読書『野菜はあたためて食べる!』(新星出版社)堤人美著

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『野菜はあたためて食べる!』(新星出版社)堤人美著

久しぶりの料理本です。花祭窯のある福津市は野菜が美味しく、週に1-2回行く農産物直売所では、いつも旬の新鮮野菜を安く手に入れることができます。ここに住んでいることの大きな喜び。今日も朝一番からたくさんお野菜を調達してまいりました。白菜やキャベツの葉ものに、ダイコンやカブなどの根菜類が美味しい季節です。上の写真は福津市にある世界遺産・新原奴山古墳群の古墳のひとつですが、この反対側にはキャベツ・ブロッコリー・カリフラワーなどの旬の野菜の畑が広がっています。

毎日の食事で野菜をたくさんとっている我が家ですが、料理の仕方はワンパターン。冬はついつい温かい鍋に頼りがちになります。「また鍋?」って言われそうよね…なんて思っていた時に、図書館の季節の特集コーナーで本書 『野菜はあたためて食べる!』 を見つけました。「野菜」と「あたためる」の最強キーワード。開けば「はじめに」のページ冒頭に「いつも同じ野菜の食べ方をしていると感じたことはありませんか?」とありました。もうまさにそのとおり!です。

60以上のレシピ集です。写真がどれもおいしそう。「オイル」「だし」「とろみ」「麵」と四つのポイントでまとめてあるのが秀逸です。そしていずれのレシピも、それほど難しくなく、「だいたい」でうまくいきそうなのも魅力です。 「オイル」「だし」「とろみ」「麵」 それぞれの使い方・味付けのコツがなんとなくわかると、ここに載っているレシピだけでなく、手元にある食材で応用を広げていくことが出来そうです。

特に「オイル」や「とろみ」は、追加するだけで料理として決まるようなところもあり、この技を使わない手はない!という感じです。そういえば料理上手な友人が「粉(小麦粉とか片栗粉)って便利よ~」と言っていたのを思い出しました。ふだんの料理だけでなく、お弁当のおかずにも応用できます。お弁当に入れる野菜こそ、ワンパターンになっていましたので、助かりました。

そういえば前回このブログで取り上げた料理本は「乾物」でしたが、乾物料理にもこの四つの技は応用できそうです。

さてお野菜。わたしがよく行くのは、あんずの里市ふれあい広場福間です。どちらも同じ福津市内ですが、置いてある農産物に地域性が反映されていて、それぞれに特徴があるのも面白いです。いずれも朝8時半のオープン。とくにふれあい広場福間は、お昼前にはほとんど無くなってしまいますので、オープン時間に合わせて足を運ぶのがおススメです。