7月は博多阪急3F特別室にて「藤吉憲典個展 陶芸彫刻書画」。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

7月は博多阪急3F特別室にて「藤吉憲典個展 陶芸彫刻書画」。

昨年に引き続き博多阪急さんで、花祭窯のある福津市の地域イベント「ふくつのね」開催が決まりました。花祭窯も参加いたします。今年は阪急さんが藤吉憲典のために「特別室」をご用意くださいました。地元福岡でまとまった数の作品をご覧いただき、お買い求めいただける初めての機会となります。ぜひお越しくださいませ。

藤吉憲典個展 陶芸彫刻書画

会期:7月19日(水)~7月25日(火)
時間:10時~20時(最終日のみ17時閉場)
場所:博多阪急3F特別室
https://www.hankyu-dept.co.jp/hakata/

藤吉憲典個展 博多阪急

博多阪急 藤吉憲典個展

「藤吉憲典 陶展」で、ぜひ書画も楽しんでください。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

「藤吉憲典 陶展」で、ぜひ書画も楽しんでください。

西麻布桃居さんで開催中の「藤吉憲典陶展」今回は書画を10点以上お持ちしています。

藤吉憲典の書画は、どこかにありそうな「手先の器用な陶芸家が、ちょっと書画も描いてみました」というのとは、根本的に異なるということを、ここで説明しておきたいと思います。もともと幼少期から書家のお父さんに猛特訓を受けたキャリアの持ち主なのです。

「絵」に進むために「書」を継がずに歩んで来た藤吉憲典が、最初は「デザイン」を糧とし、その後肥前磁器と出会って「陶芸」の道に進み、陶芸家となったわけですが、その間もずっと「書」はあたりまえのように生活のなかにありました。そして陶芸家としての道も四半世紀を過ぎたときに、ようやく自らのベースにある「書」を作品として表舞台に出そうと思えるようになったのです。

書画の作品としてのアウトプットは、昨年からスタートしたばかりですが、そこには、これまでのあらゆるキャリアが詰まっています。お父さんから書道を習い始めてからの道のり、グラフィックデザイナーとしてのキャリア、その上に陶芸家としての25年以上があるからこそ、書く(描く)ことが出来る作品の数々です。

今回の個展に対して、桃居オーナーの広瀬さんの評価が、とても嬉しいものでした。

“天性の「描く人」、描くことに憑かれた人、が藤吉憲典さんです。
今回は「描かねばいられぬ人」藤吉さんの資質とその才能が全開となった展示となりました。
令和の「画狂人・藤吉憲典」の描写の妙にご注目ください。” 
(桃居インスタグラムより)

その片鱗の一部をご紹介しますね♪

藤吉憲典画 獣面芙蓉手

藤吉憲典画 馬

藤吉憲典画 昇龍

藤吉憲典画 牡丹唐草

ぜひ現物を会場でご覧いただけると嬉しいです。

桃居 藤吉憲典 陶展
2023年6月21日(水)~6月26日(月)
11:00~18:00 (最終日は17:00まで)
東京都港区西麻布2-25-13
TEL03-3797-4494

6月22日の21:00以降、桃居さんの運営する「桃居オンライン」でも今回の個展に出した新作をお買い求めいただくことが出来ます。ぜひ覗いてみてくださいね。

「桃居オンライン」
藤吉憲典作品の販売期間:2023/06/22 21:00 〜 2023/06/26 16:59

「画狂人」って、もともとは誰のことなのかしらと思ったら。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

「画狂人」って、もともとは誰のことなのかしらと思ったら。

連日の告知ブログ。夏至の本日6月21日、西麻布桃居さんでの藤吉憲典陶展は初日を迎えます。個展の初日はいつもドキドキ。正直に言えば、初日に限ったことではありません。個展にご来場くださったお客さま方がどのような反応をなさるのか。すべての作陶に全力を傾けているからこそ、作家本人はやり切った感があり「あとは天任せ」とすっきりしたものですが、サポーターたるわたしとしては、お一人でも多くの方にご覧いただきたいので、最終日までジタバタし続けます。

桃居オーナー広瀬さんが書いてくださった紹介文に、“令和の「画狂人・藤吉憲典」”というくだりがありました。「画狂人」という表現が新鮮だったので調べてみたところ、宮本亜門さん監督で葛飾北斎を主人公にした舞台『画狂人・北斎』のタイトルに元があることがわかりました。舞台のポスターに見る俳優・西岡徳馬さんの表情に凄みがあります。狂人のイメージって、こんなふうなのですね。

紀伊國屋ホールのサイトにある『画狂人・北斎』の宣伝文を読めば、「他人を顧みず、自分勝手に画に向き合い、狂ったように画を描き続けた生き様」とあり、藤吉憲典は似たようなところはあってもそこまで過剰ではないかな、と。ただ「そこら辺にいる変なおっさん」というところは、そのまま地を行っているという確信があります。工房のある津屋崎の方々は、皆さんきっとそう(=そこら辺にいる変なおっさん、だと)思っておられることでしょう。

そういえば九州国立博物館での『北斎展』を観に行ったのは、約1年前のことでした。そのときにわたしが一番良かったと感じたのは、「日新除魔図(にっしんじょまず)」という200枚超の連作。サラッと描いた(ように見える)スケッチだからこそ滲み出るセンスに目を見張ったのでした。「ように見える」というのは、ふだん実際に絵をつける作家の様子を見ているからこそ実感できることです。描きだすと迷いがありませんので、サラッと描いているように見えますが、実は最初の一筆に入る前に、ものすごい量のシミュレーションが、作家の脳内でなされているのです。意識的にも無意識的にも、すごい量のシミュレーションが行われているのだろうな、と見ていてわかります。それは、やきもの(磁器作品)においても、書画(水墨画)においても同様。

それにしても、今回広瀬さんがそのように評価してくださるまで「画狂人」という表現を知りませんでした。お墨付きを得ましたので、これからは藤吉憲典の創作活動における一面を現す言葉として、使っていきたいと思います^^

西麻布桃居さんでの「藤吉憲典 陶展」6月21日スタートです!

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

西麻布桃居さんでの「藤吉憲典 陶展」6月21日スタートです!

1年おきに開いていただいている、桃居さんでの個展。20年以上のお付き合いのなかで、毎回、藤吉憲典のチャレンジに理解を示し信頼してくださるオーナーの広瀬さんには、感謝で頭が下がりっぱなしです。桃居さんで作品を発表し続けることは、作家にとって大きな精神的な支えとなっています。

初日に先立ち、桃居さんのインスタグラムで紹介をしてくださっているのを発見。

嬉しくありがたいコメントをいただいていました。

天性の「描く人」、描くことに憑かれた人、が藤吉憲典さんです。

今回は「描かねばいられぬ人」藤吉さんの資質とその才能が全開となった展示となりました。

令和の「画狂人・藤吉憲典」の描写の妙にご注目ください。

桃居インスタグラム https://www.instagram.com/toukyo_ichirohirose/ より

今回の個展用に送ったモノをご覧になっての、桃居さんのコメント。作家の思いがきちんと伝わっているだけでなく、その奥にあるものまでも読みとってくださっています。

一人でも多くのお客さまにご来場いただけることを、願っております!

桃居 藤吉憲典 陶展
2023年6月21日(水)~6月26日(月)
11:00~18:00 (最終日は17:00まで)
東京都港区西麻布2-25-13
TEL03-3797-4494

お祝いでもなんでもないけれど、お赤飯。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

お祝いでもなんでもないけれど、お赤飯。

炊いてみました。何年ぶりだろう、いや、何十年ぶりだろう!?かもしれません。そろそろ使い切った方が良いなぁ、と、気になっていたもち米があって、何気なくつぶやいたところ、息子から「お赤飯が食べたい」と思いがけないオーダー。これまでもち米の使い道としては、お餅をつくか(ホームベーカリーで)、おはぎを作るかでした。

お赤飯という手があった!と、新鮮な気持ちでチャレンジすることに。「お赤飯を炊く」の選択肢が無意識に後回しになっていた理由は、一にも二にも「小豆を炊く」のが面倒だという思い込みでした。今回も「よし、お赤飯にしよう!」と言ったものの、次に頭に浮かんだのは「小豆どうしよう」でした。

「茹で小豆」はこれまで甘い味付けのものしか購入したことがありませんでしたが、もしかしたらお赤飯用の塩茹での小豆の缶詰とかあるんじゃない!?と思い、とりあえず最寄りのスーパーへ。すぐに見つかりました。念願のものを手に取ってから、そういえば先にネットで調べればよかった、とも思いましたが、ともあれ小豆問題は速攻で解決。しかもそのパッケージには、その塩茹で小豆を使ったお赤飯の炊き方が、丁寧にきちんと書かれていました。

お赤飯を炊くにあたって何に迷うかといえば、水加減と塩加減です。お米と小豆のみという超シンプルな組み合わせですから、水加減ひとつ、塩加減ひとつで美味しくもなれば、残念なことにもなります。パッケージに書かれたレシピには、お米ともち米の割合に応じた水加減が数パターン書かれていました。痒い所に手が届くとはこのことですね。塩加減については、茹で小豆を汁ごと投入すれば、すでに味がついているので加減無用とのこと。今回は初めてでしたので、信じてそのまま炊くことに。

結果、とっても美味しいお赤飯が出来上がりました!

ご飯がお赤飯になるだけで、なんとなく気分が上がるから不思議です。お赤飯=お祝いの思い込みが刷り込まれていることを実感しながら、これは良いことだなぁ、と思いました。缶詰を使えばこんなに手軽に作れるということがわかり、かなり得した気分になりました。なんでもない日でもお赤飯、これからは時々やってみようと思います。

上の写真は、そんな毎日の「ごはん」を一層美味しくする藤吉憲典の飯碗。

2023年も再放送:NHK BSプレミアム 美の壺「青と白の粋 染付の器」

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

2023年も再放送:NHK BSプレミアム 美の壺「青と白の粋 染付の器」

今年も、美の壺「青と白の粋 染付の器」制作チームから嬉しいご連絡がありました!藤吉憲典がほぼ丸二日間の撮影協力し、2021年7月に初回の放映であったNHK BSプレミアム 美の壺「青と白の粋 染付の器」。本放送から約1年経った昨年も、6月7月とアンコール再放送が立て続けにありましたが、2年経った今年もまた7月と8月に再放送が決まりました。

7月は地上波Eテレ(教育テレビ)と、NHKプラスの配信での放映です。NHKの放映情報解禁が1カ月前となっておりますので、8月分の放映につきましては、また来月ご案内いたしますね。


美の壺 File543 『青と白の粋 染付の器』

2023年7月2日(日)午後11:00-11:29 NHK Eテレ・NHKプラス配信 

2023年7月5日(水)午前5:30-5:59 NHK Eテレ


お時間がありましたら、ぜひご覧くださいませ。

それにしても、NHKさんのコンテンツ使いまわし術はすごいなぁ、と思います。収録にいらっしゃったときは、15分程度の登場シーンに丸二日間かけるってすごいなぁ、番組制作にお金がかかっているなぁと単純に関心していたものですが、価値の高い人気コンテンツになると、こうして何度も繰り返し放映されるのですね。撮影部隊の皆さんに力が入る理由が、あらためてわかるような気がしています。そういえば昨日ご紹介した小学校の図画工作教科書の教材への活用も、この撮影の結果です。

おかげさまで、皆さんに知っていただく機会が増えています。初回放送で見逃した、あるいはBS契約をしていなくて見れなかったという方にも、ご覧いただくことが出来て、嬉しい限りです。

小学校の図画工作教科書コンテンツ「受けつがれてきた文様」に協力いたしました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

小学校の図画工作教科書コンテンツ「受けつがれてきた文様」に協力いたしました。

肥前磁器作家・藤吉憲典が陶芸家として独立して以来の野望!?のひとつに「学校の教科書に載る」があって、どうやらその第一弾が実現するかも、という話を書いたのは約1年前のことでした。ようやく詳細情報解禁です。

ダンナはかねがね「学校の教科書(それも、図工や美術ではなく、社会や世界史)に載るようなキャリアを残す」と言っていました。息子が小学校に上がる頃には「お父さんそのうち教科書に載るから」と、具体的な根拠はまったく無いのに言っていました。

このたび、小学校の図画工作の教科書ではありますが、どうやらその妄想が実現の形を見せました。2021年初回放送であった 『美の壺 File543 「青と白の粋 染付の器」』のなかの映像を二次使用する形で、日本文教出版株式会社が作る2024年度版小学校図画工作教科書に連動した「教科書QRコンテンツ」に入っています。

実際に使われるサンプル映像が届きました。コンテンツは「受けつがれてきた文様」というタイトル。5分ほどのなかで、着物や日本庭園や日本建築などに見られる伝統文様の解説があり、そのなかのひとつとして藤吉憲典の磁器作品がいくつか顔を出しています。青海波の蕎麦猪口、牡丹唐草の蕎麦猪口、牡丹唐草の陶箱など、が前半・中盤・後半で映ります。作家の顔は出ませんが、クレジットには、取材協力として「肥前磁器作家 藤吉憲典」と名前が入りました。

今どきの小学生の図工の時間は、紙媒体である教科書と、それを具体的なヴィジュアルイメージで確認することのできるメディアを駆使した時間になるのですね。コンテンツ制作をしたNHKエデュケーショナルのご担当者さんによれば、「児童の学びが深まるとともに、現場の教員の指導も行いやすくなります」ということでした。

子どもたちへの美術教育にほんの少しでも関わることが出来て、とても嬉しい機会となっています。教科書の、学校現場での利用は2024年度以降となります。

今年もじわじわ梅仕事。

おはようございます。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

今年もじわじわ梅仕事。

先月梅の様子を見てきたら、あと1-2週先かな、というところでしたので、6月に入ってから収穫することにしていたのでした。

今年は、わたしが収穫のスケジュールに合わなかったので、ダンナとその友人に梅摘みをお任せしました。いつも梅摘みを楽しんでくれる友人たちに心より感謝です。

桜切る馬鹿、梅切らぬバカ

という言葉がありますが、その「梅切らぬバカ」である我々の梅の木の1本は、もうずいぶんと高く伸びてしまい、いよいよ手が届かなくなってきたようです。見上げればはるか高いところに、いい感じに熟した見事な梅がたくさんついていたようですが、お手上げだったということで、手の届く高さの梅を収穫して来てくれました。木に登って怪我でもされたら困りますので、手の届く範囲で十分です。

手の届く範囲だけでも、次充分たくさんの収穫です。梅干にちょうど良いサイズの梅が、たくさん採れていました。手伝ってくれたお友だちに好きなだけ持って行ってもらい、それでも我が家用に梅干2樽は漬けれそうな量が残りましたので、大満足。

近々天気が晴れたら、仕込みようの瓶やら樽やらを一斉に洗ってお日さまに干し、梅干の仕込みをいたします。今年は梅干のみと決めているので、用意するものもシンプルでらくちん。毎年の梅仕事は、楽しいけれどそれなりに時間も手間もかかるので、手抜きできるところは手抜きします(笑)。そんなわたしの強い味方は、もう10年以上『梅ぢから』一冊です。土用干しを簡略化した「ビン干し」梅干しのつくり方をはじめ、基本的な梅仕事がひと通り載っています。

『梅ぢから』

四年ぶりのごりょんさん出動-津屋崎祇園山笠。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

四年ぶりのごりょんさん出動-津屋崎祇園山笠。

6月最初の日曜日は、山笠の「初寄り」でした。津屋崎に越してきて以来、年中行事となっていたものが、コロナ禍下で延期になってから、丸四年。ようやく「通常通りのスケジュール」での開催が決まりました。

というわけで、今年はごりょんさんも出動。初寄りにはおでんを出すということで、久しぶりに「山笠用の大鍋」を引っ張り出しました。目安は、ひとつの鍋で20杯。大鍋4つ分のおでんを用意しました。

初寄りは、ごりょんさん仕事の顔合わせと打ち合わせの日でもあり。皆近所に住んでいるとはいえ、久しぶりに顔を見るメンバーもあり、気がつけばおしゃべりに興じていました。山笠前日と当日の仕出しの準備と手順を確認。感染症対策は各山に任せられているということで、例年以上に安全・衛生管理に気を配ります。

2023年の津屋崎祇園山笠の行事日程は次の通り。

  • 7月1日(土)台おろし
  • 7月2日(日)棒がらめ
  • 7月9日(日)飾りつけ
  • 7月15日(土)くじとり、裸まいり(御宮入り6時10分から)
  • 7月16日(日)追い山(追い山開始午前9時)

7月に入ると毎週末行事があり、追い山当日に向かって気分は盛り上がります。

宮地嶽神社で、菖蒲と紫陽花♪

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

宮地嶽神社で、菖蒲と紫陽花♪

昨今すっかり「光の道」でメジャーになった、福津市の宮地嶽神社。四季折々いつ行っても何かしら見どころがあります。先日ダンナが「菖蒲園はそろそろ八分咲きだよ」というので、行って参りました。青・紫・白・緑。

宮地嶽神社で、菖蒲と紫陽花

宮地嶽神社で、菖蒲と紫陽花

宮地嶽神社で、菖蒲と紫陽花

宮地嶽神社で、菖蒲と紫陽花

宮地嶽神社で、菖蒲と紫陽花

宮地嶽神社で、菖蒲と紫陽花

宮地嶽神社で、菖蒲と紫陽花

宮地嶽神社で、菖蒲と紫陽花

宮地嶽神社で、菖蒲と紫陽花

宮地嶽神社で、菖蒲と紫陽花

良いお散歩になりました。商売の神様である宮地嶽神社さんは、自らそれを実践する、とってもアグレッシブな神社。おかげさまで季節の楽しみがたくさんあり、車なら5分、自転車で15分かからず、なんなら歩いても行ける距離にあることは、嬉しく有難いことなのです。