読書『読みたいことを、書けばいい。』(ダイヤモンド社)

こんにちは。花祭窯・おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『読みたいことを、書けばいい。』(ダイヤモンド社)

写真は、ここ数年で、本屋さんにてわたしに「手招き」した本。

電通を辞めて「青年失業家」となり「書く」と決めた田中泰延氏の初めての著書。

先日、博多マルイのなかにあるHMV & BOOKSでぶらぶらと書架を眺めていたら、この本に手招きされたのでした。同じ博多駅界隈でも、ふだんは紀伊國屋書店か丸善に行くことがほとんどなので、珍しい行動パターンのなかでの手招き。

そういえば前回「手招き」されたのはいつだったかしら、と振り返ってみると、そもそも2年ほど前に読んだ、池上彰さんの『考える力がつく本』(プレジデント社)のなかで、ドン・キホーテ創業者の安田隆夫さんとの対談のなかに「書店めぐりをしているとありますよね。(中略)本のほうから手招きするんです。」という会話が あって、その本を読んだひと月ほど後に、『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』山口周(光文社新書)に手招きされたのでした。そのときは近所のイオンモール内にある未来屋書店。

それまで漠然と積み重ねてきたものが、『世界のエリートは…』によって「アートエデュケーター」というはっきりした仕事へと加速しはじめた2年前。今回の『読みたいことを、書けばいい。』からの手招きもまた、わたしの「書く」への道を加速させるだろうと確信しました。

さて読んでみての一番の感想は、「手招き」は裏切らないなぁ、ということ。わたしにとっては、( 気づいていませんでしたが)今まさに欲しかった本でした。ここ数年、わたしが一番文字を書いているのは、このブログです。ブログを書き続けるにあたり、「(自分が)書きたいことを、書けばいい」スタンスを重視していましたが、もう一歩先に進んで「(自分が)読みたいことを、書けばいい」に至ると、もっとよいのだとわかりました。

「書きたいことを、書く」と「読みたいことを、書く」。その違いを、伝わるように易しいことばで説明するのは、今のわたしには少々難しく。気になった方は、ぜひ『読みたいことを、書けばいい。』を読んでみてくださいね!