磁器作家・藤吉憲典の器が買えるネットショップ(オンラインショップ)。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

磁器作家・藤吉憲典の器が買えるネットショップ(オンラインショップ)。

1997年の花祭窯創業当初から、近くに取り扱いギャラリーさんが無い方々にも、藤吉憲典の器をぜひご覧いただきたい、使っていただきたいとの思いを強く持っていました。その方法として、ネットショップをスタートしたのは2000年。EC業界ではネット黎明期といわれる頃で、わりと早いタイミングだったと思います。

少しづつ形を変えながらも、オンラインショップ「花祭窯・蕎麦猪口倶楽部」として、現在進行形です。が、最近はここでご紹介できる在庫がなかなか補充できない状況であります。ネットでのお買い物を楽しみにしていただいている皆さまには、長くお待たせしてしまい、ほんとうに申し訳ありません。

藤吉憲典は全工程を一人で制作しており、つくりも絵付もすべて自らの手を動かしています。創業以来このスタンスを貫いており、手伝ってくれるお弟子さんなどもありませんので、一度にたくさんの量を作ることができません。そして、まずお取引先のギャラリーさんやお店からのご注文分や、個展で発表する作品を優先的に制作しています。そのため、どうしても自ら運営するネットショップでの販売分の在庫が薄くなってしまっています。

そこで今回は、お取引先のギャラリーさんが運営するネットショップをご紹介いたします!コロナ禍でお出かけし難い今日この頃、ぜひネットショップを訪問してみてはいかがでしょうか。

東京町田・ももふくさんのオンラインショップ

ももふくさんはオンラインショップにも、早くから力を入れておられます。スタイリッシュで見やすいつくりで、お買い物しやすいです。藤吉憲典の器は一点ものなどもあり、ももふくさんだけでお求めいただけるものも。定番品については7月頃に追加納品予定です。

☆大阪阿倍野・暮らし用品さんのオンラインショップ

暮らし用品さんも、実店舗とオンラインショップの運営を長く続けておられます。藤吉作品は、現在「Sold out」が増えていますが、こちらも定番の器を7月頃に追加納品予定にしています。

☆5月21日(金)スタートの、東京西麻布・桃居さんの藤吉憲典陶展は、初のオンライン開催となります。藤吉にとっては初めての試みですが、ネットでの個展開催の仕組みを昨年来整えてこられた桃居さんですので、とても楽しみです。

☆東京銀座・黒田陶苑さんでは、現代作家の作品を紹介するオンラインショップをご準備中とのこと。主に物故作家の作品を扱う美術品のオンラインショップはすでにスタートなさっており、これに現代ものが加わると、見る楽しみ選ぶ楽しみが広がりますね。

これらお取引先のギャラリーさんが運営されるネットショップは、いざとなれば実店舗で手に取って確認することができる安心感もあり、おすすめです。藤吉憲典の器についても、各ギャラリーさんに遠慮なく問い合わせていただければ幸いです。

サクッと動画制作するプロの凄さ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

サクッと動画制作するプロの凄さ。

30秒から1分程度で数種の作品紹介動画を撮る必要が発生しました。「動画の必要性」はもう10年前ぐらいからずっといろんな方からアドバイスいただいていて、少しは自分で撮れるようになろうとチャレンジしたことも一度や二度ならず。そのたびに中途半端に終わっていました…。わたしにとっては、どちらかといえば苦手分野であり、手につかないのも仕方がないかなと自己弁護しつつ。

ともあれ、やはりここぞという動画は、その道のプロにお願いするべきものなのです。これまでにも、磁器作家・藤吉憲典のプロモーション動画などは、迷わずプロに依頼しておりました。今回も映像の時間は短いものの「ちゃんと見て欲しい」ものなので、やはり頼れるご近所さん・カメラマンの日浦さんにご相談したのでした。

タイトなスケジュールにも関わらず「サクッと撮りましょうか」と快諾してくださった日浦さん。「気心の知れたご近所のプロ」にお願いできるのは、なによりありがたいものです。そして毎度のことながら、そのスマートな仕事ぶりに驚かされます。撮影時間に無駄が無いのはもちろん、撮ったその日の晩にはあらかた編集されたサンプルデータが出来上がり、送られてくる。いつ話があっても対応できるよう、あらゆる面で準備が整っているのを感じます。

フォトグラファーであり、3DCGアーティストであり、フィルムメーカーである日浦さんの作品は、写真はインスタグラム動画はYouTubeでサンプルを確認できます。気の向いた仕事しかしないアーティスト気質な方ですが、それだけに、提示された条件(時間・予算など)のなかでギリギリまで「よいもの」に仕上げることへのこだわりはすごいです。「サクッと撮る」のことばの背景にある、技術と準備と集中力、そして顧客の発注意図を読み取る力に脱帽しています。

短い作品紹介動画5本。出来上がりがとても楽しみです。オープンできるようになりましたら、このブログでもご紹介いたします!

振り返ってみれば、ダンナが絵付けに使う道具「筋車(すじぐるま)」を、撮影用のターンテーブルに使えるよね、と試していたのは、ちょうど一年ほど前でした。上の写真は、そのターンテーブルを使って動画撮影をしている様子を撮ったもの。動画のことを考えるタイミングが、定期的にやってくるのを感じます^^

Sladmore Gallery での展覧会。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

Sladmore Gallery での展覧会。

英国イングランド地方では、4月に入ってロックダウンが緩和されています。昨年来、藤吉憲典の契約ギャラリーSladmore contemporaryと、近代彫刻を扱うSladmore Galleryとで「Antique to Contemporary」の展覧会がいくつも企画されていますが、少しづつ、ギャラリー現地で展覧会をご覧いただける状況に戻りつつあるようです。

昨年からのロックダウンの繰り返しで、当初スケジュール通りには運ばないことの方が多かったようです。でもそこは柔軟に日程を変えたり、クライアントへの対応方法を変えたりしながら、人々にアートを届けるために動き続けている様子が、メールでのやり取りを通じて伝わってきていました。またこういう時こそアートの果たす役割・ギャラリーの果たす役割があると、機会・テーマを模索し提供し続ける姿勢に、ロンドンの老舗ギャラリーの使命感と責任感を見ました。

2021年藤吉憲典展覧会予定でもご紹介していますが、今年はロンドンで3つの展覧会に作品参加する予定です。いずれの展覧会も「Antique to Contemporary」。Sladmore Galleryの所蔵する近代を代表する彫刻家の作品に加え、Sladmore Contemporary所属の現代アーティストがつくる動物彫刻の最新作を一堂に見ることができる、贅沢な機会です。そのひとつめが、もうすぐオープンになる「Sporting animals」をテーマにした展覧会です。

隼陶箱 藤吉憲典

上の写真は、「Sporting animals」に出している藤吉憲典の最新作のひとつ。展示会がオープンになりましたら、また様子をお伝えできればと思います。

ちなみに、2020年末に開催されたDogs, Cats and Other Best Friends – A Selection of Animal Sculptureの様子は、下のリンクからご覧いただくことができます。プロモーション動画では、1分50秒頃からちょっとだけ、藤吉憲典の作品紹介も入っています^^

桃居さんから藤吉憲典陶展のDMが届きました!

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

桃居さんから藤吉憲典陶展のDMが届きました!

2021年藤吉憲典の展覧会は、5月の桃居さんがスタートです。初日までちょうどあと一か月という昨日、桃居さんから個展DMが届きました。毎回、素敵な案内状を作ってくださる桃居さん。ギャラリーさんが作ってくださる案内状には、ギャラリーさんから作り手への期待が込められていると感じます。完成したDMを見て、作り手のやる気はますますアップします。過去の桃居さんでのDMはこちら

2021年の「藤吉憲典展 at 桃居」テーマは「おさらい」。この6月で、花祭窯は創業から25年目に入ります。藤吉憲典が「やきもの」の道に入ってからは、35年。試行錯誤を繰り返し変化しながら進んできた道を、このタイミングで丁寧に見直し(作り直し)、自らの原点を踏まえてこの先にジャンプしていこうというところです。

藤吉憲典陶展 at 桃居 2021/5/21(金)-5/25(火)
藤吉憲典陶展 at 桃居 2021/5/21(金)-5/25(火)

桃居さんでは、昨年来、感染症対策の観点から「オンライン展示」で展覧会を開催しておられます。今回の藤吉憲典陶展も同様で、現時点では、会期後半5月23日(日)から最終日までの三日間がご来店可能日となっています。

時節柄変更の可能性もありますので、ご来場の際は、直前に桃居さんのサイトでご確認いただくか、お電話で桃居さん(TEL03-3797-4494)に問い合わせていただくと確実です。お手数をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします!


藤吉憲典陶展 at 桃居
2021年5/21(金)-5/25(火)会期中無休
11-19時(最終日17時まで)
東京都港区西麻布2-25-13
TEL03-3797-4494
http://www.toukyo.com/exhibition.html

久しぶりに、がっつり、やきものの話。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

久しぶりに、がっつり、やきものの話。

先週末、磁器作家・藤吉憲典を訪ねてお越しになったお客さまがあり、久しぶりにがっつりと「肥前磁器の話」を楽しむ時間となりました。

肥前磁器の歴史の話、染付の話、道具や材料の話、佐賀の産地の栄枯盛衰の話、江戸時代の風俗の話、九州陶磁文化館の話、現代の伝統工芸の話、デザインと芸術の話、陶片や骨董の話、作家を育てるギャラリーさんの話、朝鮮半島と中国大陸の話、佐賀有田(伊万里)とここ津屋崎との不思議なつながりの話…果てしなく話題は広がっていきました。

文様についての話題も盛り上がりました。文様のルーツについて、解釈について、様式について、描き方について、古典文様とオリジナル、写しとコピー、使う絵の具について、筆について…。わかりやすいように、それぞれの話題に応じた器を引っ張り出し、目の前に並べて見ながらおしゃべりしていたら、テーブルの上は器だらけになっていました。

「やきものの一番の魅力ってどこにあると思いますか?」というお客さまの問いに対する答えは、このおしゃべりの時間がそのまま答えになっていたように思います。すなわち知的好奇心をくすぐる要素があまりにも広く深いこと。文様の話ひとつとっても、語りだしたら、いくらでも語るべきことがあり、調べだしたらいくらでも調べるべきことがあるのです。作り手にしてみれば、作っても作っても「これで完璧」ということはなく、どこまでも追及していける深みがあること。いずれにしても「簡単に理解できるもの、達成できるもの」は、面白くないのかもしれません。

日常的に(仕事も生活も)肥前磁器に囲まれていますが、たっぷりの「言葉」で肥前磁器の世界に浸かったのは久しぶりでした。好きなものについて語り合う時間は楽しい。素敵な時間をもたらしてくださったお客さまに、心より感謝しています。

2021年最初の藤吉憲典個展テーマは「おさらい」。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

2021年最初の藤吉憲典個展テーマは「おさらい」。

4月に入りましたね。5月に東京西麻布の桃居さんで開催される「藤吉憲典 陶展」の案内状用の器を桃居さんに送りました。毎回のことではありますが、DM用の器を選んでいると、いよいよ展覧会が迫ってきた感じがいたします。上の写真は、これまでの個展案内状の数々。いつもスタイリッシュなDMを作ってくださる桃居さんです。

今回、藤吉憲典が掲げているテーマは「おさらい」。ダンナにとって今年は焼物(やきもの)と出会って丸35年であり、独立して25年目に入る年になります。さらに次のステージに進んで行くために、このタイミングで「おさらい」をしようということになりました。基本の食器を作り直すことで原点を再確認し、そのうえで飛躍する。「守破離」の大前提となる大切なステップになりそうです。

昨年は外に出る機会が減り、作ることにより集中する一年になったことが、原点再確認への呼び水になったようです。また師を持たないダンナの「師」である「柴田コレクション」を所蔵する佐賀県九州陶磁文化館に、新たに「柴澤コレクション」が加わり、お披露目の展覧会「特別企画展 柴澤コレクション」が学び直しの機会となったことも大きかったようです。

すでに個展用の制作に入っていますが、独立当初に作っていたものなど、懐かしい顔ぶれを生き返らせる作業は、なかなか楽しそう。「あれを今作ると、こうなる」を見ることができるのは、その道のりを知っているわたしにとっても愉快です。個人的にもう一度作って欲しいものも多々(笑)

5月21日(金)-5月25日(火) 藤吉憲典陶展 桃居(港区西麻布)

肥前磁器作家・藤吉憲典の焼物キャリアの原点と道のりを眺めることができる展覧会になります。個展案内状ご希望の方は、オンラインショップ花祭窯蕎麦猪口倶楽部からお申込みいただくことができます。

自家用にも贈り物にも、蕎麦猪口―見た目の楽しさと使い勝手の良さで人気です―

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

自家用にも贈り物にも、蕎麦猪口―見た目の楽しさと使い勝手の良さで人気です―

日本では、三月~四月は変化の季節。進学・就職・転職・異動など、あちらこちらで別れと出会いの場面があります。なかでも今年の三月は、ここを節目に新たなステージに動く方々がいつもより多いような感じがしています。上の写真は、藤吉憲典のつくる「錦桜散し文蕎麦猪口」。赤絵(上絵)で描かれた淡い桜の花びらは、上絵具の紫色を2種類使い、散る桜の美しさを描いています。

花祭窯にも「贈り物を見繕ってもらえますか?」という急ぎのお問合せを、例年以上に多くいただきました。花祭窯の食器は、日常用途の品でありながら嗜好品的な側面も大きく、「一般的に価値がわかりやすいもの」ではないかもしれません。それを贈り物にとおっしゃってくださる背景に、相手の方に対する深い気持ち(感謝・敬意・ねぎらい・愛情などなど)があることを感じます。そして、その気持ちを載せるメッセンジャーとして花祭窯の器を選んでいただけることを、とてもありがたく思います。

一番人気は「蕎麦猪口」です。蕎麦猪口は磁器作家・藤吉憲典にとってのライフワークであります。花祭窯が目指す価値は、Democratic Luxury=庶民的な贅沢。蕎麦猪口は特にそれを端的に示してくれる存在です。シンプルでありながら造形的な美と、絵画的な美を兼ね備えていて、まさに庶民的な贅沢を実現してくれるもの。日々の生活でさまざまに活用できる「用途の美」術品であり、さりげなく感性を磨いてくれるもの

贈り物に藤吉の蕎麦猪口を指名してくださるお客さまが、「ふだん自分が使っていて、使いやすいから」「贈り物でいただいたことがあって、嬉しかったから」とおっしゃってくださるのを聞くたびに、とても嬉しくなります。ひとつ手にすると、少しづつ増やしていきたくなる蕎麦猪口の魅力。こうしたお客さまの声に支えられて、贈り物にどれを選んだらよいのかわからない、とおっしゃるお客さまには、蕎麦猪口をお勧めすることも多いです。もちろん、贈り先の方がどんな方なのかをお聞きして、別のものをお勧めすることもありますが^^

本日(2021年3月末)現在、蕎麦猪口はネットショップの在庫が補充できない状態が続いております。ご不便をおかけしております。「予約注文」でしたら、お届けまでの時間はかかりますが、ご用意できます。蕎麦猪口欲しいな、と思ったときは、ぜひご相談くださいませ。

花祭窯(HANAMATSURI GAMA)蕎麦猪口倶楽部

オンラインショップ「花祭窯 HANAMAYSURI GAMA 蕎麦猪口倶楽部」リニューアルオープンいたしました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

オンラインショップ「花祭窯 HANAMAYSURI GAMA 蕎麦猪口倶楽部」リニューアルオープンいたしました。

昨年末から続けていた、オンラインショップのリニューアル作業。今回は新しい仕組みへの引っ越しも伴ったので、慣れないことが多く、心配でなかなかオープンできずにおりました。ショップ制作のアドバイザーの方から「きりがないから、まずオープンしてその都度修正したらいいよ」というアドバイスをいただき、胎が決まりました。

2021年春分のスタート。偶然でしたが、験が良さそうです^^

ただ、お買い物いただける在庫がまだ揃っておらず、在庫と商品ページを追加している最中です(汗)ひとつでも在庫が出来次第、順次追加しています。また、デザインレイアウトの点でも、使いにくいところがあると思います。「もっとこうした方が、わかりやすい、注文しやすい」などお気づきのことがありましたら、お知らせいただけると幸いです。ひとつひとつ改善してまいります。

こんな調子ではありますが、今後ともご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

お買い物方法について、リニューアルによって変わった点は、主に次の通りです。


〇クレジットカード決済が選べるようになりました。

これまではPaypalでのカード決済のみでしたが、Shopify paymentサービスの利用により、決済の選択肢が広がりました。引き続き、Paypal(ペイパル)銀行振込もご利用いただくことができます。

〇予約注文はお問い合わせフォームから承ります。

在庫切れ中の器の予約注文は、お問い合わせフォームから承ります。予約注文の確定からお届けまで、通常3-4か月ほど制作期間をいただいております。(ご注文内容・数量により異なります。)特に料理店さんオープンに向けての器選びなど、お時間に余裕をもってご相談いただけると嬉しいです。柔軟に対応できる場合もありますので、まずはお問い合せくださいませ。

〇ブログやインスタグラムからもご注文ができるようになりました。

ブログやインスタグラムでアップした写真から、直接カート(買い物カゴ)へと注文できるようになりました。オンラインショップでは、蕎麦猪口と小皿豆皿だけをご紹介しておりますが、ブログやインスタグラムからは、在庫状況に合わせて様々なアイテムをご紹介してまいります。これから少しづつ増やしてまいりますので、どうぞご期待ください。


「花祭窯 HANAMAYSURI GAMA 蕎麦猪口倶楽部」今後ともよろしくお願いいたします!

続・初めての「レンズとボディが別々のカメラ」-撮ってみた。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

続・初めての「レンズとボディが別々のカメラ」-撮ってみた。

昨日の、初めての「レンズとボディが別々のカメラ」の続編。実際に撮ってみました。

隼(はやぶさ)陶箱 藤吉憲典
隼(はやぶさ)陶箱 藤吉憲典
猟犬と草原陶箱 藤吉憲典
隼(はやぶさ)と矢羽根陶箱 藤吉憲典

初撮りにしては、まあまあですが、同時にまだまだ(笑)。もっとパキッとクリアに撮りたいものです。でも、撮るときのストレスは、これまでに比べてかなり軽減されました。これは大きな前進です。

カメラの設定をどう微調整していくかということも、もちろんあるとは思いますが、むしろ撮影セットの配置の問題であったり、光の加減の問題であったりする気もします。撮ったものを見ていただいて、アドバイスをいただいて、「撮る→修正する」の繰り返しが必要です。引き続き、チャレンジしてまいります♪

念願の、新しい急須が、我が家の食卓にやってきました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

念願の、新しい急須が、我が家の食卓にやってきました。

仕事柄、食器だけは贅沢に使っている藤吉家ではありますが、どうしても「お客様への納品用が先、我が家用は後回し」になってしまう一面もあります。写真は、やっとこさ出来上がった、我が家用の急須。

緑茶、ほうじ茶、紅茶、中国茶、お抹茶…お茶をよく飲みます。特に食事の前後は緑茶かほうじ茶なので、「急須」は朝晩出番が多い器のひとつ。長年使っている急須がありましたが、ダンナが急須を試しに作り始めたころのもので、お世辞にも使いやすいとは言えないものでした。使うたびに「次はここをこうして欲しい」と要望を出したくなる急須(笑)。

そのおかげで(!?)今回の急須は、合格点です!

  • 茶漉しがちゃんと機能していること
  • 注ぎ口の切れが良いこと
  • ハンドルが持ちやすいこと
  • 蓋に不安が無いこと
  • 持った時に重く感じないこと

見た目に美しいのは、藤吉憲典の磁器作品には当然のこと。それに加えて、上に並べたのが、急須に求めた要素です。急須の機能として、当たり前の内容ではあります。が、実はこれらがすべて満たされている急須って、それほど多くないんですね。かたちがきれいだと思って手に取ると、ずっしりと重かったり…。

手に持って使うのが大前提ですから、まず持ちやすいかどうか。お茶を注いだ時の切れの良さや、茶漉しの詰まりにくさなど。そして、見落としがちですが蓋のつくりの良さ。蓋を取り外しやすいかどうか、つまみの大きさや形も、実は重要な要素。急須づくりには、細かい心配りと、その心配りを形にする技術が必要です。

新しい急須のおかげで「お茶を淹れる」が、いっそう楽しい今日この頃です。わたしはこういうときに道具の持つ力を感じます。道具ひとつで、同じ動作・同じ時間が楽しくなる。日頃よく扱うもの、身近にあるものこそ、好いものを選びたいなぁ、と思います。