花祭窯おかみの仕事の半分以上は「新しい展開に向けての仕込み」なのかな、と。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

花祭窯おかみの仕事の半分以上は「新しい展開に向けての仕込み」なのかな、と。

先日読んだ『陸王』は、創業100年以上の老舗メーカーが舞台でした。この本の主役は中小企業ながらも百年続く老舗の足袋メーカーで、そこが「ランニングシューズ」という新規事業に取り組む話。もちろんドキドキしながら面白く読んだのですが、百年続く老舗では新規事業を考える必要がそれほど無かったらしいというのが、わたしにとってはちょっとした衝撃でした。あくまでも小説の設定ではありますが。

というのも、「新規事業」という大げさなものではないにしても、わたしが花祭窯でしてきていることは、「次どうするか、どうなるか」を考え、「その時」に備えてできる限り仕込みをすることだからです。事業を続けていくための変化を、いつも迫られているような気がします。『陸王』のなかでも最終的にたどり着いた結論でしたが、リスクをとってチャレンジしないことには、既存の仕事を守ることにもならない、というのは、ずっと頭にあることです。まあ、花祭窯の場合はとっても小さな規模の話であり、そもそも守らなければならないようなものは、理念や志のほかには無いともいえるのですが。

そんなわけで、自分自身も新しいことをどんどん勉強して行かないと、すぐに手持ちの札が尽きて、変化に対応できなくなってしまいます。人に会うこともとっても大切。この連休中は在宅でデスクワークに勤しんでいるので、お休みが明けたらフットワークを軽くして参ります。