書架の構成・特徴、企画展示の説明など、ふだんから通っている図書館であるものの、説明を聞きながら周るとまた新たな発見があるから不思議です。郷育カレッジ講座の運営側の一員として、一参加者として、充実した時間となりました。

福津市には福津市図書館とカメリアステージ図書館の二つの図書館があり、図書館探検は、一年ごとに交代で開催しています。市民にとって価値の高い講座内容なので、継続的にカリキュラムに入れています。数年おきに参加すると、図書館自体の進化も感じることができます。知ってますます好きになる図書館です^^

読書『名画小説』(河出書房新社)深水黎一郎

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『名画小説』(河出書房新社)深水黎一郎

新刊棚で表紙に描かれた美術館の雰囲気に惹かれて手を取った一冊。タイトルも作者も存じませんでしたが、大正解でした。上の写真は、その表紙の画から連想した、ロンドンナショナルギャラリー。

タイトルの『名画小説』は、「名画についての小説」ではなく、「名画から連想してできた小説」を意味しています。13の短編=13の名画が題材となっている、短編集。短編ながら、いずれも一筋縄ではいかないストーリー展開に引き込まれ、一気に読みました。

絵画に描かれているものからイメージを読みとり、自らの言葉で「お話」を紡ぎあげていく手法は、アートエデュケーションのプログラム「対話型鑑賞法」でやっていることとつながります。もちろん「お話」をつくっているのがプロの小説家で、「本」としてたくさんの人に読んでもらう前提で書いているというのは、大きな違いではありますが。

それぞれに絵画から導き出されている13の短編にあふれているのは、まさに著者独特の世界観です。こんなふうに作品(小説)化するところまで昇華できると、絵画鑑賞の楽しみもさぞかし大きいことでしょう。そういえば子どもの頃は、絵画からそのような空想世界のお話を導き出していたことを思い出しました。この感覚は、今後のアートエデュケーションプログラムに生かせそうです。

ひとつだけ難を言えば、カタカナ語、とくに固有名詞の多くを漢字表記にしているため、フリガナはついているものの読みにくいというところでしょうか。それもまた敢えてのことでしょう。読み飛ばしたくなるところを、読み飛ばすと訳が分からなくなりますのでグッと我慢して(笑)読み続けました。

深水黎一郎さんの本はこれまで読んだことがありませんでしたが、独特の世界観に俄然興味が湧いてきました。このように、偶然見つけた本からの著者との出会いは、とても嬉しいです。遡って読んでみようと思います。

次の展覧会は「磁器作家 藤吉憲典の挑戦 古伊万里の変遷と未来 古典からアートへ」。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

次の展覧会は「磁器作家 藤吉憲典の挑戦 古伊万里の変遷と未来 古典からアートへ」。

先月「11月は福岡アジア美術館で展覧会。」と書いていましたが、早くも会期まであとひと月ちょっととなりました。

11月の福岡アジア美術館での展覧会は、初めての花祭窯の自主開催です。昨年の春、コロナ禍下の自粛生活がスタートし「先が見通し難くなった」ときに、「この先の飛躍に備えて、今自分たちのするべきこと」を突き詰めて考えました。その結果たどりついた結論が、「一度おさらいをする」こと。ちょうど来年は創業から25周年ということもあり、これまでの仕事を並べ直してみることにしたのでした。

「これまでの仕事」とは言っても、25年の間に作ったものはすでに販売されていて、ほとんど手元に残っていません。なので、これまでにつくったモノそのものを並べるのではなく、これまでにやってきたことを今やったらどうなるか?と、写し直すことで「おさらい」するものです。

チラシの第一弾は完成し、ポスター、展覧会冊子などの制作物を作りこんでいるところです。先日ブログにアップした「肥前磁器作家の仕事」を取り巻く仕事でもご紹介したように、ふだんからお世話になっているお取引先の方々にもご協力いただき、心強い味方が増えてきました。周りの人を巻き込んで仕事をするのは得意とは言えませんが、皆さんのおかげで、少しづつ形が見えてきているところです。

福岡アジア美術館のサイトでも、展覧会予告がスタートしました。「藤吉憲典の挑戦」を紹介するこの展覧会の開催もまた、わたしたちにとって、大きな挑戦のひとつです。頑張ります。下の画像は、告知用チラシ。クリックすると拡大版で見ることができます。

古伊万里の変遷と未来 古典からアートへ磁器作家藤吉憲典の挑戦
古伊万里の変遷と未来 古典からアートへ 磁器作家 藤吉憲典の挑戦

「肥前磁器作家の仕事」を取り巻く仕事。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

「肥前磁器作家の仕事」を取り巻く仕事。

11月に開催する福岡アジア美術館での展覧会準備を進めています。藤吉憲典の仕事を並べ直す展覧会。すなわち肥前磁器(古伊万里)の歴史をおさらいし、今度の展開を考えていくものです。生業としてお世話になっている「肥前磁器」の歴史や仕事、やきもの(磁器)そのものへの感謝を伝える機会にもなれば、と全体の構成を考えています。

そのなかで 「『肥前磁器作家の仕事』を取り巻く仕事」を紹介したいよね、となったのは、自然な流れでした。いつもお世話になっている原材料やさんを中心に協力依頼。ふだん自分たちの仕事がどう使われて、どのように見られているのかを知る機会があまりないということで、皆さん喜んでご協力くださいました。

陶土やさん、釉薬やさん、呉須絵具やさん、赤絵具やさん、筆などの道具やさんなどなど。磁器作家の仕事のモトをご覧いただくコーナーを設けることで、ふだんギャラリーさんで開催していただく展覧会とは違ったアプローチを取り入れるのも、自主開催をする意味のひとつかな、と。準備しながら、どんどんワクワクしています^^

古伊万里の変遷と未来 古典からアートへ磁器作家藤吉憲典の挑戦