読書『バッタを倒しにアフリカへ』(光文社新書)

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

読書『バッタを倒しにアフリカへ』(光文社新書)

出先で時間があるときは意識して本屋さんをぶらぶらするようにしているのですが、少し前にその「ぶらぶら」で発見し、中身はまったく確認しなかったものの表紙のビジュアルで「これは読まねば!」と決めていた本書をようやく読了しました。

なんとお友だちが「勢い余って1冊余分にあるので」と、分けてくださったのです。

「勢い余って???」と思いましたが、読み終わった今は「勢い余って余分に買ってしまった」気持ちが理解できるような気がしています(笑)というのも、表紙のインパクトから、かなり期待して読んだのですが、その期待以上に面白かったので。

著者が本書内でいうところの「プレジデント氏」が、このストーリーが「ビジネスマンにとっても勇気づけられるものだ」というようなニュアンスを著者に告げるくだりがあるのですが、そのものズバリだと感じました。特に「好きなことで起業した人」をダンナに持つ身としては、著者がいろんな場面で葛藤するたびに、「ああ~!そうなんだよね!」と他人ごととは思えない心境になりました。

帯に「科学冒険 就職 ノンフィクション!」とあります。これから独立・起業しようかと迷っている人にとっても、ひとつの示唆になる本だと思います。

花祭窯、22年目に入りました。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

花祭窯、22年目に入りました。

うっかりしていましたが、6月9日は創業記念日でした。おかげさまで22年目に入りました。

日頃からさまざまなかたちで私たちをサポートをしてくださっているすべての方々に、心より感謝申し上げます。ほんとうにありがとうございます。

柿右衛門様式(藤吉憲典)

藤吉憲典 サイ

染付牡丹唐草文酒器 藤吉憲典

「最も手にとりやすい芸術品」である「やきもの」は、造形的な美と、絵画的な美を兼ね備えながら、「庶民的な贅沢」を実現してくれるモノ。

これからも、日常生活に “わくわく”(高揚感) や ”ほっ”(安息) の時間・空間をもたらす贅沢を目指します。

 

ー肥前磁器の美ー銀座黒田陶苑。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

―肥前磁器の美-銀座黒田陶苑。

七月は銀座黒田陶苑さんで2回目の、藤吉憲典展。昨日到着した案内状を開いて、とっても嬉しくなりました。

そこにあったのは「-肥前磁器の美―」の文字。

銀座黒田陶苑 藤吉憲典展

藤吉憲典のつくる器を形容する言葉として、これほどシンプルでありながら本質をついたタイトルは無いような気がします。

個展初日まで、あとひと月。どうぞご期待くださいね。


ー肥前磁器の美ー
藤吉憲典 個展
2018年7月14日(土)-7月19日(木)
※16日(月)は定休日。
11時-19時

銀座 黒田陶苑2階展示室
東京都中央区銀座7丁目8番6号
TEL03-3571-3223


 

藤吉憲典蕎麦猪口と小皿豆皿展 in 熊本SUNNY。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

藤吉憲典蕎麦猪口と小皿豆皿展 in 熊本SUNNY。

届きました(^^)
案内状ご希望いただいている皆さまには、今日~明日発送いたしますので、ぜひ楽しみにお待ちくださいませ。

熊本市にあるBistro&Bar SUNNYの周年祭として1周年記念から開催の機会をいただいている藤吉憲典の蕎麦猪口展。今年は5周年=5回目の蕎麦猪口展です。

オーナーの藤川さんとは、藤川さんがお店を独立オープンなさる前、前職からのお付き合いです。人付き合いがよく正直なお人柄に、ダンナもわたしも惚れ込んでいます。3周年の時には熊本地震のすぐあとで、悩みながらも「お客さまが楽しみに出かけられる場所のひとつになれたら」と開催を決定なさいました。

そんなこんなで、SUNNYで蕎麦猪口展を開催できることは、私たちにとって、とても嬉しいことです。昨年から、蕎麦猪口に加えて小皿豆皿も一緒にご紹介するようになりました。今年はさらに、蕎麦猪口の文様をテーマに絞り込んでみていただこうという試み。「幾何学文様」ぜひ見に来てくださいね。


Bistro&Bar SUNNY

藤吉憲典 蕎麦猪口小皿豆皿展

2016/6/23(土)-7/1(日)
※月曜定休
火・木・金・土:18時-26時
水・日:13時-16時、18時-26時

Bistro&Bar SUNNY
熊本市中央区水道町4-39-2F
TEL&FAX096-355-4188

 

2018梅仕事スタート。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

2018梅仕事スタート。

今年もこのシーズンがやってまいりました。「今年の梅は豊作のところが多いみたいよ」という声をあちらこちらから聞いていました。雨の上がった日曜日、ウキウキと佐賀に梅採りに行って参りました。

確かに!我が家の梅の木のなかで、もっとも大きい梅の成る木が、いまだかつて見たことのないような豊作ぶり。毎年たくさん実をつけてくれる小梅も、いつもより少し大きめに育っていて、小梅というよりは中梅!?という感じです。

一番日の当たるところにある木は、すでに熟して落ちはじめ、お隣のおばちゃんに「来るのが一週間遅かよ~(遅いよ~)!」と笑われてしまいました。とはいえ、我が家の梅は他所に比べてゆっくりなので、今週来週で収穫完了できたらいいな、と。

青々と輝く梅の実を収穫していく作業は、なんとも爽快でとても楽しいのです。そのあとの梅仕事は楽しいながらもたいへんなところもあるのですが、梅採り作業はひたすら楽しい。もちろん体力は使いますが。きっと梅の木がいい氣を放っているからなのだろうなと思います。

梅仕事第一弾は、ノンアルコールの梅シロップ。夏の間、わたしと息子のおいしい水分補給源となります。このあとは、梅干しに梅味噌に醤油梅…花祭の自然に感謝です。

 

 

紫陽花三昧。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

紫陽花三昧。

紫陽花、育てるのに何回かチャレンジしたのですが、根付かなかったり、根付いて大きくなってきたと思ったら間違えて切られてしまったり…で、我が家にはなかなか紫陽花が定着してくれず。もっぱら道々で他所の紫陽花を楽しんでおります。

そんな今朝、今年はきれいにたくさん咲いているからと、ご近所さんから「家じゅう紫陽花で飾りなさい!」と紫陽花の贈りもの。嬉しくて、床の間、玄関、展示棚、お手洗い…あちらこちらに活けました。

紫陽花 白磁徳利(一輪挿し) 藤吉憲典

紫陽花 染付微塵唐草文長角花器 藤吉憲典

紫陽花 染付市松文花掛け 藤吉憲典

紫陽花 白磁花入 藤吉憲典

オールドタウン。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

オールドタウン。

先日、お茶のお稽古に行っていたら「オールドタウン」という単語が何度も聞こえてきました。写真は博多の御供所町にある聖福寺。

コトバンクhttps://kotobank.jp によると、オールドタウンとは「その都市で最も古い地区。町の発祥の地。」という意味があるようです。

わたしが入門しているお茶の南方流は、博多御供所町にある禅寺・円覚寺に伝わる茶道で、お稽古も円覚寺境内にあるお茶室で行われています。このエリアは大小の寺社の連なる寺町として知られていますが、同時に「旧市街」でもあるのですね。

旧市街、すなわちオールドタウン。朝日新聞デジタル版(2017年12月5日)の記事に、関連記事を見つけました。曰く『福岡市は5日、櫛田神社や承天寺など寺社が集まる博多区の寺町一帯を石畳風の舗装に統一する「博多旧市街プロジェクト」を始めると発表した。』と。

なるほど納得。そういえば、いつも通る道でずっと舗装工事をしていたのは、そういうわけだったのですね。この日は関係者の方が「博多旧市街プロジェクト」の説明をしに、周辺を回っていたのかもしれません。それで「オールドタウン」という単語が飛び交っていたのでしょう。

福岡市のサイトには「博多旧市街プロジェクト」のページができていました。曰く、「博多部の歴史・伝統・文化を活かし,博多旧市街を創生します。」とのこと。インバウンドをにらんでのことですね。海外からの観光客の増加で、問題点もたくさん出てきている京都の前例がありますから、博多の旧市街プロジェクトはそこに学んでくれるといいな、とも思いつつ。

 

 

熊本SUNNYで蕎麦猪口展2018。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

熊本SUNNYで蕎麦猪口展2018。

熊本市にあるBistro&Bar SUNNYの5周年。つまり、5回目の蕎麦猪口展。今年も機会をいただきました。おいしいお酒とお料理をいただきながら、蕎麦猪口と小皿豆皿をご覧いただくことができます。

藤吉憲典の蕎麦猪口は現在160種以上。テーマを絞って展示するのも面白いかも、ということで、SUNNYオーナーの藤川さんとご相談して、今年の蕎麦猪口は「幾何学文様」にフォーカスすることになりました。

幾何学文はもともとたくさんあるのですが、このテーマが決定してから、せっかくだからと新しい文様が誕生しています。おかげさまで、また文様の種類が増えました。

上の写真は、そんな新作のひとつ、鱗(ウロコ)文様。鱗文様自体は、古伊万里の昔からある伝統的な文様のひとつです。まったく古さを感じさせないのが面白さです。

小皿豆皿もお持ちします。幾何学文の蕎麦猪口は、染付(藍色)のものが多くなりそうなので、小皿豆皿は色とりどりで(^^)


Bistro&Bar SUNNY

藤吉憲典 蕎麦猪口小皿豆皿展

2016/6/23(土)-7/1(日)
※月曜定休
火・木・金・土:18時-26時
水・日:13時-16時、18時-26時

Bistro&Bar SUNNY
熊本市中央区水道町4-39-2F
TEL&FAX096-355-4188


 

2018山笠スタート。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

2018山笠スタート。

昨日は、津屋崎祇園山笠・新町流れの「初寄り」でした。毎年6月の最初の日曜日にある集まりで、その年の山笠のスタートします。

津屋崎祇園山笠には三つの「流れ」があります。花祭窯のあるエリアは「新町」。新町は、ごりょんさんと呼ばれる奥さん方が寄り合いの際の食事作りをします。初寄りのメインメニューは、餃子。なぜ餃子なのか、理由は知りませんが、わたしが参加させていただくようになった7年前からメニューは大きくは変わっていません。今年は約800個を包みました。

7月に入ると週末ごとに山笠行事が入り、その都度、もつ鍋やらおでんやら鶏飯おにぎりやらと、大量につくります。初寄りでは、ごりょんさんは餃子を食べながらその週末ごとの担当決めや、メニューの確認を行います。例年「ゆで卵」担当を拝命して7年目を迎えるわたしは、今年も「ゆで卵」(^^)

2018年の津屋崎祇園山笠は、7月21日(土)が裸参り、22日(日)が追い山です。

 

本日のげ!いじゅつ。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

本日のげ!いじゅつ。

6月スタートで新コーナー登場(笑)。

少し前にこのブログで「美術」と「芸術」の使い分けについて考えていて、

  • 美術…びじゅつの「び」は「美」や「ビューティフル」の「び」。
  • 芸術…げいじゅつの「げ」は「ゲッ!」という驚嘆の「げ」。

と決めてみたところ、「げ!」いじゅつ関連の情報(あくまでも「ふじゆり的カテゴライズ」による)が目に入るようになってきました。人間のアンテナって面白いですね。

本日のげ!いじゅつは、西日本新聞(2018日6月1日)朝刊文化面の記事より。なんと朝っぱらから「マカロニほうれん荘」「鴨川つばめ」の文字と、なつかしい登場人物の面々の絵が目に飛び込んできました。

ここに反応する方はおそらく同世代(笑)。

さて、なにに驚嘆したかというと、鴨川つばめ氏が現在61歳であるということと、大牟田市(福岡県)出身であるというくだり。ご存じない方に解説しますと「マカロニほうれん荘」はかつて「週刊少年チャンピオン」に連載されていた漫画です。わたしが涙が出るほど大爆笑しながら読んでいたのは、まだ東京町田の団地に住んでいた頃ですから、小学校3~4年生頃。ということは、鴨川つばめさんは何歳でこの漫画を描いていたのかしら!?まさに驚愕です。

西日本新聞の記事によると、「マカロニほうれん荘」の根底には「ロック」が流れていたということで、なるほど納得。当時のわたしは知る由もありませんでしたが、その後ブリティッシュロックにはまって、レッドツェッペリンのCDを集めるようになったのは、もしかしたら「マカロニほうれん荘」の影響だったのかもしれないと、はっとしました。

それにしても、先日訪問してきた写真展の鋤田正義さんが直方出身で、鴨川つばめさんが大牟田出身という…。炭鉱の町にはロックの精神が宿っていたのですね。

漫画と音楽=まさに芸術の力、を感じた朝でした。

本日のげ!いじゅつ