2021年度学芸員研修「博物館リンクワーカー人材養成講座」第5回。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

2021年度学芸員研修「博物館リンクワーカー人材養成講座」第5回。

2021年度学芸員研修の6回連続講座の5回目でした。「博物館リンクワーカー人材養成講座」第1~3回と、第4回目の報告は↓こちら↓。

今回は「回想法」。わたしが初めて回想法の講座を受講したのは、2018年「博物館で回想法」でのこと。今回は宮崎県総合博物館での取り組みを学びました。これは、前回の講座で同じグループだった福祉施設関係のスタッフの方が宮崎県総合博物館と連携して取り組んでおられる事例であり、継続的な取り組みが発展・進化している様子を拝見することができました。

以下、備忘。



  • 博(博物館)福(福祉)連携。
  • テーマ別回想法(座学)、コース別回想法(展示室観覧)。
  • テーマ別では、一つの題材を中心に、座ったままで回想法を展開することが可能。
  • コース別では、解説委員による解説を入れながら、展示スペースを動きながらの回想法が可能。
  • 昭和時代のモノだけでなく、さまざまな所蔵品や資料が、回想法の題材として使える。
  • 参加者それぞれの思い出話につなげ、話題を盛り上げるには、題材からどのようなテーマを決定し導くかが大切。
  • 各コースは定期的に開催。年度ごとに開催スケジュールを作成→支援団体(サービス利用団体)を公募。
  • 博物館に来れない方に向けては「貸出キット」によるアウトリーチ。
  • 貸出キットの貸出先は、福祉施設・学校・図書館等の社会教育施設が中心。
  • 現状では「貸出キット」は資料・史料のみで、人材(解説委員・学芸員)の派遣は無し。
  • 昔の道具などは参加者である高齢者の方々から用途や使い方を教えてもらうことができる=相互学習。参加者がお互いに「役に立っている」と実感できる。

宮崎県総合博物館では、取り組みのためのマニュアルがすでに出来上がっており、また毎月定例で開かれる福博連携の会議で細かく状況を共有する仕組みができているのが秀逸でした。「連携」のためには、とにかく働きかけ続けることが大事であり、そうしているなかで、志を同じくする方々とつながり、事業を推進していくことができると教えられました。