ご近所の○○やさん、がある津屋崎千軒の贅沢。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

ご近所の○○やさん、がある津屋崎千軒の贅沢。

1並びの1月11日。鏡開きです。2022年の仕事始めから既に1週間経ってはいますが、鏡餅を下げると、いよいよスタートという感じがいたします。鏡餅を水に浸けて、あんこを用意して、今日の3時のおやつはぜんざいで決まり。

さてその「あんこ」。車で5分ほどのところに、和菓子屋さんも御用達の「餡やさん」があります。それだけでも近くて便利なのですが、最近は我が家から徒歩5分足らずの漁港にある「おさかなセンター」でも仕入れてくれていて、専門店のあんこを超近所で手に入れることが出来ます。贅沢。

「津屋崎千軒」の呼び名は、江戸後期から明治期にかけて海上交易と塩の製造で栄え、家が千軒もあるほどに繁栄していたという当時の隆盛ぶりから名前がついています。昭和初期までは、たくさんの商店や娯楽施設が連なり、人の行き交いが盛んだったとのこと。今はすっかりお店は少なくなってしまいましたが、それでもふだんの生活の中で「ちょっと○○屋さんに行ってくる」と立ち寄れる場所があります。

上の写真はそのひとつ、ご近所の豊村酒蔵さんで手に入れた酒粕。毎年この季節の楽しみです。12月頃になると、近所で若旦那や若奥さんを見かけるたびに「酒粕そろそろですか~?」とお伺い。あんまりしょっちゅう聞くもので、ついに「出来たらお届けしましょうか」とお気遣いさせてしまいました。寒い日は豊村さんの酒粕で作った甘酒を飲みつつ仕事をしております。

豊村酒蔵さんのついでに、お隣の藍の家を覗けば、軒先にお野菜やミカンが即売用に置いてあることがあります。藍の家はもともとお店ではないので、いつもあるわけではありませんが、あったらラッキー。「ちょっとなにか足りない」ときにお野菜ひとつ、おミカンひとつ加われば、食卓が潤うというものです。

それから、徒歩30秒!?のお茶屋さん。緑茶、干し椎茸、市指定ごみ袋などなど、こちらでいただいています。「あ、切らしてた!」と気づいたら、走って行って手に入れることができるというありがたさ。いつも買うものが決まっているので、わたしの顔を見ると察してくださいます。

お茶やさんからさらに徒歩1分ほど足を伸ばせば、着物リサイクル・レンタル・着付けの時代屋さん。先日はお茶会の数日前に着物の着付けに足りないものが発覚し、文字通り駆け込みました。困ったときの時代屋さん。世の中に着物やさんの数はどんどん減っているなかで、気軽に相談できる場所がこんなに近くにあるのは、ほんとうにありがたいこと。おかげさまで事なきを得ました。

気がつけばご近所ネタをたびたび書いています。「近所」でブログ内検索をしたら、けっこうな数が上がってきました(笑)。それだけご近所さんに助けられて日々を過ごしているということですね。ありがとうございます♪

福岡の地域情報誌『シティ情報ふくおか』のサイト【ふくつのふく】津屋崎千軒をめぐる~さくらのふくつ案内~で、津屋崎千軒の魅力を読むことができます^^