『いちばん親切な西洋美術史』(新星出版社)で、彫刻の歴史をざっと学び直し。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

『いちばん親切な西洋美術史』(新星出版社)で、彫刻の歴史をざっと学び直し。

ダンナ・藤吉憲典のロンドン個展が決まると、とたんにわたしも「アート探求脳」になるような気がします。つい先日、藤吉憲典の作品(Animal Boxesシリーズ)に新展開、の記事を上げたところでしたが、この前後から「美術史本・美術関連本の読み直し」が続いています。上の写真は、福岡市美術館に昨年設置された「ウィンド・スカルプチャー」。

アート作品を送り出す立場として、「これまでの美術史の文脈からこの作品を説明」しようとするクセが、少しづつ身についてきたのかもしれません。これは美術に携わる者として、求められる視点のひとつ。喜ばしい傾向です。新しい作品が出来上がるたびに、ぼんやりと自分のなかで「どういう解釈で説明できるか/どういう解釈を使うと伝わりやすいか」の要素をピックアップしはじめているのがわかります。

そして、文章にしようとしたときに、自分自身の知識・理解・語彙が足りないと思ったら、これまでに読んできた本の数々に助けを求めます。実際のところ、足りないことばかり(笑)。いまのところ出番が多いのが『いちばん親切な西洋美術史』(新星出版社)と、『英語でアート』(マール社)の2冊です。ざっくりと流れを確認するのに最適の『いちばん親切な西洋美術史』と、英語学習の本でありながらアートの専門書に匹敵する知識がちりばめられている『英語でアート』は、最強の味方です。

思いがけず長くなってしまいましたので、主題の「『いちばん親切な西洋美術史』(新星出版社)で、彫刻の歴史をざっと学び直し。」は、次の回に。