映画『レナードの朝』を観てきました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

映画『レナードの朝』を観てきました。

昨年に続き今年も掲げた「月に1本映画を観に行く」。スタートの1月・2月と立て続けに映画館に足を運ぶことが出来ず、やっとこさ2023の1本目を見に行って参りました。映画館に行けるタイミングで観たいものがないとき、「午前10時の映画祭」の存在は貴重です。最寄り館が「午前10時」の上映館であるのは、とてもありがたいことです。

午前10時の映画祭

「午前10時の映画祭」から、『レナードの朝』。原題は『AWAKENINGS』直訳すると「覚醒」といったところですが、タイトルのつけ方が素敵だと思う映画のひとつです。ロビン・ウィリアムズに、ロバート・デ・ニーロ。デ・ニーロは「午前10時」映画の常連といえるほど、主演助演含め、出演作がとても多いようです。字幕は戸田奈津子さん。

製作は1990年、舞台は1969年ニューヨークのブロンクス。タイトルは知っていましたが、今回観るまで、実話に基づいたストーリーだとは知りませんでした。実話に基づいていたからこそでしょう、ハリウッド映画にありがちなロマンスやハッピーエンドの演出はなく、重みを感じさせました。ロビン・ウィリアムズが、とても良かったです。この映画を観るまで、ロビン・ウィリアムズについてのわたしの認識は、人気コメディアンから俳優業へ、そして人気絶頂と思えるさなかの突然の自殺…というぐらいのもので、実は出演作を見たことはほとんどありませんでした。もっと見ておけばよかったな、と。

2023年度の「午前10時の映画祭」のラインナップ発表が待ち遠しい!と思いつつ帰路につきましたが、サイトをチェックしたところ、すでに発表されていました。と、喜んだのも束の間、最寄りの映画館は上映館から外れているという悲しいお知らせが。

でもまあ、鑑賞者数を考えると仕方がありません。わたしが観た回のいずれも、入場者数5名前後でしたので。観に行く人がいなければ、文化は定着しませんよね。守りたいと思ったら足を運ばなければと、あらためて思ったのでした。