あらためて、蕎麦猪口。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

あらためて、蕎麦猪口。

蕎麦猪口は、作家・藤吉憲典にとっても、わたし自身にとっても、花祭窯を営んでいくうえでの一つの精神的支柱です。いわば、基本のなかの基本。

藤吉憲典の器=肥前磁器の素晴らしさを知っていただく入門編として、ご相談があった時には、蕎麦猪口をお勧めしています。その理由は、もともとはやきもののド素人であったわたし自身が、蕎麦猪口の魅力に引っ張られて学んできたからにほかなりません。

蕎麦猪口を楽しむことは、日本の磁器の歴史や江戸時代の風俗を学ぶことにつながり、食べる器・飲む器と食文化を考えることにつながります。実用的に楽しみながら教養が身につく。そのきっかけとなる器が、蕎麦猪口です。

そんな蕎麦猪口の魅力をまとめた小冊子「蕎麦猪口の文様小話」をまとめたのは、16年前。引き出しを整理していたら出てきたので、少しづつ内容をご紹介することにいたしますね♪


はじめに~そばちょこって

「蕎麦猪口」ってなんでしょう。そもそも小碗、小鉢のような形のものが「猪口」と呼ばれており、「そばちょこ」は「蕎麦」用の「猪口」だから、蕎麦やうどんのつけ汁を入れる器。

わたしたちが「蕎麦猪口」と呼ぶ器が盛んに作られたのは、蕎麦やうどんが庶民の食文化として広まった江戸時代中期~後期。ところがそのころ既に「そばちょこ」という言葉で呼ばれていたかというと定かではないそうです。

※『蕎麦猪口の文様小話』「ふじゆりの蕎麦ちょこ蒐集」編より


つづく。

長いお付き合いのお客さま。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

長いお付き合いのお客さま。

花祭窯の創業は1997年。ありがたいことに20年以上のお付き合いのお客さまもいらっしゃいます。個人のお客さまもあれば、飲食店をなさっているお客さまもあり。藤吉憲典の器をずっと気に入って使ってくださっていることは、ほんとうに嬉しくありがたいことです。

そんなお客さまのお一人、新宿荒木町でお店をなさっている「うのすけ」さんから、BS11オンデマンド:太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選 の取材時に器を使ってくださったとお知らせがありました。テレビにしても雑誌にしても、お客さまのお店が好い媒体で取材されたと聞くと、我がことのように嬉しいです。

通好みで呑んべえに人気の番組だそうです。放送を拝見して、うのすけさんのお店の特長が伝わる取材ぶりに感嘆するとともに、そこでお使いいただいた藤吉の器を用いたお料理やお酒が画面に映えていたことに、一安心。やはり器は使っていただいてこそ、ですね。

うのすけさんの回は「呑兵衛の聖地・四谷三丁目ではしご酒」というタイトルで、2020年1月13日放送、同1月27日配信終了予定です。ご興味のある方、ぜひご覧になってみてくださいね。

BS11オンデマンド:太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選

こうして一緒に嬉しさを分ちあえるお客さまがあることがとても嬉しく、ありがたい仕事をしているなぁ、とあらためて思います。

ふるさと納税。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

ふるさと納税。

昨年もこの時期にこのような記事を書いたな、と思いつつ。もちろんふるさと納税の仕組み自体は年中稼働しているのですが、12月の申し込みがもっとも多いようですね。

上の写真は、ANAのふるさと納税サイト。サイト内のキーワード検索で「花祭窯」を入れると、一発で出てきました。福津市の返礼品として、ふるさと納税スタートの初年度から提供してきていますが、花祭窯からの提供品は、国の制度の変化やふるさと納税サイトの変化に合わせて変わってきています。

花祭窯からの提供品は、昨年は「蕎麦猪口」のセットのみでしたが、今年は重箱や筒茶碗が加わって、より選択の幅が広がったと思います。通常のご注文品と同様、ふるさと納税でもご連絡をいただいてからの制作になります。お届けまで4カ月程度お待たせしておりますが、ご理解くださる方からのご指名はありがたい限りです。

福津市では、ふるさと納税の使い道のひとつとして、世界遺産に指定された「新原・奴山古墳群」をはじめとした伝統文化の保護事業に使うことをうたっています。しっかりと有意義に使ってほしいものですね。

鯉のぼりシーズン到来。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

鯉のぼりシーズン到来。

雛祭りが終わったと思ったら、鯉のぼり。我が家の飾り棚も、毎年恒例、鯉のぼりもどきの「鯛(たい)のぼり」に模様替え。

我が家の鯉のぼりは、息子が中学生になった年に、ご近所のコミュニティスペース王丸屋さんに寄贈しました。通学の行き帰りに見ることができる場所でもあり、みんなに喜んでもらえて一石二鳥。

街中でなびかせるには程好いサイズです(^^)

春はそわそわ。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

春はそわそわ。

3月に入り、なんとなく「変化」の兆しを見たり聞いたりする機会が増えてきました。梅が散り、早咲きの桜がちらほらとお目見え。お天気も晴れたり雨が降ったりくるくると変わります。春ですね。

年度末から年度初めに向かう季節なので、学校や会社など、4月からを新年度とする枠組みのなかで動いている人たちに変化が現れるのはあたりまえですね。そして、そういう人々の人口構成に占める割合が多いからこそ、そうでない人にとってもなんとなく「変化」や「進化」の時期になるんだろうな、という気がします。

このところ我が家に公私さまざま嬉しいお客さまが立て続けにいらっしゃるのも、春だからかしら、と思ったり。季節に後押しされて新しい一歩を踏み出すことができるなら、その波に乗るのもひとつの方法ですね♪

さて写真は、この季節人気の「桜」の蕎麦猪口。ご近所、宮地嶽神社では、寒緋桜が満開です(^^)

町田「ももふく」さんで藤吉憲典展

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

町田「ももふく」さんで「藤吉憲典 展」

2018年ラストの個展は町田のももふくさん

個展案内状が届きましたので、本日より宛名書き&発送です。

今年は「食の器」で注目されることの多かった藤吉憲典。町田のももふくさんもまた「作家ものの器」をふだんの食卓に使うことの楽しさを一人でも多くの方に伝えたいという志をお持ちのオーナーさんです。

ぜひご来場くださいませ(^^)


藤吉憲典展

2018.12.1(土)-12.7(金)
会期中無休

12:00-19:00(最終日は17:00まで)

ももふく
町田市原町田2-10-14#101
TEL042-727-7607

 

並べるということ。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

並べるということ。

6年目となった中学生職場体験も本日が最終日。今年も「陳列棚の掃除と器並べ」をお願いしました。器を一度すべて別の場所におろし、棚を拭き上げ、器も拭き上げて、また棚に戻してもらいます。

ワレモノなので、最初に扱い方の注意をします。両手で扱う、低い位置で扱う、など。「拭く」作業では緊張している中学生ですが、棚も器もきれいになって、「並べる」作業になると嬉々とした表情になります。

たかが「並べる」、されど「並べる」なのだと思います。色も形も様々な器を、制約無しに「思うように並べていいよ」と伝えると、ただ折り目正しく並べるという以上に、創造性を働かせた並べ方をしてくれるのが、見ていて楽しいです。

染付の器 藤吉憲典

藤吉憲典 干支の酉

藤吉憲典 カブトガニ

単調になりそうな仕事も、思い入れようで楽しくなる。そんな仕事ぶりを見せてもらいました(^^)

 

誕生日だったので。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

誕生日だったので

ちょっぴり贅沢。小さな金の小槌の洋菓子にしようか、このわの和菓子にしようか、さんざん悩んだ末に、今年は和菓子に軍配があがりました。

写真は、菓乃実と名前のついた、宗像大島産甘夏を葛寄せにした夏の和菓子です。地元の旬を採り入れた菓子をいただくことのできる贅沢。もちろんこのひとつだけで終わるわけはなく(笑)、麩の餅、本葛桜、それに定番の塩豆大福もいただきました。

おかげさまで、いいお誕生日になりました(^^)

菓子器に用いた小皿は、藤吉憲典の創業時からのロングセラー、浅葱楕円小皿

 

藤吉憲典 蕎麦猪口小皿豆皿展2018 行ってきました。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

藤吉憲典 蕎麦猪口小皿豆皿展2018 行ってきました。

梅雨の晴れ間の青空のもと、熊本SUNNYで開催中の蕎麦猪口小皿豆皿展に、ご挨拶がてら行って参りました!

わたしが訪問したのは、二日目のランチ時間のオープンから。前日の晩=初日にいくつも購入なさったお客さまがあったということで、早くも棚の空きが目につき、ありがたく思いました。

もともと周年祭としてはじまったこの企画、今年は5周年=5回目とあり、毎年楽しみに少しづつ集めてくださる常連さんがいらっしゃるのが、とても嬉しいのです。

藤吉憲典蕎麦猪口小皿豆皿展 熊本SUNNY

藤吉憲典蕎麦猪口小皿豆皿展 熊本SUNNY

藤吉憲典蕎麦猪口小皿豆皿展 熊本SUNNY

藤吉憲典蕎麦猪口小皿豆皿展 熊本SUNNY

ビストロ&カフェのSUNNYさん。お食事も飲み物ももちろんおいしいです♪この日はパスタランチをいただき、そのあとにデザートもいただきました。夜だったらオーナーの藤川さんが作ってくださるカクテルをいただきたいところでしたが。

濃厚なクリームブリュレと、

藤吉憲典蕎麦猪口小皿豆皿展 熊本SUNNY クリームブリュレ

イチジクが効いているフルーツタルト。

藤吉憲典蕎麦猪口小皿豆皿展 熊本SUNNY フルーツタルト

おいしいものと美しいもの、ぜひお楽しみくださいませ。


Bistro&Bar SUNNY

藤吉憲典 蕎麦猪口小皿豆皿展

2016/6/23(土)-7/1(日)
※月曜定休
火・木・金・土:18時-26時
水・日:13時-16時、18時-26時

Bistro&Bar SUNNY
熊本市中央区水道町4-39-2F
TEL&FAX096-355-4188

藤吉憲典蕎麦猪口と小皿豆皿展 in 熊本SUNNY。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

藤吉憲典蕎麦猪口と小皿豆皿展 in 熊本SUNNY。

届きました(^^)
案内状ご希望いただいている皆さまには、今日~明日発送いたしますので、ぜひ楽しみにお待ちくださいませ。

熊本市にあるBistro&Bar SUNNYの周年祭として1周年記念から開催の機会をいただいている藤吉憲典の蕎麦猪口展。今年は5周年=5回目の蕎麦猪口展です。

オーナーの藤川さんとは、藤川さんがお店を独立オープンなさる前、前職からのお付き合いです。人付き合いがよく正直なお人柄に、ダンナもわたしも惚れ込んでいます。3周年の時には熊本地震のすぐあとで、悩みながらも「お客さまが楽しみに出かけられる場所のひとつになれたら」と開催を決定なさいました。

そんなこんなで、SUNNYで蕎麦猪口展を開催できることは、私たちにとって、とても嬉しいことです。昨年から、蕎麦猪口に加えて小皿豆皿も一緒にご紹介するようになりました。今年はさらに、蕎麦猪口の文様をテーマに絞り込んでみていただこうという試み。「幾何学文様」ぜひ見に来てくださいね。


Bistro&Bar SUNNY

藤吉憲典 蕎麦猪口小皿豆皿展

2016/6/23(土)-7/1(日)
※月曜定休
火・木・金・土:18時-26時
水・日:13時-16時、18時-26時

Bistro&Bar SUNNY
熊本市中央区水道町4-39-2F
TEL&FAX096-355-4188