こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
干支の盃と、干支の置き物。
12月は目の前、という今の時期に「来年の干支はどうしようかなぁ」と頭をひねっている陶芸家はあまりいないと思いますが、藤吉憲典は今まさに考え中。ふつうに考えれば、時期的には、すでに来年の干支をモチーフにした作品をギャラリーさんにお届けするころ、というのが商業的には正解でしょう。
そもそも花祭窯で干支の記念になるものを作り始めたのは、ふだんお世話になっているご近所の方々にお年始としてお礼かたがたお届けするのが目的でした。つまり、売るものではありませんでした。それが、次第に「販売してほしい」という声が増えてきて、お分けするようになり、という次第。
スタートは「干支の盃」でした。干支を1周12年(12個)作り終えたところで、「干支の箸置き」になり、その「箸置き」も次第にオブジェ的要素の方が強くなりながらさらに1周12年。干支の盃の配りものをはじめたのは、独立から何年か経ってからだったかしら、とも思いましたが、今年が独立25周年でしたから、ちょうど計算が合いますね、すぐに始めていたようです。盃、置き物とまわって、来年の干支はどうしよう、というところです。
当初の制作の目的に立ち返ると、まず第一に考えるべきは、お世話になった方々への贈り物としての干支。どんなふうになるものかソワソワしつつも、ここは作り手に任せるしかありませんので、のんびり楽しみに待ちたいと思います。
ちなみに2022年の干支はこんなふうでした^^